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成育科ブログ

小児在宅医療視察の旅~その4 岐阜県障害児者支援「名所巡り」③

2019.02.08

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岐阜県障害児者支援「名所巡り」②から続きます。今回の岐阜県視察で実は密かに気になっていた施設がありました。これまでも時々、東京で開かれている勇美記念財団「小児在宅医療推進のための会」でお目にかかったことのある市橋亮一先生が理事長を務められている医療法人かがやき総合在宅医療クリニックです。時間的にきっと無理だろうと思っていたところ寺澤先生が連れて行って下さいました。

クリニックの外観は木造の大きな建物ですてきにライトアップされています。ちょっと通常の在宅のクリニックとはかなり異なる印象です。
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最初は入り口もよく分からず、案内されたのが上の写真真ん中あたりの掃き出し窓です。そこから中に入ると下の写真のような大きな空間が広がります。写真中央で説明されているのが理事長の市橋亮一先生です。「ここはクリニックの何にあたる場所なのですか?」と伺うと「ここはクリニックのリビングです」とのお返事。頭に「???」が浮かびながらクリニックをご案内いただきました。
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こちらは外観写真の向かって左側にある和室で、掃き出し窓から縁側に続いています。
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和室の中は掘りごたつが隠されていて、ここでモニターを見ながらいろんなミーティングなどができるようになっています。
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こちらは診察室だそうですが、これもまた「らしくない」造りです。
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2階に上がるとスタッフ用?のミーティングルームで、こちらはソファーベッドがベッドになって、そのまま泊まることもできるそうです。
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2階に上がってすぐの廊下です。何の変哲もない廊下に見えますが、通常よりも若干広めで、よく見ると何やら壁に何かを掛けるためのフックが多数取り付けてあります。これは、例えば患者さんが絵画が好きだったり、写真が好きだったりした方の場合に、小さな「個展」を開けるようにするためのスペースにもなるのだそうです。
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こちらはまたかなり広いスペースで、壁面が鏡張りになっていてマタニティヨガなど多目的に使用できそうです。
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こちらは屋上です。ここにも広いスペースがあって、先々にはここにソーラーパネルも設置したいと仰っていました。
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1階に戻って、こちらはクリニックの事務所です。訪問診療の件数が想像を絶するほどの件数行かれており、訪問診療用の器材も倉庫にびっしりでした。患者さん別にそれぞれ翌日使用する物品は全て個別包装されていました。この日はちょうど医学部の学生さん達が実習初日で、学生さん達と一緒にご案内いただきました。

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これはリビングの角の方にある薪ストーブです。これは、例えば今後大災害が起こった場合、大規模停電で電力もない状態を想定すると、この薪ストーブがあれば少なくとも暖は取れますし、しかもお湯も沸かせるので煮沸消毒も可能になります。これに屋上にソーラーパネルが設置されれば災害時に地域の拠点ともなり得ます。一見すると、ただおしゃれなコテージ風に見えますが、そのコンセプトは想像を遙かにこえて壮大でした。
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学生実習初日の歓迎会と言うことでリビングにはたくさんのお料理が。そして、リビングの一角にはピアノがあり、寺澤先生が演奏されています。
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寺澤先生は学会の懇親会でも生演奏を披露されるほどの腕前で、リクエストの「コウノドリ」の曲も披露して下さいました。
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先ほどの和室側に腰掛けての眺めです。なんとも心地よい空間で、しかも寺澤先生のピアノも聞こえてきて、いつまでもここに佇んでいたいと思えるような空間でした。
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社会福祉法人いぶき福祉会をご案内いただいた北川さんと寺澤先生のツーショット。
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最後に皆さんとご一緒に。
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市橋先生のクリニックは従来のクリニックの概念を根底から覆されるようなご施設でした。と言うか、施設と言うよりもこれはもはや施設を超えた壮大なプロジェクトとも感じました。地域とは何か?地域とはどうあるべきか?、そして人は如何にして生きて暮らし、そして亡くなっていくのか?と言う大命題に対して真正面から取り組み、そしてその答えを模索しているようにも思えました。すでに医療の枠にも収まりきらないほどのスケールに圧倒されました。

このブログではその市橋先生のお考えのごくわずかしかご紹介できませんので、つい最近見つけた記事をご紹介しておきます。
「人が通う在宅医療クリニック?」かがやきロッジの持つ矛盾のワケとは?

市橋先生をはじめとするスタッフの皆さん、寺澤先生、とても素敵な時間と、そして出会いをいただきありがとうございました。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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