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成育科ブログ

2017.02.21

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信州フォーラム旅日記~母子の力を引き出すデザイン① の続きです。演者の2番手は デザイナーの鍋田知宏さん です。

鍋田さんは、 Archi Design Lab.+Ca という会社でデザイナーをされていて、これまで全国各地の医療施設の設計を数多く手がけていらっしゃいます。

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ここに挙げられた3つの問題点はなるほどと思わせられるものばかりです。いくら医療従事者と設計者の間にデザイナーさんが入ってくれたとしても、医療従事者側の院内での意思疎通が悪ければ、どこに意図があるのかも分からないでしょうし、その意味では単に設計者との関係性だけの問題ではなく、実は医療従事者側にもそれなりの問題があるのではないかと言うことに気づかされます。デザイナーさんに入っていただくには、その前提としてその施設のコンセプトが明確であることと、そこで働く多くの人達の意見にもしっかり耳を傾けることのできる施設文化のようなものも必要なのではないかとも感じました。
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実際の設計に際してはシミュレーションをするためのスタジオもあるので、こうした施設も活用次第では大きな力になってくれるのではないかと思います。
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今回のご発表も副題に「見えない問題や潜在ニーズに関して、いかに気づきを持って問題解決につなげるか?」とあるように、まさに私たち医療従事者が求める理想像を実現させるためのお手伝いをして下さる存在と感じました。ただ、前述したように、施設側の意思疎通がその大前提として必要であることは肝に銘じておかなければならない点と感じました。

企画セッションはさらにその3以降に続きます。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.02.20

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EtCO2アダプタの発表に続いてこの日は「新生児医療におけるデザイン 製品〜環境〜運用」と題したセッションが企画され、モデレーターを務めさせていただきました。このセッションは昨年の富山で開催された日本周産期新生児学会の教育セミナーで 「母児の出会い、愛着形成を産科· 新生児科で考えるFamily Integrated Care~オランダにおけるFamily Integrated Careの実践例と日本における可能性」 としてお話しした内容の先にある企画です。近年はファミリーセンタードケア関連の発表も数多くみるようになり、それぞれの施設で様々な取り組みが紹介されています。しかし、いざ新たな施設を作ろうとか、NICUを改修しようというような話になると、あまり相談する人もいなくて、それぞれの施設で自分たちで考えるしか方法がないのが実情なのではないかと思います。当院もこれまで3度の増床・改修工事を行いましたが、あとになって後悔する点も多々あります。こうした各施設の経験や失敗はそれぞれの施設の中で結局消えて行ってしまっているのが実情でしょうから、それらをどうにかして経験を蓄積することはできないだろうか?さらには製品開発に関しても企業の方たちと協力しあうことで新たなアイデア、デザインを生み出す素地を作り出すことができないだろうか?というのがこのセッションの狙いです。

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まずは当院の直母外出と昨年オランダで見学させていただいたOLVG病院の取り組みをそれぞれざっくりとご紹介しました。OLVGの詳細は以前ご紹介していますので、そちらをご参照ください。
Family Integrated Care~日本周産期・新生児学会in富山 その4

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オランダのOLVG病院の理念は「お母さんと赤ちゃんは常に一緒で離れることはない」です。
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その理念を具現化させるためには産科と新生児科そ双方が理念を共有するところからはじまっています。スライド52 (Custom)
それでは日本では同じような施設を作ることはできないのでしょうか?
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日本では産科と新生児科の間には厳格な独立性が求められていて、それが制度として母子が一緒にいることを阻んでいることを、これは昨年の教育セミナーでもご紹介しました。
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日本でもこうした施設を作るには、その前提として看護師さんの配置が問題になりますが、全国的にはGCUの配置は全国的にも1対6が標準になってきているようです。
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その前提で考えてみると、
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例えば大部屋で母子の混合病棟を作ることができれば、あながち不可能でもなさそうです。さらにこれを個室化できれば少しOLVGに似てきます。
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一方、施設の設計というのは、これはなかなか難しいもので、何回改修工事をやっても「こんなはずじゃなかった」はあちこちにあります。この部屋はGCUの隣に作った母子室ですが、GCUの明かりが窓から入らないようにと、左側の窓は小さく上の方だけ付けましたが、出来上がってみるとGCU側には大きなガラス窓が!こんなことが度々起こってしまいます。
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かれこれ15年以上前に最初にNICUの設計をしましたが、今にして思えば見えていたのはこんな範囲だったような気がします。そこに臨床現場の意図をくみ取って、設計会社との間を「通訳」してくれて、さらにその意図を組んだデザインまで提供してくれる存在があったら、どんなによかっただろうと思うのです。これは、今まさに全国津々浦々で進行中の各施設でも同じことだと思います。医療者は所詮は建築では素人です。かと言って、建築する側もまた医療現場のことを理解するのはとても無理でしょう。理想の施設づくりには、その間を埋めるような存在と、そして全国の各施設の「失敗」を蓄積するためのなんらかの仕組みが必要だと思うのです。このセッションの意図もそこにあります。スライド84 (Custom)
「家は3回建てないと満足した家が建たない」と言われますが、NICUの設計など長い医師人生の中であって1度でしょう。そのワンチャンスを活かすには、やはり仕組みが必要なのだと思います。
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そのための方法を具体的になにかアイデアとして持ち合わせているわけではありません。しかし、今回の企画セッションを機として、今後、こうしたことにも関心が集まることを期待したいと思います。
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こうしたことを前提として、この後にデザイナーの鍋田さんと、企業デザイナーの岩井さんのご発表が続きますので、その2以降でご紹介します。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.02.19

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昨年の大阪で開催された日本新生児成育学会 、そしてさらにその前の 一昨年の信州フォーラム でも発表した一体型EtCO2アダプタをついにこの信州フォーラムでもセッションとして発表させていただくことになりました。

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人工肺サーファクタント・HFOなど、新生児医療の歴史の中でも医療を格段に進歩させる場面をこれまで何度か見てきました。そこまでのインパクトはなくても、例えばBabylogもデビューしたての頃はリークに弱いのが弱点でしたが、その後のマイナーチェンジではその弱点が克服されていました。今回のお話も、まあそこまでとはいかなくても、ひょっとしたらこれから先の急性期医療を大きく変えるかもしれない新たなデバイスの登場というお話になればと思っています。

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EtCO2は単にCO2のモニタリングに留まらない様々な情報を得ることができます。ただ、最大の難点が死腔量の増加です。
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この死腔量をなくして、さらにできるだけ患者さんの口元近くで計測することができれば、それが何より理想的なはずです。
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そこで、従来使用している閉鎖型気管内サクションカテーテルアダプタとEtCO2アダプタを合体させることで、その死腔量を最小化することができないかと考えたのが今回の一体型アダプタです。スライドは本当にベタで申し訳ないです。
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実物はポケットに忍ばせておいて、手に取って見せたつもりでしたが、頭のハレーションとかぶってしまったようです(-_-;)
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ちなみに今回のプレゼンは、実はスティーブ・ジョブズが2005年にiPod nanoを発表したときにジーンズの小さい方のポケットから取り出してみせるのをちょっと真似てみました。似ても似つかなくて、きっと誰も気が付かなかったとは思いますが・・・・。一度これをやってみたかっただけです。

( Apple Music Special Event 2005-The iPod Nano Introduction )

( Apple Music Special Event 2005-The iPod Nano Introduction )

一体型アダプタの死腔量は2.9mlと、閉鎖式吸引カテーテルアダプタの死腔が約2.0mlなので、それでも少し多めですが、、まだまだ死腔量は減らせるので、最終的にはほぼ同程度まで行けるのではないかと思います。
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なんとかこのアダプタが正式な製品となって、特に体重の小さな赤ちゃんたちの人工呼吸管理に少しでも役に立ってくれる日が来ることを願っています。

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このアダプタ開発にご協力くださった日本光電の皆様に心から感謝申し上げます。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.02.18

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この週末はこの時期恒例の 第19回新生児呼吸療法モニタリングフォーラム に参加してきました。今回は 昨年の日本新生児成育学会 で発表した、EtCO2の一体型アダプタの発表がありました。

会場の大町市に到着です。いつもどおり「おおまぴょん」がお出迎えしてくれます。
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こちらはEtCO2のセッションのディスカッションの様子です。この詳細はその2でご紹介します。
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発表も終えて懇親会の様子です。信州フォーラムの懇親会は参加者のほぼ全員が参加するので、とても賑やかです。他の学会よりもいろんな方とお会いできるので、いつもとても楽しみにしています。
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こちらはEtCO2アダプタ開発にご尽力して下さった日本光電の方達です。
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最初に臨床応用して下さった小林先生も一緒に。
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懇親会のあとも、それぞれの部屋で飲み会は続きます。今回は北海道組に混ぜていただきました。 3年前の信州フォーラムの帰りに大雪に遭って 、あやうく遭難しかけたのは今でも語り草になっています。

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EtCO2の発表と、続くNICUの環境デザインの発表はその2以降に続きます。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.02.06

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今週末はNHKの 総合診療医ドクターG情熱大陸 にも出演されたことのある 国立研究開発法人国立国際医療研究センター の忽那賢志先生をお招きして「総合診療医ドクターG(のような研修会)」を開催しました。

当院では昨年度より国立国際医療研究センターから感染症に関する診療支援をいただいています。年に数回ですが同院感染症センターの先生におこしいただき、医師・スタッフ等を対象とした研修会や、院内感染対策に関してのご指導等の診療支援をしていただいており、今回の研修会もその一環でした。
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今回は忽那先生が出演された 総合診療医ドクターG のスタイルを真似て、当院研修医に提示された症例に関していろいろ考えてもらおうという研修会を企画しました。
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研修会のあとには市内のお店に繰り出しました。DSC09260 (Custom)

こうして感染症の第一人者の先生からいろいろなお話しを直接聞くことのできる機会など地方ではなかなかありませんので、非常にありがたいと思っております。当院の研修医や若手医師にも大きな刺激になることと思います。忽那先生、ありがとうございました。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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