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成育科ブログ

2014.06.18

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6月17日(火)から朝日新聞朝刊で新生児医療を取り上げた「患者を生きる 小さく生まれて」が6日間の予定で連載が開始されました。

担当の武田記者は2008年11月23日の朝日新聞「ルポにっぽん」で当院の医師不足を取材して下さった方で、今回は6年ぶりの新生児医療の連載となります。当時はまだ「たらい回し」「ベッド不足」「医師不足」と言った「医療の危機」が報道の中心となっていました。

あれから6年、今回はもっと新生児医療の本質的なところを取り上げて下さるのではないかと期待しています。Web版も配信されていますので、是非、ご覧ください。また、連絡先のメルアドが用意されていますので、ご意見・ご感想もお送りいただければと思います。

(画像をクリックすると記事のWeb版にリンクします)

(画像をクリックすると記事のWeb版にリンクします)

 

ちなみにこちらが6年前の「ルポにっぽん」の記事です。
当科のブログでも「総合周産期センター10年誌編集中 メディア記事③」で紹介しています。
2008年11月23日-Medium (Custom)

2014.06.13

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タイトル (Custom)
4月27日(日)のNHKスペシャル「 調査報告 女性たちの貧困~”新たな連鎖”の衝撃~ 」が放送されました。この放送をご覧になって衝撃を受けられた方も多いと思います。少し前の番組ですが、この番組を見ていてどうしても納得の行かない点があったので、今更ながら取り上げてみたいと思います。
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番組では働く女性の約6割が非正規雇用で、非正規で働く15歳から34歳までの若年女性の8割以上が年収200万円未満で全国に289万人いると紹介されていました。これはこれで問題ですが、今回気になったのはその後の部分です。

この貧困の中、貧しさから我が子を手放さなければならない女性がいると言うのです。
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この図では「こどもを手放す理由」の半数以上が経済的理由となっています。性犯罪など、母親がわが子を受け入れられない場合は別として、経済的理由と言うことは母親自身にこどもを育てる希望があるのに叶わないと言うことを意味します。実際、番組中のインタビューでも自分のような人生ではかわいそうだから、新たな両親に託したいと言う思いが語れていました。
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「経済的理由から女性がこどもを手放す」と言うのはあくまで女性の側から見た表現で、こどもの立場から見れば「親に経済力がないとこどもは自分の親に育ててもらう権利がない」と言うことを意味します。しかし、直感的にもこの現実はどこかおかしくないでしょうか?

日本は1994年に 子どもの権利条約 を批准していますが、子どもの権利条約の第7条の1に
児童は、出生の後直ちに登録される。児童は、出生の時から氏名を有する権利及び国籍を取得する権利を有するものとし、また、できる限りその父母を知りかつその父母によって養育される権利を有する。」
とあります。つまり、こどもの立場からみれば、彼らにはこの世に生まれ落ちたその時から「その父母によって養育される権利」があるのです。

ここで誤解のないように付け加えておきますが、今回の番組で紹介されていた特別養子縁組を仲介するNPO法人の方の活動に関して、個人的にはこうした活動はとても尊く、現実に「こどもの権利」が守られていない現状がある以上、「こどもの権利」を守るため、この日本社会にはなくてはならない存在なのではないかと考えています。

番組では女性の貧困問題に関し、国の成長戦略と結びつけて制度間の連携や制度の刷新の必要性が語られていました。しかし、そんな損得でばかり語られるべきものなのでしょうか?
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番組では今回の問題への対処を日本社会の持続可能性の分岐点としていましたが、 国の少子化対策 も含め、どうも経済や社会の都合ばかりが優先され、肝心のこどもの立場がすっぽりと抜け落ちているのではないかと言う点を危惧しています。

当科の医師の研修でお世話になっている神奈川県立こども医療センター新生児科の豊島勝昭先生は「 こどもを大切にしない町や国に未来はこない 」が口ぐせですが、今回の番組を観ているとまさにその通りと思います。少子化、少子化といくら騒いでみても、大人達の都合ばかりを優先している社会に明るい未来があるとはとても思えません。

こどもを大切にしない町や国に未来はこない

この国の未来考える全ての人に、この言葉をいつも心に唱えて欲しいと思います。

2014.06.11

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昨日の東奥日報夕刊の明鏡欄に「産みたくても踏み切れぬ実情」と題した投稿が目にとまりました。

(画像は投稿記事を切り貼りしてまとめたもので実際の紙面とは異なります)

(画像は投稿記事を切り貼りしてまとめたもので実際の紙面とは異なります)

「子供1人につき教育費が最低1千万円かかる時代です」
「いつリストラが我が家に降りかかるかも分かりません」
「家族をつくりたくても仕事が安定しなければ、かなわない夢なのです」

切実な声だと思います。

今年1月、朝日新聞のオピニオン欄に子どもが入院した時の付き添いの問題に関して投稿したことをこのブログでもご紹介しました。この時のブログでは「我が国の少子化対策において最大の問題点は自分の人生の中で子どもを持とうとした時の「リスクマネジメントの欠如」なのではないか」と書きましたが、この明鏡欄の投稿もまさにその点を指摘されたものだと感じました。

こどもが病気になって入院した時にどうしたらいいのだろう?
親が失業してしまった時にこどもを育てて行けるのだろうか?
産まれてきた子どもに障がいがあったらどうなるのだろう?

こうした家族にとっての危機に対して有効な対策を打ち出せていないことが、
人生において子どもを持たないことが唯一のリスクマネジメント
と言う結果を招いてしまっているのではないかと思います。

この投稿の最後に
「国や自治体は、産みたいと思う人が安心して産み育てられる環境をつくることにお金を使ってほしいと願います」
とありますが、この「安心」の実現こそ今後のキーワードであり、それには単なる支援のオンパレードではなく家族・世帯に対するリスクマネジメントとしての視点が必要なのではないかと考えています。

2014.06.10

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先日もご案内しましたが医学出版から水野克己先生編著で『 すぐ使える! 入院中から退院までの母乳育児支援~まずはこの1冊~ 』が出版され、本日、献本が届きました。DSC053932 (Custom)
この本では「後期早産児が可能な限りお母さんと一緒にいられるようにするための工夫と注意点」の項目を執筆しており、これまでになく写真やイラスト入りで分かりやすい内容になったと思います。母乳育児に関わる皆さんに是非ご覧いただきたいと思います。
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2014.05.24

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来月の6月13日に医学出版から水野克己先生編著で『すぐ使える! 入院中から退院までの母乳育児支援~まずはこの1冊~』が出版されます。
母乳育児支援 (Custom)

母乳育児支援目次 (Custom)

目次にもありますが、この本の中で「後期早産児が可能な限りお母さんと一緒にいられるようにするための工夫と注意点」の項目を執筆しました。これまでも昨年の 周産期医学9月号「周産期におけるPros, Cons」 の「Late preterm児は母子同室で管理したほうがよい」の中で当科で行っている直母外出に関してご紹介しましたが、今回はその実際をもっと具体的にするために、赤ちゃんのご家族に撮影のご了解をいただいた写真を数多く取り入れ、イラストも加えて解説しました。

母乳育児にかかわるお仕事をされている皆さんに是非ご覧いただければと思います。

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