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成育科ブログ

2017.09.23

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今年2月に 「総合診療医ドクターG(のような研修会)」 でお越しいただいた国立研究開発法人国立国際医療研究センター の忽那賢志先生に、今回は院内感染対策研修会でAMR(Antimicrobial Resistance、薬剤耐性)に関してご講演いただきました。
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AMRとは病原体が変化して抗生物質・抗菌薬が効かなくなることで、これは抗生物質・抗菌薬の使用、特に不適切な使用によって増加します。今、このAMRがこれからの世界で大きな問題となると言うのです。
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仮にこのまま何の対策も取らずに放っておくと2050年には1000万人の死亡が想定され、がんによる志望者数を上回るのだそうです。
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AMRがどんどん増加して行ったらどうなるのでしょう?簡単な例としては、例えば尿路感染を起こしたとしても治療する薬がないとか、カテーテルを挿入しようとしても、もしカテーテル感染が起こってしまったら対処のしようがない、など、現在であれば抗生物質・抗菌薬で対処可能な普通の疾患・疾病が、それこそ直接的に命に関わる重大疾患になってしまうと言うのです。
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そうならないために今できることは、抗生物質・抗菌薬は限りある貴重な資源として大事に使っていくことが必要です。
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ちなみに忽那先生は レジデントノート 2016年12月号 Vol.18 No.13 その抗菌薬、本当に必要ですか?〜Choosing Wiselyで考える、抗菌薬の正しい選び方・使い方 を昨年書かれています。この本でもう一度勉強し直してみようかと思います。
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さらにちなみに、こうした事態を重くみて厚生労働省からも普及啓発のためのポスターが作られたりしています。薬剤を処方するのは医師ですが、患者さんの側にも正しい知識を持って受診することが必要と言うことです。

(画像をクリックすると普及啓発ポスターのpdfにリンクします。)

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未来の世代のために自分達が今できることが何なのかを再認識させられた研修会でした。
忽那先生、ありがとうございました。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.09.11

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この日曜日には青森県助産師会研修会で医療的ケア児に関して講演させていただきました。
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お話しは青森県の周産期医療の背景にはじまり、NICUから退院されたお子さん達の発達の特徴や支援の実際、さらに本論である医療的ケア児と取り巻く現状の問題点と支援体制構築のための大枠に関してお話しさせていただきました。このスライドは今年3月4日(土)に 周産期学習会~みんなで考えよう!青森県の小児在宅の今、未来 でご講演いただいた谷口先生が 平成27年度小児等在宅医療地域コア人材養成講習会 でお話しされていた資料を拝借して作ったものです。異なる法令に基づいたバラバラの支援が結果として「たらい回し」を生じさせる構造的な問題を指摘した図で、これは非常に分かりやすいと思っています。
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助産師会で後援と言えばこれまでだと母乳育児とかファミリーセンタードケアとか相場が決まっていたものですが、周産期からは離れてしまったこちらはともかくとして、助産師会としても今後の医療的ケア児支援に関して妊娠中からの支援活動に取り組むことが期待されているところでもあり、これも時代の流れだなと感じた1日でした。少しでもお役に立てることを願っています。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.08.28

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この週末は当院周産期センター内で青森県医師会主催の新生児蘇生法講習会がありました。
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県医師会主催なので常任理事の苫米地先生が八戸市から朝早く駆けつけて下さいました。
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今回は青森市内でご開業の千歳先生がインストラクターとして参加して下さいました。
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NCPR終了後のインストラクターによる反省会です。今回は当院スタッフに加えて千歳先生と青森市保健所の野村先生や、以前当院産科に勤務されていた横山先生もインストラクター補助で参加されています。
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今回の講習会の参加者は医師会主催ということもあってクリニックのスタッフの方がほとんどでした。NCPR2015ではCPAPが大きな修正点の一つになっていますが、クリニックではCPAPの設備がない施設がほとんどです。NCPRのアルゴリズム上はCPAPと酸素投与が並列なのでCPAPがないこと自体は問題ないのですが、講習会の最後には試験もあって、それに合格する必要もあります。そうなると、講習会の狙いを、まずは合格優先で普段使うことのないCPAPの説明に重きを置くのか?もしくは実臨床で役立つようにCPAPは使えないという前提でより現場に即した講習会内容にするか?と非常に悩んだ講習会となりました。同じ新生児蘇生法講習会とは言っても、どのような立場の方が受講するのか?というのは大きな問題です。また、これからも回を重ねて行くことで講習会内容をブラッシュアップさせていければと思います。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.08.11

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先日は特別支援学校等に勤務されている先生や看護師さん達を対象にした「特別支援学校における医療的ケア基本研修」が青森県立保健大学を会場にして開催され、そこで「医療的ケアの必要な子どもの育ちと地域生活」と題してお話しさせていただきました。
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内容の中心は医療的ケア児に関してなのですが、聴講される方達は教育関連の方がほとんどなので、まずは周産期医療とは?NICUとは?、次に小さく生まれたお子さん達の発達の特徴と言うあたりから始めました。その中でも特に、NICUとは赤ちゃんが育つ場であり、一緒に家族としても育って行く場でもあるということをコウノドリでのエピソードを交えてお話ししました。また、よくカンファレンスなどで「家族の受け入れは良好で・・・」などと言われることがありますが、実際にはそんな簡単なものではなく、事態を受け入れたと思えていても、その経過の中で何度も不安や期待や失望を繰り返す過程があることもお伝えしました。
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次に本題の医療的ケアに関しては、特に老人における介護保険との枠組みに比べ、子どもに対する支援の枠組みは複雑で未整理であることが大きな問題であることを 小児等在宅医療地域コア人材養成講習会 の資料からいくつか引用してお話ししました。
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また、昨年6月3日に公布された 「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律及び児童福祉法の一部を改正する法律」 に関連して、今後、これを受けて医療的ケア児に対する支援が大きく変わって行くだろうと言うこともご紹介しました。
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ところで、今回の研修会にATV青森テレビさんが取材にきて下さり、その日の夕方のニュース 「わっち!!」 で紹介されていました。
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医療的ケア児に関しては新聞・テレビと言ったメディアにも度々取り上げていただけるようになり、青森県内でもかなり認知度が高まってきているように思います。少しでも多くの方に現状を知っていただくことが必要と思いますので、とてもありがたいと感じています。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.07.24

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この週末は青森市にある県民福祉プラザで青森県看護協会が主催の新生児蘇生法講習会でインストラクターで行ってきました。
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最初の講義は松尾先生にお願いしました。松尾先生は国内留学先の倉敷中央病院で何度もインストラクターをされていたそうなので、お話しも慣れたものです。
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松尾先生の講義中は、他のみんなでプレテストの出来栄えをチェックです。受講者の方が間違いやすかった問題をチェックして、プレテストの解説とその後の実習の参考にします。
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今回のメインインストラクターは三沢市立三沢病院の坂野さんと弘前市にある健生病院の幸山さんが担当して下さいました。加えて、当院NICUの溝江さんや相馬さんもインストラクター補助で入って下さいました。こうなるとインストラクターとは言っても、こちらは見守り役が基本になります。
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今回はAコースでしたが、今後はSコースもどんどんやって行く必要がありそうです。でも最近は看護師・助産師さんでインストラクターを持っている方が積極的に行って下さるので、これからが楽しみです。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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