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成育科ブログ

2015.09.02

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5月31日(日)に  青森県重症心身障害児(者)を守る会 の研修会 が青森市内のアピオあおもりで開催されたことを以前ご紹介しましたが、同会の広報誌である「ともに・・・」に当日の様子が掲載されました。シンポジウムの様子とkamekaiの石田さんのご発表も掲載されています。
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当日のスライドより
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短期入所の現状 (Custom)
こんな掲示が (Custom)
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どうしていったらいいのでしょう?1 (Custom)

こちらはkamekaiの石田さんの発表です。
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会報にもありますが、この当日は閉会後も関係者の意見交換会が引き続き行われました。「今後も同じメンバーで集まりましょう」と言うことになったので、また近日中に意見交換会を計画したいと思います。皆さん、今後ともよろしくお願いいたします。

2015.07.03

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先々週、 東奥日報連載「知ってほしい赤ちゃんのこと の18回目で「 小児医療費助成の自治体間格差問題 」を取り上げたところ、今日の東奥日報夕刊の明鏡欄に「子ども医療費助成 所得制限なくして」と題した投稿がありました。読んで下さっている方がいるんだなぁと改めて感激しました。来週月曜日の夕刊には小児医療費問題の続編が掲載予定です。是非ご覧いただければと思います。
明鏡欄医療費 (Custom)

2015.05.20

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今日は5月31日(日)にATVで放送予定の「テレビ診察室」の収録がありました。 2年前に母乳育児 に関してお話しさせていただいて以来、2年ぶりになります。今回はこれまでも 東奥日報の連載 で何度か取り上げてきた少子化の背景に関してお話しさせていただきました。

少子化の背景と今後(ワイド)・修正版 (Custom) (2)
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出生数推移 (Custom)

今回は、
・少子化なのになぜ低出生体重児が増えているのか?
・母親の年齢別出生数の推移
・少子化の経済的背景
・今後どうなっていくのか?
そんなことを中心にして、ちょうどこれまでの東奥日報の連載のダイジェスト版のような内容になりました。
是非、皆さんにもご覧いただきたいと思います。

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2015.03.06

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3月5日(木)に「医療措置必要な我が子 どう育てていけば・・・」「受け入れ施設なく 母苦悩」と題した記事が掲載されました。当院のNICUを退院されたお子さんのお母さん達を現状を取材して下さった記事です。
先日の小児病棟入院中の付き添いに限らず、お子さんが病気や障がいを持った場合のお母さん達の肉体的・精神的負担は計り知れないものがあります。これまでの東奥日報の連載でも述べてきましたが、これに加えて近年は経済的問題も重くのしかかります。これまでの連載でも、女性が働き続ける理由は単なる「女性の社会進出」で片付けられるようなものではなく、夫婦二人が働くことが収入面でも、またあるいはどちらかがリストラされた場合に世帯として無収入にならないためにも、そうした必要に迫られて「働かざるを得ない」状況であることを述べてきました。
それはお子さんに障がいがあっても同じことです。しかし、健常児であれば当たり前の保育所も医療ケアを要するお子さんとなると突然、そのハードルは上がります。
そろそろ小児医療も福祉も子どもに関わる全ての制度が、かつての専業主婦を前提としたものから、共働きを前提とした制度へ大きく舵を切り直さなければならない時期にさしかかっているのではないかと考えています。
Kamekai記事 (Custom)

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2014.12.09

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完全に畑違いなのですが、最近話題の 水野和夫氏「資本主義の終焉と歴史の危機」 を読んでみました。
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水野氏によると資本主義に「死期」が迫っており、それを示すのが利子率の低下なのだそうです。資本主義とは利潤を得て資本を増殖させることを基本的性質としていることから、利潤率が極端に低いと言うことは、すでに資本主義が資本主義として機能していないことを示すのだそうです。
資本主義とは「周辺」たるフロンティアの拡大により「中心」が利潤を上げて資本が自己増殖するシステムと定義されています。「もっと先へ」と「空間」の拡大を続けてきましたが、発展途上国の実物経済による「地理的・物的空間」ではもはや高い利潤率を上げることができなくなり、ここで「電子・金融空間」と言う新たな「空間」を作りだし延命を図ったと言います。この過程の中で新たな「周辺」として、今度は国内にも、例えば米国で言えばサブプライム層や日本で言えば非正規社員を出現させたと言うことのようです。現代はこうした転換期にあり、その中で日本はその先端を走っていることから、新たなシステムを生み出すポテンシャルと言う点では世界の中で最も有意な立場にあるとも述べられています。

畑違いながら本著を読んでいて気になったのは、日本の少子化問題とそれに続く将来の人口減少社会との関わりです。こうした文脈で考えてみると、先進国における中間層の賃金低下による貧困化や日本国内での非正規雇用の増加は我が国の少子化問題と無縁とは言えないのではないかと思います。しかし、人口減少社会は将来の市場経済にとっては明らかにマイナス要因なのではないでしょうか?
資本の増殖を図った結果、未来の市場が縮小する
と言う現象は、ある意味、現代資本主義の抱える根本的な矛盾なのではないかと感じました。

イソップ童話に「よくばりな犬」と言うお話しがあります。肉をくわえた犬が池に映る自分の姿を見て「あいつの肉も取ってしまえ」と吠えた瞬間に肉を池に落としてしまうお話です。現代資本主義の抱える根本的な矛盾にはこのお話しと同じような愚かしささえ感じてしまいます。

ミクロレベルでは正しくてもマクロの観点からは望ましくない状況になることを経済学の用語で「合成の誤謬」と呼ぶそうですが、マクロの視点からの経済も時間軸をさらに延ばしていくと、短期・中期で正しいと考えていたことが世代を超えた長期間に渡ると正しくない、つまり少子化によって市場経済を縮小させてしまう現在の状況も「時間軸における合成の誤謬」なのではないかと言う気もします。

本著を読んでいて思ったのは、現代の資本主義はいわば「狩猟型」資本主義なのではないか?つまり「周辺」に「フロンティア」たる狩り場を求めて拡大していく、それがもう行き詰まってしまった、そんなお話しと理解しました。この先、もう狩り場がないなら「狩猟型」ではなく「農耕型」に切り替えたら良いのではないか?そんなことをふと思いつきました。

農耕型」とはつまり「将来の市場を育てるために一定のコストは負担するけれども、将来的に安定した市場を得ることのできる経済システム」と言うことです。

日本の少子化は母親となる女性人口が減少傾向に転じるので、これからどんどん加速していきます。20年後のお母さんのほとんどはもう生まれてしまっているので、その事実を覆すことはできません。恐らくはこの20年と言わず10年内に少子化に対して有効な手立てを打つことができなければ、どこかの時点で人口維持が回復不可能なポイント(point of no return)を通過することになると思います。

(クリックすると拡大表示されます)

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経済学は全くの素人ではありますが、少子化になって当然の日本社会の矛盾を日々身近に感じる身としては、そんなことを考えさせられた一冊でした。

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