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成育科ブログ

2014.07.14

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7月13日(日)から15日(火)の3日間、東京ディズニーランド横のシェラトングランデで第50回日本周産期・新生児学会学術集会が開催され参加してきました。今回の学会ではいくつかの大きな楽しみがありました(ディズニーランドじゃないですよ!)。
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まず最大のニュースは、2009年に日本での販売が停止され更にメンテ終了の話まででていたステファニーを近々パシフィックメディコ株式会社が扱っていただけることになったことです。我が国の新生児医療においてPAV(proportional assist ventilation)がこれから!と言う時の販売終了だったので、今回の動きは本当に嬉しいです。ステファニーは日本では知らないうちにいつの間にか新型がリリースされていて今回は姉妹機であるソフィーと一緒にデモ展示されていました。
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今回の学会にあわせてSTEPHAN社のHohne氏が来日され、韓国のSon先生達と一緒にステファニーやPAVなど、人工呼吸器談義をさせていただくことができてとても楽しいひとときでした。写真は学会場からディズニーリゾートラインで移動中の一コマです。
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新型のステファニーではMinimal Volume Guaranteeと言う新機能が目を惹きました。PAVは患者さんの呼吸努力に比例して人工呼吸器の換気圧が上昇する呼吸モードです。以前、早産児の人工呼吸管理Part6 で述べたように、これはVG(Volume Guarantee)とは全く逆の動きをする機能となります。
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しかし、PAVも自発呼吸が弱くなってしまうと換気圧も下がってしまうことから、バックアップ換気が作動する完全な無呼吸に陥らない程度の小さな呼吸努力の時には低換気となってしまうと言う弱点があります。Minimal Volume Guaranteeはこの弱点を補うための機能と位置づけられ、概念的には以下の図のような感じになるのではないかと期待しています。またVGのあり方と言う観点からも、早産児の人工呼吸管理Part6 の中で、VGに関して「自発呼吸のない状態、つまり無呼吸時のバックアップ換気としてこそ、その有用性が発揮されるのではないか」と述べた通りのコンセプトとなっていたことに驚かされました。
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我が国の新生児医療において「食わず嫌い」のまま、いったん火の消えかかったPAVがここで新たに再評価される機会を得ることができたことをとても嬉しく感じています。新たに認められたPAVが多くのCLDの赤ちゃん達の肺を護るために働く日が来ることを願っています。

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2014.07.13

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ちょっと過ぎてしまったのですが、毎年7月七夕の週の金曜日に「ビールの会」と言う集まりがあります。これは青森県内で障害児の療育や福祉・医療に携わる方達が年に一度、一堂に会する飲み会で、もうかなり昔から開催されているそうです。数年前から当院からも医師や臨床心理士さんが仲間入りさせていただいております。会の最中の写真は取り損なったので、会場の座席の案内図をアップします。青森・津軽を中心とした県内各地の色んな施設から大勢の方が参加され、互いに情報交換されていました。
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写真は過去のビールの会に皆勤賞で参加されていて、この道ん十年の浪岡の保健師さんの大澤さんとの二次会でのツーショットです。やまぶき園の方と5歳児健診のあり方に関して激論が交わされていました(合間合間にカラオケが挟まりますが・・・)。
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なんとかこれからもこうして皆さんと一緒に顔の見える関係をつなげて行ければと思います。
皆さん、今後ともよろしくお願いいたします。

2014.04.26

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今日はあおもり母乳の会総会の第8回講演会が開催され、聖マリアンナ医科大学名誉教授の堀内 勁先生をお迎えし「早期の母子コミュニケーション~心育ちと母親になること~」と題してご講演いただきました。
写真は本日のプログラムと、その向こうに写っているのは開会のご挨拶中の齋藤美貴先生です。
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堀内先生のご講演は何度かお聞きしたことがあり、特に生後早期のカンガルーケア(本日のご講演ではバースカンガルーケア(BKC)と言う用語を用いられていました)に関して「BKC中の恐怖や否定的体験など、赤ちゃんに没頭(没入)できない環境は母乳育児をむしろ阻害する」とのお話しを以前からお聞きしていて、まさにその通りと思っていましたが、本日のご講演ではさらにもっと広い視点から母子がともに育って行く課程に大切なことをたくさんお聞きすることができました。

この写真はご講演のあとに恒例の「おっぱいわいわいタイム」の様子です。
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ところで青森市内はそろそろ桜もほぼ満開を迎えています。今朝は母乳の会の前に近くの合浦公園にちょっとだけ花見に行ってきました。昨年は開花が遅い上に十分な満開状態にもならなかったので、今年は昨年の分も咲いているように見えます。
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堀内先生は明日は弘前公園に行かれるそうなので、是非、日本一の桜を堪能していただきたいと思います。堀内先生、ありがとうございました。

2014.04.14

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今週末は名古屋の小児科学会に行ってきました。今回は学会参加の他に大きな二つの目的があります。一つは昨年、電カル関連で見学させていただいた名古屋第一赤十字病院でSLEシリーズを中心とした人工呼吸管理に関してお話しさせていただくこと、もう一つは「光のNICU」で注目されている名古屋第二赤十字病院を見学させていただくことです。
学会2日目は早朝の会議に出席した後、地下鉄で名古屋第一日赤病院へ向かいます。この病院はなんと地下鉄駅と直結していて、「中村日赤」で地下鉄を降りるとそのまま地下道から病院に入ることができます。写真は地下道から見た病院入り口です。

人工呼吸管理勉強会の会場にはSLE5000もセットされていて、講義後に実機で実演できるようになっていました。内容はちょっと盛り込みすぎてしまい、予定をオーバーして90分以上かかってしまい、その後に実機での説明も加えて2時間以上になってしまいました。今回の内容はまた後日、このブログでも分割してご紹介してみたいと思います。

 

この後、学会場に戻って、夕方からは名古屋第二赤十字病院の見学会です。会場近くの地下鉄駅から向かいますが、実は名古屋第二赤十字病院も同じく地下鉄駅と直結されていて、車いすでもエレベータでそのままアクセスできるようになっています。写真は地下鉄からのエレベータを降りたところから見た病院です。名古屋市の都市計画の素晴らしさを改めて感じました。

名古屋第二赤十字病院NICU見学のご案内は新生児科の田中太平先生がして下さいました。田中先生は私が昔研修でお世話になっていた埼玉医科大学総合医療センターに勤務されていた先生で、ご一緒に働かせていただいたことはないのですが故小川雄之亮教授門下の兄弟子にあたる先生です。
写真はNICUの入り口です。壁面には退院されたお子さん達が書かれた絵や習字が飾られ、廊下のつきあたりにはステンドグラスが飾られています。このステンドグラスの色はそれぞれのガラス自体の発色によるものだそうで、内窓の内側・外側にそれぞれ貼り付けてあります。この窓はちょうど真西を向いていて、季節によって夕陽の入り方が異なるそうです。また入り口の左手のちょっとした空間は天井から色んな形が投影されていて目を楽しませてくれます。



この写真はGCUです。もともと天井が低ことからその圧迫感を何とかしたいと言うところが今回のヒントになったそうです。照明は調光可能なLEDが全て間接照明となっており、日中では300ルクスもあるそうなのですが、全くそんなに明るいとは感じませんでした。田中先生は今回の改修に際して、照明に関して徹底的に勉強されたそうで、今回の見学会でも聞いたこともない専門用語がポンポン飛び出します。

夜は照明をさらに下げるそうで、実際に少し暗くしてみていただきました。写真だとちょっと分かりにくいかも知れません。

こちらはNICUです。天井の照明がまるで天の川のように波打っています。こうした形も圧迫感を少なくする工夫のようです。

LEDライトによる間接照明は乳白色のアクリルよりも熱に強いポリカーボネイトのボードで覆われており、埃がたまらないように工夫されています。当院の工事でも間接照明を取り入れたいと考えたことがありましたが、この方法には全く思い至りませんでした。

さらに天井は間接照明によって照らされた明かりが反射しにくいようにつや消しされており、通常であれば金属面が露出する換気用フィルターカバーにまで同じ塗装がされていると言うこだわりです。

これは人工の窓で、外の景色を見ることなくこの世を去られる赤ちゃん達のために作った部屋に設置されています。

この他、写真にはありませんが、当直室や仮眠室、トイレに至るまでいたるところに照明による「癒やし」を感じることができます。最も最先端の照明技術があらゆるところに採用されたNICUですが、その根本には赤ちゃんやそのご家族、さらに働く者の立場まで熟慮された上での設計理念が明確に伝わってくるNICUでした。

名古屋第二赤十字病院NICUはマスメディアでも注目されています。
以下にYou tubeのリンクをご紹介します。
「光あれ…新生児集中治療室は今…。命の最前線で戦う医師…病室を安らげる場所に」

今回、人工呼吸管理の勉強会でお招き下さった名古屋第一赤十字病院の大城先生、「光のNICU」を見学させていただいた名古屋第二赤十字病院の田中先生、ありがとうございました。

2014.02.17

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信州フォーラム3日目です。前日から降り続いた大雪で甲信越地方の交通が完全に麻痺状態となりました。新幹線・在来線・高速道路は全て止まっています。確かにホテルの外も大雪です。

そこで、小林先生・寺田先生のレンタカーに北海道大学の兼次先生と一緒に乗せていただき、一般道で東京を目指すことにしました。今から考えればあり得ない選択でしたが、この時点ではまだ、特に山梨方面の雪害の惨状は全く分かりませんでした。

安曇野、松本、諏訪ともの凄い悪路の中進みましたが、茅野市を過ぎたあたりから通行止めに会い、迂回して原村へ(上の地図で緑の線が途切れたところから上のあたりです)。ところが、同じく東京を目指す車が次々に雪にはまって立ち往生してしまい、みんなで車を押したリタイヤを掘り出したり助け合いながら脱出しましたが、このあたりで既に夕刻を過ぎていました。

富士見駅を過ぎたあたりで、その先の状況を警察官の方に聞くと、この先は行けたとしても小淵沢の道の駅止まりとのことで、そこで寝泊まりするしかないとのこと。あたりには行き先を失った乗用車の列が連なり、コンビニの駐車場も一杯になっていました。近くの公民館が避難所として開放されるとの情報も入ってきました。

この写真は上の地図でガソリンスタンドとセブンイレブンが向かい合っているあたりで撮ったものです。

ここのコンビニで当面の食料と、非常時に備えて色んなものを買いそろえ、万一の場合には車中泊を覚悟で宿が確保できそうな諏訪湖を、元来た道を頼りに目指すことにしました。20時頃には諏訪湖畔まで辿り着くことができて、これで何とか一安心です。

翌朝はすっかり天候も回復し、部屋からは綺麗な諏訪湖を眺めることができました。

宿の朝食でみんな揃って。

ここから先、どうやって帰るかを考えました。どう考えても中央道や中央線が回復する見込みはなさそうで、可能性があるとすれば長野まで移動して新幹線再開を待つかと言うところですが、位置的に完全に離れてしまっています。ところが、幸いにも松本空港から千歳空港への便に空きがあることが分かりました。ここで、北海道組と行動をともにするか、松本で別れるかの決断を迫られましたが、飛行機が現時点で最良の選択と判断し、千歳空港経由で青森へ戻ることを決めました。松本空港に着くと駐車場には樹氷にのようになった車が山ほどありました。

なぜ自分が北海道にいるのか実感できないまま、すぐに青森便に乗り継ぐことでき夕方には自宅へ帰ることができました。これまでの状況を考えるとほとんど奇跡としか言いようがありません。小林先生、兼次先生、寺田先生、ありがとうございました。そして、本当にお疲れ様でした。

今になって情報があれこれ入ってきてから考えると色んな反省点が思い当たります。そこで今回、いったいどのような判断が最も適切だったのかをもう一度考え直してみました。今回のフォーラムでは血液ガス分析のガイドライン作りが話題となっていましたが、静岡済生会病院の杉浦先生のスライドを参考に「CQ:信州フォーラムからの帰路で大雪の交通障害に遭遇してしまった場合のガイドライン(案)」をスライド化してみました。

何より、情報が乏しい中での車での移動はやはり最もリスクが高い選択だったようです。私たちは道中、埋まった車の手助けで時間が取られたことが逆に幸いしたようで、もし順調に進んでいたら、そしてもし長野の雪がもう少し少なかったら今頃はまだ甲府の手前で足止めだった可能性があります。まだ足止めされている方もいらっしゃるかと思いますが、一日も早く帰路につけますことを祈っています。
また、今回の信州フォーラムは大変なことになってしまいましたが、でも素晴らしい会ですのでこれに懲りずに来年も是非参加したいと思っています。

ブログ更新情報

第14回目 (Custom)
2015.04.09
東奥日報連載14回目 子の障がいと母の就労
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2015.04.04
新年度
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2015.03.31
年度末の風景
第13回目 (Custom)
2015.03.19
東奥日報連載13回目 少子化対策に欠ける視点
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2015.03.08
持続可能な周産期医療体制の構築のための研究
Kamekai記事 (Custom)
2015.03.06
障がい児を持つ母親が子育てしながら働ける社会を
第12回目 (Custom)
2015.03.05
東奥日報連載12回目 付き添いの建前と現実
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2015.02.28
福島県NICU情報交換会
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2015.02.24
青森市産婦人科医会
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2015.02.23
信州フォーラム旅日記~ファミリーセンタードケア
図2
2015.02.22
信州フォーラム旅日記~一体型EtCO2アダプタの開発
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2015.02.21
信州フォーラム旅日記~part1

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