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成育科ブログ

2018.08.10

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先週は平成30年度特別支援学校における医療的ケア基本研修で昨年に引き続き「医療的ケアの必要な子どもの育ちと地域生活」と題してお話しさせていただきました。今年も会場は当院近くの青森県立保健大学でした。
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内容の中心は医療的ケア児に関してなのですが、聴講される方達は教育関連の方がほとんどなので、まずは周産期医療とは?NICUとは?、次に小さく生まれたお子さん達の発達の特徴と言うあたりから始めました。その中でも特に、NICUとは赤ちゃんが育つ場であり、一緒に家族としても育って行く場でもあるということをコウノドリでのエピソードを交えてお話ししました。また、よくカンファレンスなどで「家族の受け入れは良好で・・・」などと言われることがありますが、実際にはそんな簡単なものではなく、事態を受け入れたと思えていても、その経過の中で何度も不安や期待や失望を繰り返す過程があることもお伝えしました。
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ここで本題の医療的ケア児のお話しに移ります。
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先日の第1回青森県医療的ケア児支援体制検討部会でもお話ししましたが、医療的ケア児はこの10年で倍増しており、特に人工呼吸器を必要とするお子さんは10倍にもなっていると言われています。
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従来の超重症児スコアは知的障害と身体障害の2軸で構成されていましたが、ここに3軸目として医療的ケアの重症度が加わると、医療的ケア児としては重度なのに障害としてはゼロ~軽度と判定されてしまうお子さんが増えていることに対して、社会の対応がまだまだ未整備な状態となっています。
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また、制度上も高齢者では介護保険の枠組みがあるのに対して、小児では様々な支援の枠組みが存在するにもかかわらず、これらを統括する仕組みがないことが、医療的ケア児のご家族の大きな負担ともなっています。
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次に、昨年青森県と青森県医師会で行われた医療的ケア児に関するアンケート調査の結果をご紹介した上で、青森県の現状を踏まえた上での今後の課題や方向性に関してもお話しました。
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一般的な小児特有の問題に加えて、青森県もしくは地方特有の問題もあります。特に人口密集地の首都圏や関西などと最も大きく異なるのが、少ない患者数が広大な面積の県内に点在しているという点です。患者数の少なさは支援に関わる人にとっては経験値の少なさにもつながります。しかも、冬には豪雪が容赦なく襲ってきます。
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医療的ケア児の支援体制構築には人材養成が欠かせません。これまで医療的ケア児の支援を担ってきた人材だけでは地域のリソースとして明らかに不足しています。支援体制を充実させるにはいかにして新規参入者を増やすかが鍵となります。
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また、ただ人材を増やせばいいわけでもなく、しっかりとした地域での連携体制も構築していく必要があります。「連携」という言葉ほど簡単に使われながら、実をあげるとことの難しい言葉はないでしょう。よく行政の図などでいろんな施設が矢印でつながれた図をみかけますが、これが「絵に描いた餅」にならないことが何より大切です。そのためには、関係者間が顔の見える人間関係を構築していく必要があります。

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最後に直接医療的ケア児のお子さん達に接する先生達が受講されていますので、医療的ケア児の医療面に関しての情報も盛り込んでみました。特に重要なのが「子どもは発達する存在である」と言うことです。このことは時間が非常に重い意味を持つことと同義であるとも考えています。子どもは発達によって様々な能力を身につけていきます。しかし、それぞれの能力獲得にはその項目ごとにおおよその期限が決められていて、その期限を過ぎてしまうとその能力の獲得は極めて困難になってしまいます。本来得られるはずの能力が得られなかった場合、そこから先には二次障害も発生する可能性が高まります。医療的ケア児に限らず、子ども達への支援を考える場合、この時間軸の考え方は非常に大切と感じています。今回の研修会が少しでもお役に立つことを願っています。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.08.07

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今年も 青森ねぶた祭り の季節がやってきました。まずはねぶたの数々をご覧下さい。
(それぞれのねぶたの上にある題名をクリックすると青森ねぶた祭り公式ページのそれぞれの説明にリンクします)

岩木川 龍王と武田定清
このねぶたが今年のねぶた大賞でした。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

鍾馗OLYMPUS DIGITAL CAMERA

火焔の蝦夷 阿弖流為と鬼剣舞OLYMPUS DIGITAL CAMERA

大海原の神 金毘羅大権現OLYMPUS DIGITAL CAMERA

鍾馗OLYMPUS DIGITAL CAMERA

堀川夜襲OLYMPUS DIGITAL CAMERA

風神雷神OLYMPUS DIGITAL CAMERA

托塔天王 晁蓋OLYMPUS DIGITAL CAMERA

白浪五人男OLYMPUS DIGITAL CAMERA

入雲龍 公孫勝OLYMPUS DIGITAL CAMERA

竜飛の黒神 男鹿の赤神DSC02080 (Custom)

児雷也OLYMPUS DIGITAL CAMERA

石川五右衛門OLYMPUS DIGITAL CAMERA

大型ねぶたは以上で13個ご紹介しましたが、実際には22個のねぶたがありました。青森はねぶた祭りが終わり、お盆も過ぎた頃には秋も間近な感じになります。受賞ねぶたは 「ねぶたの家 ワ・ラッセ」 に年間を通して展示されます。ねぶた祭りの参加が難しい方も、青森へお越しの際には是非お立ち寄りいただければと思います。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.08.03

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8月2日には第1回の青森県医療的ケア児支援体制検討部会が開催され参加してきました。この会は文字通り青森県内の医療的ケア児の支援体制を検討する場で、県内各地から医療、看護、福祉、保育、教育などに加えて、実際の患者さんのご家族にも加わっていただいた会となっています。
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会の最初には県の障害福祉課の担当の方から大筋の方向性に関してご説明があり、続いて青森県における現状の問題点や今後の課題に関するまとめをご説明しました。
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医療的ケア児はこの10年で倍増しており、特に人工呼吸器を必要とするお子さんは10倍にもなっていると言われています。

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従来の超重症児スコアは知的障害と身体障害の2軸で構成されていましたが、ここに3軸目として医療的ケアの重症度が加わると、医療的ケア児としては重度なのに障害としてはゼロ~軽度と判定されてしまうお子さんが増えていることに対して、社会の対応がまだまだ未整備な状態となっています。
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また、制度上も高齢者では介護保険の枠組みがあるのに対して、小児では様々な支援の枠組みが存在するにもかかわらず、これらを統括する仕組みがないことが、医療的ケア児のご家族の大きな負担ともなっています。
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次に、昨年青森県と青森県医師会で行われた医療的ケア児に関するアンケート調査の結果をご紹介した上で、青森県の現状を踏まえた上での今後の課題や方向性に関してもお話しました。
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一般的な小児特有の問題に加えて、青森県もしくは地方特有の問題もあります。特に人口密集地の首都圏や関西などと最も大きく異なるのが、少ない患者数が広大な面積の県内に点在しているという点です。患者数の少なさは支援に関わる人にとっては経験値の少なさにもつながります。しかも、冬には豪雪が容赦なく襲ってきます。
スライド35 (Custom)
医療的ケア児の支援体制構築には人材養成が欠かせません。これまで医療的ケア児の支援を担ってきた人材だけでは地域のリソースとして明らかに不足しています。支援体制を充実させるにはいかにして新規参入者を増やすかが鍵となります。
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また、ただ人材を増やせばいいわけでもなく、しっかりとした地域での連携体制も構築していく必要があります。「連携」という言葉ほど簡単に使われながら、実をあげるとことの難しい言葉はないでしょう。よく行政の図などでいろんな施設が矢印でつながれた図をみかけますが、これが「絵に描いた餅」にならないことが何より大切です。そのためには、関係者間が顔の見える人間関係を構築していく必要があります。

図中に(参考:周産期シンポジウム)とあります。これはかつて青森県の乳児死亡率を改善させるためにはどうしたらいいか?と県が主催したシンポジウムです。ここで話し合われた内容もさることながら、地域も大学も異なり、それまで面と向き合ったことのない県内の周産期関係者が直接話し合うきっかけとしてとても重要な役目を果たしてきたと言う経緯があります。きっとこのときと同じように(とは言っても関係する職種・部門は遙かに多いのですが)、互いに顔の見える関係を構築することができれば、きっとうまく行くのではないかと思っています。
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部会終了後にご家族の代表の方と県の担当者の方達と一緒に。
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青森県内の医療的ケア児支援はまだこれが最初の一歩でしかありません。しかし、万里の道も一歩から。まだまだよちよち歩きどころかハイハイかも知れない一歩かもしれませんが、これが今後の大きな進展の最初の一歩となることを願っています。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.08.01

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先月末は院内感染対策研修会でICT(Infection Control Team)として感染対策の基本中の基本である手洗いとマスクに関してお話しさせていただきました。この日は仕事が終わった頃にあわせて1回30分の2部構成としました。
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会場となった会議室は立ち見が出るほどの超満員でした。普段もあちこちでお話はさせていただいていますが、普段一緒に働きなれている方達の前でお話しするのはこれはこれれ違った緊張感があります。
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まずは手指衛生に関しての基本中の基本から。
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速乾性手指消毒薬での手洗いでは最後まで押し切って適量を撮ることが重要で、このポイントは日常のICTラウンドでもいつも注意しているポイントです。
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今回は手洗いに加えて防護具である手袋に関しても一緒に取り上げました。手袋は1処置ごとに取り替えるのが大原則です。
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院内各所をICTでラウンドしていますが、当院で最もしっかり手洗いできているのは何と言ってもNICUです。その徹底ぶりをこの機に院内でも紹介しようと実際の処置の様子を動画で紹介してみました(画像は加工してあります)。
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院内感染対策はこれは実際に関わってみるとなかなか奥が深いものがあります。感染症の専門家でもありませんが、これからも地道に勉強を重ねて行きたいと思っているところです。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.07.28

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この週末は院内の周産期センタースタッフを対象としたNCPR(新生児蘇生法)講習会(Aコース)を行いました。今月はこれで7月1日のNCPRフォローアップコース7月21日の青森県立保健大学・青森中央学院大学合同NCPR講習会7月22日の看護協会主催のNCPRスキルアップコースに続いて今月4回目のNCPRになります。これまで何度もNCPRをやっていますが、実は新しい講義用CDになってからAコースの講義をしたことがなかったので、今回初めて自分で講義してみました。
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今回は8名の受講者でしたので1ブースでもよかったのですが、最初の基本手技のところはみっちり実習した方がいいので、2ブースで行いました。
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今回インストラクター補助にきてくれたNICUの石岡さんは、バッグがしっかり密着しているかどうかを確認するのに、口ではなくてまずお腹にあててみると分かりやすいということでやってみて下さいました。これは伊藤先生から教わった技だそうです。
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シナリオでは尾崎先生が赤ちゃんの泣き声とかの再生を担当して下さいました。
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今回もシナリオ演習ではチェックリストによるデブリーフィングを行います。やはりこれはなかなか役に立ちますね。
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そしてこちらはいつものblutooth付き聴診器による心拍数評価の様子です。今回は前回の反省を元に、最初の段階で心拍数を何度か再生して、ペースによる心拍数評価を瞬時に行う練習も加えました。
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今回インストラクター補助のお二人とインストラクターの三上さんです。シナリオ演習前に入念な打ち合わせをされています。
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NCPR終了後の集合写真です。
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今月はフォローアップコース・Bコース・スキルアップコース・AコースとNCPRの全てのコースに関わる1ヶ月となりました。NCPRは何度やっても新たな課題が見つかります。これからもこちら側のスキルアップに務めていきたいと思っています。参加された皆さん、お疲れ様でした。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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ブログ更新情報

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2018.04.17
新年度・新メンバー
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信州フォーラム旅日記~その1 「昨年が最後」と言いながら今年も参加
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フランスLogipen社の皆さんが見学に

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