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成育科ブログ

2017.12.07

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久しぶりに 英語ページ の更新をしました。昨年春にオランダの2病院を見学させていただいた時に、こちらのデータをご紹介するのに作った原稿を、今頃になってしまいましたがアップしてみました。下の画像をクリックするとリンクに移動します。

母子分離軽減 (Custom)

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.06.27

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聖隷浜松病院NICUと言えば、日本有数のNICUとして有名ですが、最近新しく建て変わったばかりで、しかもNICUを4床ごとの半個室化することによってご両親の面会時間が増えたと言うファミリーセンタードケアの観点からも注目されているNICUです。浜松まで来たからには是非見学したかったのですが、なかなか時間もなく、なんとかご無理を言って早朝にお時間をいただきご案内していただくことができました。

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ご案内は杉浦先生にしていただきました。
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こちらがNICUの1ユニットです。患者さんそれぞれのスペースがカーテンで仕切られプライバシーが確保される構造になっていました。個々のスペースには安楽椅子も最初から設置されていて、確かにこれならご家族もゆっくりできるだろうなと感じました。
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こちらはGCUです。GCUはワンフロアのようですが、やはりカーテンで仕切られるようになっています。
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こちらは授乳室です。ここもそれぞれ仕切りがあります。
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こちらはファミリールームです。部屋の中にバス・トイレが設置されており、ホテルのようにご家族が部屋の中で過ごすことができるような設計になっていました。
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こちらは主に看取りのためのお部屋のようです。
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NICUの入り口近くには子ども達が遊ぶためのスペースが確保されていました。NICUに入院するお子さん達は当然第一子ばかりではありませんので、ご両親が面会に来るときにはご兄弟も一緒に病院に来ることも多いのは当然のことです。しかし、こうして面会時に上のお子さん達が遊んだりするスペースがないために面会時間が短くなってしまうことはよくあります。何気ないことですが、こうしたスペースをしっかり確保することも病院として患者さんとそのご家族を想う一つの姿勢の現れのように感じました。
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NICU内の廊下には至る所にヘルメットが。やはり防災意識もかなり高いと感じました。
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こちらはスタッフ用の仮眠場所のようです。昔の寝台列車を彷彿とさせるような作りです。
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こちらは聖隷浜松病院の新生児用救急車です。年間もの凄い回数の搬送を行っているとは聞いていましたが、中の装備もかなりの充実ぶりでした。
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研究会の当日のお忙しいところ、早朝からご対応下さった大木先生、杉浦先生、ありがとうございました。こうした施設としての哲学をしっかり形にできるNICUがもっと増えてくれたらと思います。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.04.13

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昨年の富山で開催された日本周産期新生児学会の教育セミナーで 「母児の出会い、愛着形成を産科· 新生児科で考えるFamily Integrated Care~オランダにおけるFamily Integrated Careの実践例と日本における可能性」 としてお話しした内容は以前、 Family Integrated Care~日本周産期・新生児学会in富山 その4 でもご紹介しましたが、この度セミナーレポートとして冊子になりましたのでご紹介します。このままでは文字が小さいですので、クリックすると拡大画像が表示されますので是非ご覧下さい。

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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.02.22

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信州フォーラム旅日記~母子の力を引き出すデザイン② のさらに続きです。演者の3番手はパラマウントベッドで企業内デザイナーとしてご活躍されている岩井 文さんです。
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今回は入社初仕事だった赤ちゃん用コットが製品として完成されるまでの過程を軸として、製品における「デザイン」の位置づけ・あり方に関してお話ししていただきました。
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「新しいコットを開発する」と言うミッションだったので、早速、医療現場に行ってそれまでのコットの問題点や使いにくい点を聞きに行ったのですが、そこで帰ってきた答えは「特に問題ありません」「困っていません」と言うものでした。
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大学では「デザインとは、ある問題を解決するために思考や概念の組み立てを行いそれを様々な媒体に応じて表現すること」と教わっては来ましたが、そこで「問題がない」と言われてハタと困ってしまいました。
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そこで「デザインは問題解決のみではない」と切り替え、就職の際の初心に戻って女性ならではの気づきを活かし、お母さん達が赤ちゃんをどんなベッドに寝かせたいかを考えたと言います。
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そして、時代もまた母児異室から母児同室へ、さらにファミリーセンタードケアの概念が拡がり、ケアの主体者も看護師から母親へのパラダイムシフトが起きつつありました。
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ケアの主体者が変わると言うことは、運用や環境が変化し、それにともなって製品も変化していかなければなりません。例えば、このスライドであれば、従来は看護師さんがケアの主体者であれば、コットの高さは少し高めの方が腰が楽だとか、そうした視点が中心でしたが、これが産後間もない入院中のお母さんがケアの主体者となるのであれば、車椅子に座った状態でも膝が邪魔にならない構造が必要になります。この他にも運用や環境の変化にともなって製品も変わっていく必要があり、それはきっとコットに留まらず、様々な医療機器・ケア用品に及ぶのだろうと思います。
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つまり企業デザイナーのお仕事としては、表面上の問題解決をするだけではなく、さらに一歩踏み込んで、当事者達が気づいていない潜在ニーズを探りながらアイデアを具現化することがその使命であるとお話しされていました。
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「こんな風なNICUをつくりたいのだけれども、どうしたらいいの?」
「ファミリーセンタードケアを実現していきたいのだけれどもどうしたらいいの?」
こうした問いに答えるにはどのようにしたらいいのか?そのためには医療スタッフと企業双方の対話が必要、これは鍋田さんのお話しとも共通する点です。
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医療従事者と企業デザイナーさんとの「協奏」こそが、新たな化学反応を起こすために求められるものなのではないかと、本当にそのように感じました。
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施設のデザインと製品のデザイン、ともに医療従事者と企業・デザイナーとのコラボレーションによってはじめて「隠れた潜在ニーズ」があぶり出され、かつその答えが導き出されるのでしょう。あとは、どのようにしてこうしたことを「仕組み」として普遍化できるかということが鍵となるのかな?と思います。今回の企画セッションを機に、さらに踏み込んだ仕組み作りが進むことを願っています。

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企画セッション終了後の集合写真です。お陰様でとても有意義な企画セッションができたと思います。鍋田さん、岩井さん、パラマウントベッドの山田さん、本当にありがとうございました。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.02.21

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信州フォーラム旅日記~母子の力を引き出すデザイン① の続きです。演者の2番手は デザイナーの鍋田知宏さん です。

鍋田さんは、 Archi Design Lab.+Ca という会社でデザイナーをされていて、これまで全国各地の医療施設の設計を数多く手がけていらっしゃいます。

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ここに挙げられた3つの問題点はなるほどと思わせられるものばかりです。いくら医療従事者と設計者の間にデザイナーさんが入ってくれたとしても、医療従事者側の院内での意思疎通が悪ければ、どこに意図があるのかも分からないでしょうし、その意味では単に設計者との関係性だけの問題ではなく、実は医療従事者側にもそれなりの問題があるのではないかと言うことに気づかされます。デザイナーさんに入っていただくには、その前提としてその施設のコンセプトが明確であることと、そこで働く多くの人達の意見にもしっかり耳を傾けることのできる施設文化のようなものも必要なのではないかとも感じました。
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実際の設計に際してはシミュレーションをするためのスタジオもあるので、こうした施設も活用次第では大きな力になってくれるのではないかと思います。
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今回のご発表も副題に「見えない問題や潜在ニーズに関して、いかに気づきを持って問題解決につなげるか?」とあるように、まさに私たち医療従事者が求める理想像を実現させるためのお手伝いをして下さる存在と感じました。ただ、前述したように、施設側の意思疎通がその大前提として必要であることは肝に銘じておかなければならない点と感じました。

企画セッションはさらにその3以降に続きます。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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