ここから本文です

成育科ブログ

2017.07.17

このエントリーをはてなブックマークに追加
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark

先週末は 第39回日本呼吸療法医学会学術集会 1日目の第12回HFOVフォーラム『HFOVの臨床応⽤,新⽣児から成⼈まで』で「超低出生体重児におけるHFOV~CLDへの対処を中心に」と題してお話しさせていただきました。
jsrcm2017HP (Custom)
DSC00052 (Custom)
DSC00039-2 (Custom)
今回は新生児から成人までと言うことで、演者には国立成育医療研究センターの甘利昭一郎先生が「先天性横隔膜ヘルニアでのHFOV」に関して、JA広島総合病院の櫻谷正明先生が「成人急性呼吸不全における本邦のHFOV治療成績と課題」に関して、それぞれご発表されました。
DSC00044 (Custom)
DSC00055 (Custom)
横隔膜ヘルニアの呼吸管理などしばらくしたことがありませんし、ましてや成人領域のHFOVなど全くの未知の領域です。それでも、シンポジウムでのディスカッションではそれぞれの分野の違いを踏まえた上で、横隔膜ヘルニアや成人の呼吸不全例でのHFOV不応例に関しての議論がとても興味深かったです。個人的にはHFOV不応例の原因として、特に健側肺もしくは肺の健常部分の過膨脹がその一因なのではないかという気がしました。急性期の人工呼吸管理ではすでに一線を退いた身ではありますが、どのような形で決着していくのかに関しては今後の行方を興味深く見守って行きたいとも感じました。
DSC00077 (Custom)

さて、翌日からは 第53回日本周産期・新生児医学会学術集会 なので、HFOVフォーラムが終了してすぐに横浜へ移動です。車窓からは憧れのみなとみらいがみえてきました。
DSC00080 (Custom)
この日は山下公園で花火大会があったそうで、眼下に横浜の夜景と花火を眺めていました。
翌日以降のご報告は次に続きます。
DSC00083-2 (Custom)
IMG_8775 (Custom)

(文責 成育科 網塚 貴介)

(クリックすると東奥日報連載「知ってほしい赤ちゃんのこと」のバックナンバーへリンクします)

(クリックすると東奥日報連載「知ってほしい赤ちゃんのこと」のバックナンバーへリンクします)

(クリックするとリクルートページにリンクします)

(クリックするとリクルートページにリンクします)

2017.07.13

このエントリーをはてなブックマークに追加
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark

このところブログのアップが滞っていました。少しさかのぼってみます。
先月末に 埼玉県立小児医療センター を見学させていただきました。この病院は以前は岩槻市にありましたが、昨年末にさいたま新都心に移転してきました。今回はその新病院のNICUを清水正樹先生にご案内していただきました。新病院はさいたま新都心駅と反対側の北与野駅とも直結しており、そのまま歩いて行くことができます。
DSC09979 (Custom)
NICUは備え付けのパーティションで仕切られ半個室化されており、GCUも収納式でスライドするパーティションで仕切られる構造になっていました。いずれも最近のファミリーセンタードケアを意識した設計となっています。GCUのパーティションは一見すると低そうに見えますが、これは当院で採用している移動式のウォールカーテンとほぼ同じ高さで、意外にこの高さでも余程背の高い男性が覗き込まない限りプライバシーが保たれる絶妙な高さに設計されています。
DSC09982 (Custom)
DSC09984-2 (Custom)

こちらもNICUですが、3床が1セットの「島」になっていて、この「島」の中心から互いが背を向けた形になっているので、これもまたプライバシーを保ちやすい設計と感じました。少し離れて見ると「島」の中心の柱が互い違いになっているのが分かります。これはとても通常では思いもつかない設計ですが、海外のあるNICUを参考にされたとお話しされていました。また人工呼吸器にはクローズドループ制御でFiO2を自動でコントロールすることのできる人工呼吸器 AVEA が標準装備されていました。
DSC09993-2 (Custom)
DSC09994 (Custom)

こちらはNICUで手術をするための部屋で、この他にも電動で昇降する搬送用保育器や、器材庫には我々では想像もつかないくらいの数多くの機器が常備されていました。特に小児外科疾患や重症新生児仮死に対する低体温療法の件数が非常に多い人口密集地の大規模NICUならではの装備と感じました。
DSC09989 (Custom)
DSC09986 (Custom)
DSC09987 (Custom)
DSC09988 (Custom)

こちらは隣接するさいたま赤十字病院との連絡通路です。
DSC09998 (Custom)
DSC09997 (Custom)

これまで埼玉県立小児医療センターはかつての小児病院から、今回の移転によってさいたま赤十字病院と隣り合わせになることで母体救急にも対応可能な万能型の総合周産期母子医療センターへと変貌を遂げました。一口に総合周産期母子医療センターとは言っても、当院のように小児外科のない施設もあれば、外科疾患への対応は完璧だけど、産科医が少人数しかいなくて内科その他の診療科がないので、母体合併症への対応が困難な小児病院型の施設もあります。かつて、昭和の時代に全国各地に小児病院が次々と建設されました。しかし、当時はまだ周産期医療という概念が希薄な時代でもあり、小児病院の多くは街の中心地から遠く離れた郊外に小児病院単独として建設されました。その後、総合周産期母子医療センターが整備されるにともなって産科が併設されても母体合併症への対応が困難な施設は今なお数多く存在します。そろそろ建て替えの検討段階に入っている施設もあるかと思いますが、その点ではこの埼玉県立小児医療センターのあり方は一つの答えとなる施設なのではないかと感じました。

見学後に清水先生とのツーショットです。見学が終わったら日も暮れて外はすっかり夜になっていました。清水先生、ご案内ありがとうございました。
DSC00003 (Custom)
DSC00004 (Custom)

(文責 成育科 網塚 貴介)

(クリックすると東奥日報連載「知ってほしい赤ちゃんのこと」のバックナンバーへリンクします)

(クリックすると東奥日報連載「知ってほしい赤ちゃんのこと」のバックナンバーへリンクします)

(クリックするとリクルートページにリンクします)

(クリックするとリクルートページにリンクします)

2017.07.02

このエントリーをはてなブックマークに追加
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark

この度、医療と画像の総合情報誌である 月刊インナービジョン2017年7月号 の付録でITvision誌と言う雑誌に、当院NICUで開発したNICU部門システムをご紹介する機会をいただきました。ちなみにこの雑誌の今月の特集は「人工知能は医療に何をもたらすのか ─ AIを知る,考える,活用する / 遠隔画像診断の「いま」を読む ─ 臨床ニーズに応える検査と診断の質の向上をめざして」となっていて、これはこれでとても興味深い内容でした。
記事はネット上にも公開されておりますので、ご興味のある方は是非ご覧いただければと思います。
IMG_8658 (Custom)

ITvision誌No.36~タブレットPCを活用したNICU部門システムの概要と将来的展望
(クリックすると記事にリンクします。)

1 (Custom)

図1 NICU部門システムの基本画面 〔タブレットPCに表示される指示確認画面(看護師用)〕

図1 NICU部門システムの基本画面
〔タブレットPCに表示される指示確認画面(看護師用)〕

2 (Custom)

図2 NICU部門システムのタブレットPC a:ベッドサイド端末 b:点滴コーナー端末

図2 NICU部門システムのタブレットPC a:ベッドサイド端末 b:点滴コーナー端末

図3 NICU部門システムによる患者認証の流れ(点滴・注射)

図3 NICU部門システムによる患者認証の流れ(点滴・注射)

図4 NICU部門システムによる患者認証の流れ(栄養)

図4 NICU部門システムによる患者認証の流れ(栄養)

図5 母乳パックと空瓶の照合

図5 母乳パックと空瓶の照合

3 (Custom)

 図6 NICU部門システムにおける医療安全機能の例 a-1~3):指示入力支援機能 b-1~3):指示入力制限機能 c):患者認証機能


図6 NICU部門システムにおける医療安全機能の例
a-1~3):指示入力支援機能 b-1~3):指示入力制限機能 c):患者認証機能

4 (Custom)

図7 バーコードリーダによるイベント登録

図7 バーコードリーダによるイベント登録

5 (Custom)

図8 シリンジポンプからの流量情報認証システムの概要

図8 シリンジポンプからの流量情報認証システムの概要

6 (Custom)

(文責 成育科 網塚 貴介)

(クリックするとリクルートページにリンクします)

(クリックするとリクルートページにリンクします)

2017.06.27

このエントリーをはてなブックマークに追加
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark

聖隷浜松病院NICUと言えば、日本有数のNICUとして有名ですが、最近新しく建て変わったばかりで、しかもNICUを4床ごとの半個室化することによってご両親の面会時間が増えたと言うファミリーセンタードケアの観点からも注目されているNICUです。浜松まで来たからには是非見学したかったのですが、なかなか時間もなく、なんとかご無理を言って早朝にお時間をいただきご案内していただくことができました。

DSC09908 (Custom)
ご案内は杉浦先生にしていただきました。
DSC09916 (Custom)
こちらがNICUの1ユニットです。患者さんそれぞれのスペースがカーテンで仕切られプライバシーが確保される構造になっていました。個々のスペースには安楽椅子も最初から設置されていて、確かにこれならご家族もゆっくりできるだろうなと感じました。
DSC09928 (Custom)
こちらはGCUです。GCUはワンフロアのようですが、やはりカーテンで仕切られるようになっています。
DSC09936 (Custom)
こちらは授乳室です。ここもそれぞれ仕切りがあります。
DSC09938 (Custom)
こちらはファミリールームです。部屋の中にバス・トイレが設置されており、ホテルのようにご家族が部屋の中で過ごすことができるような設計になっていました。
DSC09942 (Custom)
こちらは主に看取りのためのお部屋のようです。
DSC09948 (Custom)
NICUの入り口近くには子ども達が遊ぶためのスペースが確保されていました。NICUに入院するお子さん達は当然第一子ばかりではありませんので、ご両親が面会に来るときにはご兄弟も一緒に病院に来ることも多いのは当然のことです。しかし、こうして面会時に上のお子さん達が遊んだりするスペースがないために面会時間が短くなってしまうことはよくあります。何気ないことですが、こうしたスペースをしっかり確保することも病院として患者さんとそのご家族を想う一つの姿勢の現れのように感じました。
DSC09949 (Custom)
NICU内の廊下には至る所にヘルメットが。やはり防災意識もかなり高いと感じました。
DSC09951 (Custom)
こちらはスタッフ用の仮眠場所のようです。昔の寝台列車を彷彿とさせるような作りです。
DSC09944 (Custom)
DSC09945 (Custom)
こちらは聖隷浜松病院の新生児用救急車です。年間もの凄い回数の搬送を行っているとは聞いていましたが、中の装備もかなりの充実ぶりでした。
DSC09957 (Custom)
DSC09962 (Custom)

研究会の当日のお忙しいところ、早朝からご対応下さった大木先生、杉浦先生、ありがとうございました。こうした施設としての哲学をしっかり形にできるNICUがもっと増えてくれたらと思います。

(文責 成育科 網塚 貴介)

(クリックするとリクルートページにリンクします)

(クリックするとリクルートページにリンクします)

2017.06.26

このエントリーをはてなブックマークに追加
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark

ブログ更新がしばらく滞っていました。6月の出来事から少しずつアップして行きたいと思います。
6月24日(土)~25日(日)は聖隷浜松病院の大木茂先生が会頭でハイリスクフォローアップ研究会が行われました。
浜松までどうやって行こうか迷いましたが、新青森から新幹線で真っ直ぐ向かうことにしました。新幹線の車窓から富士山が見えないだろうかと期待していましたが、昨年の 静岡県立こども病院で呼吸管理講演会 に続き曇天で、今回は富士山の上の方がちょっとだけ姿を表してくれました。
DSC09890-2 (Custom)
浜松駅に到着しました。今回はスケジュールの関係で初日のスキルアップセミナーには参加できず、2日目だけの参加でした。
IMG_8584 (Custom)
DSC09898 (Custom)
初日のスキルアップセミナーと役員会の後の懇親会で大木先生のご挨拶です。
DSC09905 (Custom)

さて、2日目の朝です。会場は聖隷浜松病院内の大会議室で、300名ほど入りそうな大きな会場でした。
DSC09963 (Custom)
DSC09964 (Custom)

今回のハイリスクフォローアップ研究会のテーマは「ハイリスク児の教育現場」です。抄録集の大木先生による会頭挨拶にもありましたが、NICUから退院されていったお子さん達にとって就学はとても大きな問題です。NICUの診療やフォローアップに関わる医療従事者にとって、お子さん達が教育の場でどのような時間を過ごしているか、そして教育の現場からみて我々に求められていることを知ることはとても大切なことです。
一般演題に続いて、午後は特別講演会「ハイリスク児の終焉就学就業までのライフステージ別の教育現場を知ろう」と題して、以下の3人の先生にご講演いただきました。
CCF20170704-2 (Custom)
DSC09969 (Custom)

中でも和久田先生のお話の中で「障害受容・慢性型悲観モデル」として、「障害受容は段階を踏んで『適応』という最終段階はなく、落ち込みと立ち直りを繰り返す。」と言う点は、私自身も大学の講義でもいつも学生さん達にお話ししていた点でもあり、とても共感しました。
講義スライド (Custom)

病院内、NICU内だけで診療だけしていたのでは決して知ることのできない教育現場での問題点を知る上でとても素晴らしい、さすが大木先生!というプログラムでした。大木先生、参加された皆様、お疲れ様でした。今回学んだことをこれからの診療にも活かしていければと思った1日でした。

(文責 成育科 網塚 貴介)

(クリックするとリクルートページにリンクします)

(クリックするとリクルートページにリンクします)

ブログ更新情報

DSC09754 (Custom)
2017.06.05
NICUケアワークショップ2017 in Korea その2
DSC09702 (Custom)
2017.06.04
NICUケアワークショップ2017 in Korea その1
(あいだクリニック予約サイトQRコード)
2017.05.31
「あいだクリニック」の予約サイト
IMG_8400 (Custom)
2017.05.22
千客万来
DSC09613 (Custom)
2017.05.15
青森県西海岸への旅
案内poster_日本語L
2017.05.04
NICUケアワークショップ2017 in Korea
図22 (Custom)
2017.05.01
北海道立小児総合保健センターの思い出
DSC09571 (Custom)
2017.04.30
コドモックル・新飯田裕一先生慰労会
先発抑え (Custom)
2017.04.23
阪神小児循環器疾患研究会in兵庫県立尼崎総合医療センター
小児科学会 (Custom)
2017.04.19
「コミュニティ小児医療」とは?
(クリックするとクリニックのホームページへリンクします)
2017.04.18
2017年7月に「あいだクリニック」開院予定!
シンポジウム (Custom) (2)
2017.04.17
第120回日本小児科学会学術集会 in東京

カレンダー

2017年8月
« 7月  
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031