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成育科ブログ

2018.02.05

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音楽療法セミナー’17 「子どもの笑顔を引き出すコミュニケーション~発達と感性」 の続きです。朝一番の講演の後は、総合リハビリ美保野と子育て支援センター虹の澁屋先生からは言語聴覚士の視点からこどもが「わかる」と言うことに関してのお話しが、続いて音楽療法を専門とされている生野先生からは音楽療法の実際に関して、それぞれ午前の講演と午後のシンポジウムと続いてお話しして下さいました。

澁屋先生はまず「ことば以前のことば」として、赤ちゃんの時期からすでに視線や表情を介して他者を認知し感情交流を行っており、このことは前段でお話ししたファミリーセンタードケアにおいてNICUで家族になっていく過程の中でご両親と赤ちゃんが相互交流していくこととまさに同一線上にあるとお話しされました。さらに言葉の持つ働きにはコミュニケーションのための道具以外にも、内言語としての思考の基板や抽象的な認知の枠組みを構成したり身辺の自立や社会ルールの獲得など様々な働きがあるのだそうです。逆に言葉がなければ感情や思考も分化していかないとも言えるのでしょう。この他にも目から鱗のお話しが満載でした。
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午後のシンポジウムでは対象が専門職の方達であると言うことから「こどもの療育は保護者支援である」と言う観点からお話しされました。そして、まとめとして医療・福士・教育機関の連携をどのように作り上げるのかが最も重要で、制度の狭間で保護者が困らないことが重要と強調されました。この点に関しては小児在宅医療でもまさに同じだなとも感しました。
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生野先生のご講演は音楽療法に関してで実際の音楽療法による支援の実際を動画で沢山みせて下さいました。言葉の遅れで話せないお子さんがピアノの鍵盤や太鼓を叩いたりすると、セラピストの先生がそれに程やリズムをあわせながらピアノを弾いたり歌を歌ったりすると、お子さんの方もそれに呼応した反応を見せてくれます。セラピストの先生が奏でる音楽はまるでお子さんが言わんとするかすかなサインを増幅しているようでもありました。音楽療法と言うと、知っている音楽を聴かせながら何かトレーニング的なことをするのかと漠然と思っていましたが、全然違っていました。お子さんの反応にあわせるということは、音楽的には全て即興なのだそうです。それにはセラピスト以前にピアノ等の楽器の実力が十分なければなりませんし、これは相当難度が高いと感じました。
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シンポジウムも終了して参加者の皆さんとの集合写真です。とても勉強になった1日でした。参加された皆さん、主催者の佐々木先生、お疲れ様でした。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.02.04

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先日ご紹介した 音楽療法セミナー’17 「子どもの笑顔を引き出すコミュニケーション~発達と感性」 が青森市内で開催され、午前部の講演と午後のシンポジウムでそれぞれお話ししてきました。

(画像をクリックすると拡大表示されます)

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当日はこの季節の青森市内としては珍しい晴天でした。
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会場入り口と配付資料です。
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今回の音楽療法セミナーを開催された青森音楽療法研究会の佐々木先生のご挨拶から始まります。
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午前中の講演は先日の 青森県立保健大学のペリネイタル講義(その2) 前段部分である、周産期医療とは?NICUとは?から始まって、家族を育てるNICUをドラマ「コウノドリ」の映像をたくさん交えながら解説してみました。そこでタイトルも「家族を育てるNICU」に加えて副題として「コウノドリ先生からの伝言」と、ちょっと大それたタイトルとしてみました。
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内容は、まずは神奈川県立こども医療センターの豊島先生のスライドを拝借させていただきました。この後も神奈川県立こどもの写真や豊島先生のスライドが度々登場します。
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こちらはドラマ「コウノドリ」での神奈川こどもでの撮影風景の写真です。
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今回参加された皆さんは小児の発達支援に関わる方達やこれから小児・周産期医療に関わることになるであろう学生さん達が中心でしたので、赤ちゃんがNICUに入院された時のご家族の気持ちをまずは少しでも知ってもらいたいと思いました。
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その材料として「コウノドリ」は非常に優れていますので、今回は「コウノドリ」の1stシーズンの第4話を中心にお話ししてみました。この第4話では在胎21週の妊婦さんが突然破水して受診するところから始まります。結婚して10年でようやく授かったお子さんで、なんとしても助けて欲しいとお父さんがコウノドリ先生にすがりつきます。しかも、人工妊娠中絶が認められているのは21週までなので、赤ちゃんを救命するか否かの結論を1両日中に出して欲しいとお伝えします。

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赤ちゃんを救命する方針で帝王切開で出生しますが、お父さんはそのあまりの小ささにほとんど言葉を失い、「お願いします」というのがやっとでした。
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NICUで今橋先生から赤ちゃんの今後のことに関してあれこれ説明がある中、お父さんの口から「この子にあれが何かしてやれることってないですか?」と問いかけます。この後、今橋先生はお父さんに保育器の中に手を入れて赤ちゃんに触ってみることを勧めます。このお父さんの言葉にこそファミリーセンタードケアの原点があると感じるシーンでもありました。
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ファミリーセンタードケアと言えばウプサラ大学NICUですので、ご家族をエンパワーするケアの考え方をウプサラ大学の動画を例にとってご紹介してみました。最後の方にスマホで見やすいようにQRコードも貼っておきました。
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こちらはコミックの「コウノドリ」でコウノドリ先生が「NICUは赤ちゃんの病気を治す場所ではありません」と話すシーンです。
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実はこの漫画のカットは以前東奥日報で連載していた 知って欲しい赤ちゃんのこと連載3回目「NICUは赤ちゃんが育つ場所」 で使わせていただいたカットでもあります。
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このカットはコミック「コウノドリ」のNICU編の最終回で、その最後に鴻鳥先生が「赤ちゃんと一緒に両親も成長させる場所なのかもしれませんね」と語るシーンなのですが、3回目の原稿はこの漫画が出版される前に締め切りでしたので、3回目の原稿の締めくくりと漫画の締めくくりが一致してしまったことに当時は驚いていました。「パクリ疑惑」を持たれそうですが、本当にこれは偶然のことなのです。

この場面はドラマでは今橋先生が取材に来た記者の方にお話しする場面で同じことを言っていました。
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この日の午前の講演では、NICUに入院した赤ちゃんのご家族が赤ちゃんと一緒に家族になっていく過程を中心にお話しさせていただきました。続いては、総合リハビリ美保野と子育て支援センター虹の澁屋先生からは言語聴覚士の視点からこどもが「わかる」と言うことに関してのお話しが、続いて音楽療法を専門とされている生野先生からは音楽療法の実際に関して、それぞれ午前の講演と午後のシンポジウムと続いてお話しして下さいました。詳細はまた次に続けたいと思います。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.02.01

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1月末の週末は東京で小児在宅医療関連の会議が2つあったので参加してきました。一つ目は勇美記念財団による「 小児在宅医療推進のための会 」で、この会には昨年の秋から加えさせていただいてます。この会には大阪の分科会というのがあって、今回は合同での開催でした。

会場は東京駅の日本橋口を出てすぐの巨大なタワービル内です。この日は大雪の影響で新幹線のダイヤに乱れが生じてしまい、少々遅れての到着となりました。
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今回は日本医師会や厚生労働省の障害福祉と医政局のそれぞれのご担当の方からの情報があり、また埼玉医科大学総合医療センターの田村先生からもこれまでの検討状況に関してのご報告がありました。特にこの春からは診療報酬改定も迫っており、まだ全てが明らかになっている訳ではありませんが、全体の方向性に関しては非常に勉強になりました。

明けて翌日は午前中から、こちらは厚生労働省科学研究でやはり小児在宅医療に関する班研究がありました。
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まず毎回恒例なのが委員の皆さんの近況報告なのですが、これがいつもなかなかのボリュームがあります。近況とは言っても、それぞれの地域でどんな取り組みをしているのか、そしてどんなことで困っているのかをそれぞれお話しするのですが、そこに質問や意見などが委員から相次いでなかなか先に進みません。
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結局、近況報告が終わらないままに昼食に移行しますが、昼食中も委員の皆さん同士で午前中の話題であれこれ話が尽きません。
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先週も東京で開催された 医療的ケア児等相談支援スーパーバイザー育成プログラム評価会議に参加してきたばかりで、このところ小児在宅医療に関して集中講座を聴いているような感じになってきていることもあって、だいぶ色んな知識が入ってきた気がしています。小児在宅医療は何しろ制度が複雑すぎて、もしこの全体像をすらすら答えることができる人がいたら、それはこうした全国レベルの会議で即戦力になるぐらいの知識を持った方と言えると思います。まだまだ全体像を把握するにはほど遠い状況ではありますが、逆にこれだけの情報を聞いてきたことの責任も日増しに感じる先月末となりました。

そんな思いで青森に戻ってくると あおもり雪灯りまつり の直前だったためか?ベイブリッジ方面にたくさん並んだ雪だるまに癒やされつつ家路につきました。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.01.22

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前日の夜に三重県から東京まで移動して日曜日は朝から八重洲の会場で医療的ケア児等相談支援スーパーバイザー育成プログラム評価会議に参加してきました。週明けには東京は大雪だったようですが、この日までは快晴の東京でした。
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この評価会議は昨年3月に青森市内のアピオあおもりで開催した 周産期学習会~みんなで考えよう!青森県の小児在宅の今、未来 でご講演していただいた淑徳大学看護栄養学部看護学科の谷口由紀子先生が担当されている厚生労働省の研究事業のための評価会議です。
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これから全国で小児在宅医療に関わる人材育成をするための研修会を実際に開催して評価すると言うのが今回の会議の趣旨で、最初に谷口先生からご説明がありました。
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とは言っても、内容は実際に行われる予定の講義内容で、内容も行政との関わり方や福祉事業所からの視点、医師からの視点など多岐に渡っています。特にコンサルタントとしての医師の役割に関しては、つい2日前にお世話になった 三重大学小児トータルケアセンターの岩本先生が演者でした。
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内容はかなり濃密で、朝の9時台から始まって夕方までびっちりの講義でした。今回はあくまで評価のための会議だったとはいえ、これだけの濃密な内容のお話しを聞く機会はなかなかないですので非常に勉強になりました。

夕方に東北新幹線に乗り込み夜になってようやく青森に戻ってきました。金曜日の早朝から始まったたかだか2泊3日の出張でしたが、ずいぶんと長旅に感じました。新青森に戻ってくるとなぜかピコ太郎がお出迎えしてくれて、ちょっとほっこりした気分で家路につきました。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.01.21

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明けて土曜日は今回お招き下さった盆野元紀先生がいらっしゃる 三重中央医療センターNICUを見学させていただきました。
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三重中央医療センターは当院と同じく三重県の総合周産期母子医療センターで、年間の超低出生体重児入院例数もほとんど同じぐらいの施設です。盆野先生を中心に和気あいあいな感じでした。NICUは面会廊下があって中を眺められるようになっていました。
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三重中央医療センターはBFHにも認定されているのですね。総合周産期母子医療センターでの取得はなかなか難しいので凄いです。
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クリティカルケアフォーラムが夕方からで講演開始まで時間がありそうだったので、お伊勢参りに向かうことにしました。 伊勢神宮 には五十鈴川のほとりにある内宮(皇大神宮)と伊勢市中心部にある外宮(豊受大神宮)があり、今回は時間の関係で内宮だけを参拝してきました。
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五十鈴川です。ちょうど先日、TVで伊勢神宮の特集を観ていたのですが、神社の入り口で手を洗い口をすすいで身を清めるのは、昔はこの五十鈴川で全身を清めてから参拝するのが本来の作法なのだそうで、それを簡略化したのが現在の作法なのだそうです。
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TVでもやっていましたが、確かに五十鈴川はとてもきれいで透明なので川底までくっきり見ることができます。
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神社のあちこちにもの凄い年輪の巨木がそびえ立っています。こうした巨木もまたパワースポットのようで、多くの方達が巨木の幹に手を当てていました。
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これは有名な宇治橋です。とても美しい橋でした。
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こちらは伊勢神宮のすぐ隣にある「おかげ横丁」です。ここで簡単に昼食を済ませ、クリティカルケアフォーラムの会場に戻ります。
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会場では一般演題で活発なディスカッションがされていました。
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まもなく講演開始です。今回は人工呼吸管理に関して1時間ほどお話しさせていただきました。
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今回お声がけいただいた盆野先生と桑名東医療センターの馬路先生と一緒に1枚。非常に貴重な機会をいただき本当にありがたかったです。懇親会でもっと呼吸管理に関して他の先生方ともお話ししたかったのですが、翌朝から東京で小児在宅医療関連会議に参加しなければならず、ここで中座させていただきました。
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特急と新幹線に揺られて3時間弱。品川に着きました。翌朝からの会議に備えます。 IMG_0056 (Custom)

(文責 成育科 網塚 貴介)

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