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成育科ブログ

2019.06.13

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6月8日(土)に仙台市で第3回東北新生児セミナーが開催され、今回は新生児のフォローアップに関してお話しさせていただきました。
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この会は今年で3回目だそうで、ちょうどNICUを辞めた年からの開催だったので、今回が初めての参加となりました。
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会場には東北地方を中心に、各地のNICU看護師さん達が大勢参加されていました。
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今回の呼びかけ人である秋田赤十字病院の新井先生から開会のご挨拶です。
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今回は「NICU退院児のフォローアップと支援」と題してお話ししました。
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最初にNICU退院前のご説明から。退院前のご説明では発達とかの前に当面注意していただきたいことを先にお伝えしています。特に体重が急に増える乳児期早期にはできるだけ呼吸器感染罹患は避けたいところで、そのために最も注意すべきは人混みであるとお伝えしています。またNICU内では接触感染防止でアルコールによる手指衛生を行っていますが、これは退院後であっても当面はあらゆる病原体が「手から手へ」伝播していく仕組みをお伝えしています。ただ、ここであまりにも気をつけすぎても神経質になりすぎるのもよくありませんから、ここで「100日のお祝い」のあたりまでを一つの目安としています。これは、それほど昔でもない頃では赤ちゃんが生まれても5~10人に一人の赤ちゃんが亡くなっていた時代があったわけですが、それでも生後100日を超えると昔でも赤ちゃんの生存確率はかなり高くなっていたのではないかと思います。古来からのこうしたお祝いごとは七五三とかも含めて子供達の生存確率の経験が元になっているのでしょう。
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次にフォローアップの流れについて。細かいことを言えばキリがないのですが、とにかく退院後しばらくは体重増加とかの評価が主となります。それから次第に発達の評価へと重心が移動していくイメージかと思います。1歳半も過ぎると言葉の発達が大きな位置を占めます。そこから先も、その時々に必要な支援と、そこから少し先のために必要な情報提供がフォローアップの中心となるように思います。
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発達と一口に言っても様々な項目があります。発達項目のそれぞれにその能力が獲得可能な時期が限られます。フォローアップに際してはこのことがとても大切といつも感じています。裏を返せば、限られた発達可能な時期に無為な時間をなるべく過ごさせないようにすることが大切だと思います。
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そして必要な支援は年齢とともにどんどん変化していきます。今回は就学から小学校あたりまでのお話しが中心でしたが、その先もまたどんどん必要な支援は変化していき、さらにそのお子さんに寄っての違いも、最初の頃と比べるとその違いはどんどん拡がって行きます。
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最後に、今回の対象は主にNICUのスタッフでしたので、むしろ大事なことは個々の発達の細かいことよりも、NICUを退院していくお子さん達がこれから歩むであろう大きな流れを知っておくことと、退院後にいろんなことがあったとしても、それらを乗り越えて行くための力となるのはきっとNICUの中で育まれる「絆」であり、それを支えることができるのはNICUスタッフであるということが今回最もお伝えしたかったことでした。参加された皆さん、お疲れ様でした。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2019.06.02

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先日もご紹介しましたが、6月1日(土)に第11回あきた母乳育児をささえる会学習会にお招きいただき「知ってほしい、赤ちゃんのこと ~少子化対策に欠けていた視点とその処方箋」と題してお話しさせていただきました。これは、3年半ほど前に秋田県周産期・新生児研究会で少子化が新生児医療に及ぼす影響に関して講演させていただいた時のその続編をと言うことでお声がけいただきました。秋田県は青森県と並んで出生数減少が最も激しい県と言うこともあり、母乳育児を支える会としてのお話としてはちょっと異色かも知れませんが、日本の少子化対策がなぜことごとく失敗してしまったのかについて小児科医からの目線でお話ししました。

青森に新幹線が来てからすっかりご無沙汰で久しぶりの特急「つがる」です。
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あ秋田駅に到着するとなまはげと「マサル」がお出迎えしてくれます。
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秋田駅前です。青森駅前よりはるかに栄えています。やっぱり新幹線の駅が一緒なのがいいのでしょうか・・・(T-T)
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会場は反対側の駅ビル?です。こちらの建物もとても立派でした。
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今回は50人以上とかなりたくさんの方が聞きに来て下さいました。
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これは男女の労働率の図ですね。いわゆる女性の労働率の「M字カーブ」と言われるものです。
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今回の学習会ではこの少子化問題をなんと2時間以上お話しさせていただきました。
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今回なんとしてもお話ししたかったのがこれです。今回のお話しはとにかく量が多いので、内容に関しては後日このブログにアップして行きたいと思います。
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学習会終了後、あきた母乳育児を支える会の皆さんとご一緒させていただきました。
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本場のきりたんぽです!
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日本の少子化問題は東奥日報の連載をお引き受けしていたころからずっと関心のあるテーマで、今回のお話しをいただいてからさらにいろんな本を読み漁りました。このような機会をいただけたことは本当にありがたいことだと感じました。あきた母乳育児を支える会の皆さん、ありがとうございました。
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※2019年12月24日追記:少子化対策に欠けていた視点とその処方箋~あおもり母乳の会

 

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2019.05.13

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昨年度、県の新規事業として新たに開催された医療的ケア児コーディネーター養成研修会(正確には青森県医療的ケア児等支援者養成研修及び コーディネーター養成研修会)を受講された皆さんを対象としたフォローアップ研修会が今年2月に開催されましたが、その第2弾として、今回は弘前市内でコーディネーター研修会を有志の皆さんが開催して下さったので参加してきました。研修会は日曜日からでしたが、前日の夜に懇親会があるので土曜日時点で弘前駅に到着です。この1ヶ月間は地方会、花見、講義に続いて4回目の弘前です。

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市内の居酒屋に集合して、懇親会の前にちょっとだけ研修と言うことで、先月、在宅新療0-100 2019年4月号に現在の青森県の取り組みを紹介した論文が掲載されたので、それを元に青森県の小児在宅医療支援の進捗に関してご紹介しました。
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今回は弘前市での開催でしたが、発起人である八戸地区・青森地区の相談支援専門員をはじめ、むつ市や県外からもご参加いただきました。
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すっかり夜も更けた弘前駅前です。これから帰ろうと思えば帰れなくもないのですが、翌朝も早いのでこの日は弘前市内に泊まりました。ちょっとしたプチ出張の感じです。
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翌朝、今回の研修会の会場となったのは、以前、八戸地域・津軽地域で医療的ケア児支援体制検討会議のところでご紹介した、NPO法人ありんこの一戸さんのご施設です。弘前第1・第2養護学校が岩木山の麓にあることから、弘前市内から岩木山に行く途中のところに位置します。日曜日も快晴で、岩木山がくっきり見えます。

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「ありんこ」が運営する児童デイサービス「やよいのあかり」に到着です。この施設は、以前は縫製工場だったそうで、建物はそのままですが、入り口に高い段差があったのでスロープを後付けされたのだそうです。
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そのため、入り口には「やよいのあかりのはし」があって、ここを渡って入ります。
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そろそろ始まります。
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こちらは施設の入り口です。以前は地域に開けた施設を目指していたのだそうですが、相模原の殺傷事件を受け、セキュリティ重視に変わっていたそうです。
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こちらは施設2階の多目的室です。向こう半分は畳敷きになっています。ちなみにここまでの3枚の写真で壁紙が全て異なることにお気づきでしょうか?ここでは、子ども達にいろんな刺激を与えるために、全ての部屋の壁紙を変えているのだそうです。
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畳敷きの部分の向こうには、白い花を付けたリンゴ畑の風景が拡がっています。
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施設の窓からの1枚。リンゴ畑越しの岩木山がきれいです。
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こちらの施設では送迎のための車が5台用意されており、施設長の棟方さんがそれぞれの車両のご説明もして下さいました。
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こちらは一番大きなタイプの車両で、車の側面には子ども達が描いた絵がプリントされていました。
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施設見学を終えて、いよいよ研修会です。最初に一戸さんからこれまでの経緯や施設としての理念に関してご説明があり、その後に参加者各人からの質問や意見交換がされました。
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やはりこうした施設を運営する上では経営が最大の課題となります。障害を持ったお子さんが対象となりますので、体調不良は頻繁です。利用予定になっていてもキャンセルはよくあることだそうで、これは重症児の比率が高い施設ほど経営が困難になると言う構図があることを意味しているように思いました。
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研修会の日程を終了し、最後に岩木山をバックに集合写真を撮りました。重症心身障害児・医療的ケア児を扱う施設は、放課後等デイサービスに限らずまだまだリソースが不足している現状があり問題は山積していますが、今回参加して下さっている皆さんの笑顔にこの先の未来が見えてくるように感じました。皆さん、お疲れ様でした。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2019.05.07

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昨年度から新設されすでに看護師免許を持っている学生さんが1年間で助産師資格を目指す青森中央学院の助産コースの新生児講義で、新生児蘇生法の講義を行いました。
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今年度の学生さんは5名で、実は7月にあらためて正規NCPRコースとしての授業もあるのですが、学生さんの場合、1回のコース受講での習得はなかなか難しい場合が多いので、今回は正規コースの「予習」として模擬コースのような位置づけの講義となりました。
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それでも一番大切な基本手技だけはしっかり練習してもらいました。
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ここでいつもbluetooth聴診器も活躍してくれます。
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今回だけでも行けるのではないかと思うほど皆さん良きできていたので、きっと次の正規コースでは皆さん合格できると思います。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2019.05.01

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在宅医療関連の医学雑誌である在宅新療0-100の4月号で「地域の医療機関と共に支える 小児在宅医療の現状と課題」と題した特集が組まれ、ここで「地方都市基幹病院での小児在宅医療への取り組み」として執筆させていただきました。
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執筆陣は小児在宅医療関連ではいずれもご高名な先生ばかりで、青森県のお手本である三重大学小児トータルケアセンターの岩本彰太郎先生もお名前を連ねられていました。
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内容的にはこれまで青森県で進行中の医療的ケア児支援体制構築の過程が中心で、地方都市基幹病院としての立場と言うよりも、どちらかと言えば県単位で医療的ケア児支援体制整備をどのように進めているのか?と言うような内容となっています。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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