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成育科ブログ

2014.10.06

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先週末は群馬県周産期医療学術講演会にお招きいただき「新生児人工呼吸器 今できること・できないこと・今後求められること」と題して人工呼吸管理に関してお話しさせていただきました。講演のタイトルは昨年の日本周産期新生児学会での人工呼吸管理シンポジウムと一緒ですが、群馬県のNICUではハミング系とSLE5000を持っているご施設が多いようだったので、内容的にはこれらの機種で「できること・できないこと」と、これ以外の機種で「できること」の解説が中心となり、ある意味「人工呼吸器購入ガイド」みたいな感じになってしまったかも知れません。

今は新青森まで新幹線がきているので、高崎までは大宮で乗り換えるだけなので意外に近いと感じました。
高崎駅 (Custom)
会場のホテルに到着すると窓の外から利根川を眺めることができます。
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今回の講演内容は、これまでこのホームページにも掲載した内容がほとんどですが、今回「人工呼吸管理における輪作」と言う考え方を提案してみました。
輪作スライド (Custom)
輪作は同じ作物ばかり続くことにより土地が痩せるのを防ぐ効果があるようですが、人工呼吸管理でも同じ呼吸モードばかり使っていると、きっと同じ場所ばかり肺損傷するのではないだろうか?と言うところからの発想です。PAVが動いているところを見ていると、本当に吸気フローがゆっくりなのに酸素化が改善しますが、恐らくはPAVの場合だとそれぞれの肺胞が少しずつ分担して膨らんでいるのではないかと思わせられます。そんな様子を見ていると、きっと人工呼吸モードによって負担がかかる部位が違うのではないだろうか?そんなことを考えたりしています。今のところ何のエビデンスも根拠もありませんが・・・。

懇親会では主催者である群馬県立小児医療センターの丸山憲一先生をはじめとした群馬県の先生方と色々とお話しさせていただくことができました。群馬県立小児医療センターの先生方の名刺は皆さん、群馬県のゆるキャラである「ぐんまちゃん」のイラスト入りと言うか、「ぐんまちゃん」が名刺になっていました!
写真③ (Custom)
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翌朝は群馬県立小児医療センターへ見学でお邪魔させていただきました。個人的には青森県にくる前は北海道立の小児病院(現コドモックルの前身です)での勤務が長かったので、小児病院はなんか懐かしい感じを受けました。
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病院全体が増改築を繰り返されており、NICUも増床に伴う工事の影響で色んなスペースが不足されているとのことでした。最も驚いたのがNICU・GCUともに全ての病床の上にロールスクリーンが設置されており、それぞれがすぐに個室化できるようになっていたことです。これは空調・照明の位置関係を設計段階で分かっていないとできないことで、丸山先生にお聞きしたところ、やはり設計段階から考えられていたとのことでした。当院でもロールスクリーンによる個室化を考えたことはありましたが、工事の事前段階でここまで気がつかなかったので断念した経緯があります。
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最後はNICUをバックに丸山先生とのツーショットです。
休日にもかかわらず院内をご案内下さりありがとうございました。
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2014.09.28

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昨日は盛岡市で東北新生児医療カンファレンスがありました。この会はかれこれ20年ほど続いてきた東北地区の新生児の先生方の集まりを引き継いだものです。これまでは東北6県それぞれの当番幹事の地区での開催でしたが東北相互の交通が良くないことから、今回から盛岡市と仙台市のどちらかで開催していくことになりました。

今回は来年の未熟児新生児学会学術集会が行われる会場でもある盛岡地域交流センター「マリオス」で開催しました。
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ここの会場は20階が展望台になっていて盛岡市内を一望できます。
写真右は岩手山です。あいにく雲がかかっていました。
写真 3 (2) (Custom)
今回の一般演題は8題。議論が活発すぎて時間が伸びてしまうのが恒例です。
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特別講演では鹿児島市立病院の茨先生をお迎えして「胎児炎症性反応症候群(FIRS)の治療戦略」に関してご講演いただきました。敗血症のような炎症性の病態に対してだけではなく、絨毛膜羊膜炎合併母体から生まれた超低出生体重児に対する血液浄化療法の慢性肺疾患予防効果は絶大で、この治療法が普及すれば超低出生体重児の慢性肺疾患がほとんどなくなるのではないかと思えるほどでした。これから展開が大いに期待される治療法です。
写真 4 (Custom)
カンファレンス終了後はつなぎ温泉に移動しての懇親会です。
写真 2 (1) (Custom)
写真 3 (1) (Custom)
東北地区の集まりなので、どうしても話題は人手不足の話が中心になっていきます。当科も当直は4日ごとで回していますが、うちなどまだまだ恵まれている方で、どこの施設もいつ診療体制が維持できなくなってもおかしくないぐらいのギリギリで辛うじて維持されているのが実情です。どうしたら良いのかを茨先生を囲みながら語り尽くした一夜でした。

一夜明けた今日も良い天気でした。
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茨先生をはじめ、ご参加して下さった皆さん、ありがとうございました。
また来年も集まれることを願っています。皆さん、くれぐれもお身体に気をつけて下さい。

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2014.07.16

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さて、学会と言えば全国の皆さんと久しぶりに会うことができるのも大きな楽しみの一つです。今回の学会には当科の伊藤先生と一緒に参加しました。伊藤先生には今、「当科で経験した遷延性低血糖症について」と題して発表してもらいました。
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今回の学会では、以前、NHKの青森局時代に青森県の周産期医療に関する取材でお世話になった田中陽子さんとも久しぶりにお会いすることができました。田中さんは今回の学会で 新生児の痛みに関するシンポジウム の取材でいらしたそうです。育休明けでの仕事再開だそうで、今後、また周産期医療の取材でのご活躍を期待しています。
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学会2日目の夜は神奈川こどもの交流会に合流させていただきました。いつもながら神奈川こどもの「現役生と卒業生」で大賑わいでした。
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当院から2年間の研修でお世話になっている川村先生も元気そうでした。
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こちらは「こどもかぞくまんなか」チームの倉敷中央病院の中川ふみ先生とコドモックルの野口聡子先生です。
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そしてこの写真。豊島先生をはさんで、来春で2年の研修を終えて青森に戻ってくる予定の川村先生と、もし可能であれば交代で来春から神奈川こどもでの研修でお世話になりたいと考えている当科の伊藤先生の3ショットが実現しました!
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今回も豊島先生をはじめ、色んな方達とお話しすることができ、まさに「夢の国」のとなりで夢のような時間を過ごさせていただくことができました。
皆さん、学会本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
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2014.07.15

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今回の学会の大きな楽しみの2つめは「 こどもかぞくまんなか 」チームのブースです。今回は企業展示コーナー近くの小さな小部屋にウプサラ大学NICUの環境が再現されていました。ブース出展するとはお聞きしていましたが、ここまでの展示とは想像もしていなかったのでびっくりです。各施設の取り組みのポスターも多数展示されており、皆さんのファミリーセンタードケアへの熱意が全国に拡がりつつあることを実感しました。

ブース内の再現NICUはこんな感じです。部屋も良い具合に照度が落とされ落ち着いた感じで、ウプサラ大学NICUで有名な「耳」の形をした騒音計もありました。まさに「これ、これ」と言うしかありませんでした(語彙力なさすぎですね)。
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ブースの入り口には大きなポスター展示で当院の取り組みを紹介して下さいました。当日はタブレットPCを持参して、当科での「直母外出」の様子を動画でもご紹介させていただきました。
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さて、これだけの用意がされている以上、カンガルーをしないわけには行きません。生まれて初めてのカンガルーケアをさせていただきました。最初、先にベッドに寝てから胸の上に赤ちゃんがくるのかと思っていたら、そうではなく、写真のように自分の胸を赤ちゃんの方に近づけてそっと抱き上げて移動するのだそうです。写真だとなんか介護老人みたいになってますが・・・。
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これでカンガルー完成です。確かにこの姿勢だと赤ちゃんの顔を直接見るのが難しいので、カンガルー中のお母さん達が鏡を使っている理由が実感できました(決して老眼だから見えにくいわけではありません・・・)。どうもわが子というよりも孫を抱っこしているような感じなので「じじ」カンガルーと言うところですね。
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学会最終日に「こどもかぞくまんなか」チームの皆さんとの集合写真です。今後もどんどん全国にファミリーセンタードケアの輪を拡げていって欲しいと願っています。皆さん、素敵な企画をありがとうございました。
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2014.07.14

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7月13日(日)から15日(火)の3日間、東京ディズニーランド横のシェラトングランデで第50回日本周産期・新生児学会学術集会が開催され参加してきました。今回の学会ではいくつかの大きな楽しみがありました(ディズニーランドじゃないですよ!)。
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まず最大のニュースは、2009年に日本での販売が停止され更にメンテ終了の話まででていたステファニーを近々パシフィックメディコ株式会社が扱っていただけることになったことです。我が国の新生児医療においてPAV(proportional assist ventilation)がこれから!と言う時の販売終了だったので、今回の動きは本当に嬉しいです。ステファニーは日本では知らないうちにいつの間にか新型がリリースされていて今回は姉妹機であるソフィーと一緒にデモ展示されていました。
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今回の学会にあわせてSTEPHAN社のHohne氏が来日され、韓国のSon先生達と一緒にステファニーやPAVなど、人工呼吸器談義をさせていただくことができてとても楽しいひとときでした。写真は学会場からディズニーリゾートラインで移動中の一コマです。
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新型のステファニーではMinimal Volume Guaranteeと言う新機能が目を惹きました。PAVは患者さんの呼吸努力に比例して人工呼吸器の換気圧が上昇する呼吸モードです。以前、早産児の人工呼吸管理Part6 で述べたように、これはVG(Volume Guarantee)とは全く逆の動きをする機能となります。
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しかし、PAVも自発呼吸が弱くなってしまうと換気圧も下がってしまうことから、バックアップ換気が作動する完全な無呼吸に陥らない程度の小さな呼吸努力の時には低換気となってしまうと言う弱点があります。Minimal Volume Guaranteeはこの弱点を補うための機能と位置づけられ、概念的には以下の図のような感じになるのではないかと期待しています。またVGのあり方と言う観点からも、早産児の人工呼吸管理Part6 の中で、VGに関して「自発呼吸のない状態、つまり無呼吸時のバックアップ換気としてこそ、その有用性が発揮されるのではないか」と述べた通りのコンセプトとなっていたことに驚かされました。
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我が国の新生児医療において「食わず嫌い」のまま、いったん火の消えかかったPAVがここで新たに再評価される機会を得ることができたことをとても嬉しく感じています。新たに認められたPAVが多くのCLDの赤ちゃん達の肺を護るために働く日が来ることを願っています。

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ブログ更新情報

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2015.06.07
南空知小児科臨床勉強会
第17回目 (Custom)
2015.06.04
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(画像をクリックするとブログのページリンクします)
2015.06.01
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2015.05.22
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2015.05.20
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2015.05.15
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