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成育科ブログ

2014.01.12

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来月、2月1日(土)13時より当院で第11回あおもり母乳の会学習会を開催します。
今回は講義として
1)「早産児だからこそ母乳育児!!(網塚)」
2)「基本に戻ってポジショニングとラッチオン(三浦)」
と、その後にグループワークも予定しています。
ご興味のある方は是非ご参加下さい。

 


第11回あおもり母乳の会学習会のご案内と申込書はこちらをクリックして下さい。
あおもり母乳の会学習会案内
 

2014.01.06

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青森県立保健大学では毎年、看護系2講、助産コース6講を通常講義として担当していますが、これらとは別枠で医療と社会との関わりのようなことに関して毎年講義させていただいています。今年度から2講に増え、昨年末には超早産児の予後と後障害を持ったお子さん達の支援などに関してお話ししました。

今日はその第2回目として、間もなく社会に出る学生さん達に、医療を取り巻く社会的環境に関する諸問題に関して色々とお話しさせていただきました。内容は大きく分けると、少子化なのになぜ早産児が増えているのか?、「一人飲み」に象徴されるNICU・GCUにおける看護体制、産科病棟における新生児の扱いに関する問題(カンガルーケアも含めて)、少子化の社会的背景などで、90分で目一杯お話ししてきました。

就職した当初は右も左も分からないことでしょうけれども、医療現場には制度上、明らかな理不尽さや多くの矛盾があって、与えられた環境が必ずしも当たり前ではないんだと言うことを少しでも意識してもらえたらと思っています。以下にスライドや写真の抜粋を掲載します。

 

2013.12.21

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先週の木曜日(12月19日)、先月当院へ見学に来て下さった仙台市立病院の千葉洋夫先生にお招きいただき、当院のNICU部門システムのご紹介をさせていただきました。



うちの部門システムは当科オリジナルで、ジャイロさんと言う会社の方と一緒に開発しました。NICUの業務は成人に比べてとても細かく、少なくとも開発当時は既存の大手電カルではとても実用にならず、無理に電子カルテを使おうとすれば診療上のリスクが高まることは誰の眼にも明らかでした。そこで、うちの部門システムでは特に安全機能を最重要視した作りとしました。

患者認証機能は既存の電カルでも当時から可能でしたが、うちのシステムでは処方や栄養に関しても認証できるように設計しました。小さな赤ちゃんを扱うNICUでは注射だけではなく処方や栄養の間違いでも大事故につながりかねませんし、また更に母乳間違いは感染症のリスクもあります。システム導入以降はこうした患者間違いはほとんど見かけなくなりました。母乳認証も今では他のメーカーでもかなり導入されるようになってきましたが、母乳栄養の患者認証機能の実用化は恐らく全国で最も早かったのではないかと思います。

指示入力に際しての安全機能には入力制限機能と入力支援機能があると考えています。入力制限機能とは誤った指示は極力入力できないようにする機能で、例えば混合すると混濁してしまう薬剤を混注できないようにするとか、体重あたりの投与量が極量を超えた時に警告するなどです。うちのシステムでは混注だけではなく、異なるシリンジからでも同一ルートから混注不可の薬剤を入れようとした時に警告を発する機能もあります。

入力支援機能としては、例えば遮光や専用チューブが必要な薬剤の場合やフィルターを通してはならない場合には自動的に指示にそのことが入力されるとか、そのほか、複雑な計算を要する薬剤投与量を自動計算したりすることが可能です。

既存の電カルは医事会計をメインに考えているためか、会計を取りやすくするためにどうしても医療者側がそれに合わせたオーダー入力を個別に行わなければならない部分が多いと感じています。この点に関して、当科のシステムでは基本的に医療者は自分たちの仕事をしているだけで、そこから必然的に発生した指示や記録を自動的に拾い上げることによって、会計のためのオーダー入力を可能な限り不要とすると言う特徴もあります。
例えば、医師が人工呼吸器の指示を入れたと言うことはその患者さんは人工呼吸器(と酸素)を使用している訳ですから、それはそのまま処置の会計に飛びますし、また、看護師さんが浣腸を実施すれば、その記録から浣腸の会計を発生させると言う仕組みです。

当科のシステムを開発してからかれこれ8年の歳月が流れましたが、こうした機能に関してはまだまだ最先端であるとの自負があります。NICUで働く側にとっては部門システムは必須と思いますが、その導入には予算も必要ですので病院側の理解が必須です。NICU部門システムの必要性を院内で訴えて、それが何に役立つのか?と問われた時、最優先されるのは医療安全のはずです。このことを最優先することによって病院側にもその必要性が認められ、そこで初めてさらに付加的な診療水準の向上や入力に際しての労力軽減の点でも現場が恩恵を受けることが理想的なのではないかと考えています。願わくばこうした部門システムが全国一律に導入が認められる時代を目指したいと思っているところでもあります。

講演の後は町中に繰り出して懇親会を開いていただきました。
途中、光のページェントがとても綺麗でした。

懇親会後の集合写真です。若手の先生方と多くの研修医の皆さんがたくさんいてとても羨ましかったです。千葉先生、ありがとうございました。

2013.12.15

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昨日は青森市内で青森県周生期医療研究会がありました。この会は年に1回、県内の周産期医療関係者が一堂に会して色んな発表を持ち寄ります。


11/14の記事でプログラムの紹介をしましたが、当科からは3題の一般演題と特別企画「超早産:22~23週への対応」では網塚が本県における問題点を述べました。うちからのトップバッターはNICUスタッフの鹿内さんで、「早産児における早期発達支援~あすなろ医療療育センター理学・作業療法士との協働~」に関して発表しました。当科では同じ青森市内にあるあすなろ医療療育センターの理学療法士さんand/or作業療法士さんに毎週水曜日にNICUまで来ていただき、入院中の赤ちゃんの姿勢とか筋緊張とかの評価をしていただき、それを実際のケアに反映させると言う取り組みをしています。この日は発達外来と同じ日でもあり、NICUラウンドが終わったら外来で色んな相談をさせていただいています。

スライドはラウンドで使用するアセスメントシートの活用の仕方を紹介しています。

次は伊藤先生が「産褥入院期間の短縮が新生児管理に与える影響について」報告してくれました。当院では2011年から産褥入院期間を自然分娩の場合、従来の6日から4日へ短縮されましたが、特にNICUに赤ちゃんが入院した場合にお母さんの母乳分泌がその影響でどうなったかを調べてくれました。かなりの分量だったので相当大変だったことと思います。

池田先生からは「ドクターヘリによる搬送用保育器を用いた新生児搬送 ~本格的な運用開始の報告~」をしてもらいました。これまでもあちこちでドクヘリ準備の発表はしてきましたが、実運用の発表は今回が初めてです。池田先生のスライドの方がかなり分かりやすい印象でした。
ドクヘリは有視界飛行のため日没までしか飛行できません。このため出迎え搬送をするには準備時間、往復の飛行時間、搬送元への滞在時間などをこれまでのシミュレーションから考えると、日没の約2時間半前までに第一報がないと間に合わない計算となります。特に冬場で日没時刻が早い時期は午後2時でもギリギリとなり、その辺を今回の発表では強調していました。

特別企画「超早産:22~23週への対応」では、在胎22~23週児において看取り例が多い現状とその背景に関して新生児科からの視点で述べました。本県では超低出生体重児のほとんどが母体搬送され当院で治療を受けており、また当科の極低出生体重児の診療成績はリクルートページでも紹介しているように全国でもトップクラスなのですが、それなのに本県の新生児死亡率はなかなか良くならないと言う矛盾を抱えています。理由は在胎22~23週における看取り例の多さにあります。看取りの是非や倫理的なことは別として、まずはこのことを県内の周産期医療関係者に広く認識してもらうことが先決で、実際に現場で起きている事実に向き合わなければ対策の取りようがないと言うのが今回の企画意図です。

なかなか統計上は良くなったように見えない本県の新生児医療ですが、こうした看取り例を除いた超低出生体重児の死亡率の推移を見ると、現在では県全体として数%にまで改善してきています。産科の先生方とも共通認識を持ち、今後もまた少しでも本県の周産期医療の改善に努めることができればと思います。

会の終了後は、今回の研究会で新しい出生前遺伝子検査に関して弘前大学医学部生と弘大祭の来場者に対する意識調査の結果を報告して下さった弘前大学医学部の学生さんをさそって二次会をしました。

最近の学生さん達は考え方がしっかりしていていつも驚かされます。
彼ら・彼女たちの若い力が活躍する時が待ち遠しいです。

 

2013.11.30

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今日から石川県金沢市で第58回日本未熟児新生児学会学術集会(会長:石川県立中央病院 久保実先生)が開催されます。

この学会は日本周産期新生児学会と並んで私たち新生児科医のメイン学会ではありますが、学会中も誰かが残って病棟を守らなければなりません。当然ながら全員参加することはできず、今回は網塚・三上・房川がお留守番です。学会はこうしてみんなで交代交代で参加するようにしています。

今日は病棟内の電気点検のための停電がありました。NICUの勝手口側の自動ドアは非常用電源からの給電ではないらしく、停電中は全部動かなくなってしまいました。2年半前の工事中に気づかなかったのが悔やまれます。

青森はもうすっかり冬景色で、白鳥もちらほら見かけるようになりました。今朝、医局に着いたら目の前を白鳥の群れがちょうど横切ったので慌ててシャッターを切りましたが、上手くフレーム内に収めることができませんでした。右端の方にいるのが白鳥で、結局、カラスが真ん中になってしまいました。

今回は参加できませんが、学会のご成功をお祈りしています。

ブログ更新情報

(画像をクリックするとリクルートページへリンクします)
2014.09.19
平成27年度の常勤医師および後期研修医を募集します
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2014.09.12
世界地図でみた英語版ホームページのアクセス分布解析
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2014.08.30
佐藤先生、1ヶ月研修お疲れ様でした!
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2014.08.25
Babylog 8000plusの基礎編・応用編の英語版完成!
(画像をクリックすると“木陰の物語”届ける!プロジェクトのFacebookページにリンクします)
2014.08.21
東奥日報連載2回目「入院の可能性は誰にでも」
(画像をクリックするとAmazonへリンクします)
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池上彰の新聞活用術
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カンガルーケア用椅子 その2
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2014.08.04
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2014.07.24
週刊東洋経済にインタビュー記事が掲載

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