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成育科ブログ

2018.07.10

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盛岡市でのいわて母乳の会の翌日からは東京で日本周産期新生児学会がありました。
今回の会場は東京国際フォーラムでした。
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東京国際フォーラムと言えば、カメラ好きにはたまらないこのアングルの写真ですね。
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初日は学会の前に厚生労働省の小児在宅医療に関する班研究があって、学会場に午後に発表のポスターを貼ってから班研究会場の市ヶ谷に向かいました。
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班会議の会場の市ヶ谷に到着です。同じ有楽町線沿線なので移動は楽でした。さすがの田舎者もこれだけ頻繁に東京を歩き回っているとさすがに最近は地下鉄も乗りこなせるようになってきた気がします(気のせいかも知れませんが・・・)。
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この班研究には昨年から加えていただいています。
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小児在宅医療に関しては本当に右も左も分からない状態ですが、この1年間でかなり多くのことを学ばせていただいたように思います。
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班会議は本当は夕方までの予定でしたが、ポスター発表が近づいてきたので中座させていただきポスター会場へ直行します。今回の発表は、日本新生児成育学会の診療委員会として全国のNICU担当医師に対して行った「新生児科医師の勤務状況と医師育成・供給に関するアンケート結果」に関しての発表です。NICUは卒業したはずなのですが、なぜかまだ新生児科医師不足の心配は続けています。
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無事に班会議もポスター発表も終えるとお待ちかねの夜の部です。この日も学会の会員懇親会に参加した後、毎年恒例の「オフミの会」に参加してきました。この会は新生児医療に関するメーリングリストである新生児医療フォーラムのオフラインミーティングで、もうかれこれ何年も前から毎年年2回の学会の度に開催されています。今回も全国から大勢の新生児科医や看護師さんなど多くのスタッフの方達も参加されました。
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こちらはちょっと年配組のコーナーです。
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オフミの会の最後に現在の新生児医療フォーラム管理人を代表して竹内先生からのご挨拶です。
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そういえば、現在の管理人になってから3人だけの写真を撮ったことがないのでは?と言うことになっての1枚です。向かって左から、埼玉医科大学総合医療センター臨床工学部の須賀里香さん、岡山医療センター総合周産期母子医療センター新生児科の竹内章人先生、神奈川県立こども医療センター総合周産期母子医療センター新生児集中ケア認定看護師の齋藤香織さんです。
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学会2日目に続きます。

 

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.05.04

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学会2日目のシンポジウム「小児科医に明日はあるのか」でも興味深い話題が数多く取り上げられていました。

中でも富山大学小児科の田中先生の女性医師たちが自分たちで考えた働き方ルールに関してのご発表が印象的でした。富山大学小児科では少し前に医局内の女性医師の「空前絶後の(抄録まま)」ベビーブームを体験され、田中先生もその中のお一人だったそうです。これを機に妊娠出産後の働き方に関して当事者の女性医師たちが意見を出し合って自身のキャリアアップも考慮した働き方のルールを作成し、その実践をご紹介されました。
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富山大学と言えば、2年半ほど前に同じ富山大学産婦人科の米田哲先生が同じくワークライフバランスに関してご講演されていたことを思い出しました。
2015.10.12 富山大学産婦人科の女性医師キャリア形成と「最後の授業」
小児科と産婦人科で科の違いはあっても、「女性が働く」と言うことに対する考え方がここまでしっかりしているのは地域性もあるのかな?とも感じました。まさに富山大学恐るべし!ですね。

2015年の記事の最後にカーネギーメロン大学教授で2006年に自身が膵癌の末期症状にあることを知って「最後の授業」を行われたランディ・パウシュ氏の言葉をご紹介しました。この「最後の授業」の時、当時まだ1歳半だった末娘のクロエちゃんに送った言葉です。

大きくなったら、僕のある女性同僚の言葉を知ってほしい。すべての若い女性にふさわしい言葉だ。僕が聞いてきたなかで、いちばんいい助言でもある。
「ずいぶん時間がかかったけれど、ようやく気づいたの。自分に言い寄ってくる男性がいたら、気をつけることは簡単。彼の言うことはすべて無視して、彼のすることだけに注意すればいいの」そのとおりだよ、クロエ。

各科をローテーション中の研修医や学生さん達はあちこちの診療科から勧誘を受けることと思います。医局や病院に勧誘する時には良い話しかしないものですが、そこで思い出して欲しいのがこの言葉です。自分を勧誘してくる医局の先生がどんな話をしてくるかではなく、特に女性医師の場合、すでにそこで働いている女性医師がどのような働き方をしているのか?その医局としてどんな具体的な取り組みをしていて実績があるのかをしっかり見極めて欲しいと思うのです。
なので、ランディ・パウシュ氏の言葉を借りれば、

自分を勧誘してくる医局があったら(教授がいたら)、気をつけることは簡単。彼(教授)の言うことはすべて無視して、彼の医局がこれまでやってきたことだけに注意すればいいの

皆さん、いかがでしょうか?

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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.04.30

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(画像をクリックすると第121回日本小児科学会学術集会のプログラムページにリンクします)

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福岡での日本小児科学会の続きです。日本小児科学会総会に毎年参加していると、このところ小児医療・小児科医の未来に関する話題が非常に多くなっている気がします。少子化がこれだけ進んでいますので、小児医療も小児科医も変わっていかなければならないと言う意識の現れのように感じます。今回もこうした演題やシンポジウムを数多く拝聴してきました。

今回特に気になったのが以下の3つのシンポジウムです。中でも特に興味深かったのが是松先生のご発表です。

是松先生はこれまでの「受け身の医療」の枠組みから、保険・福祉・教育・保育と連携して、例えば地域の予防接種率を向上させたり、行政と協働して任意予防接種を公費化させたり、発達障害児の支援や学校でのアレルギー対策、在宅医療支援などの多岐にわたる取り組みの中で、こうした活動が結果として、感染症が減少したり、不登校が減少したり、合計特殊出生率が上昇したりと、まさに小児科学会の将来構想にもある「コミュニティ小児医療」の実践例を示されていると感じました。

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学会2日目以降も興味深いシンポジウムが続きます。学会最終日になっても先ほどの是松先生のご発表が頭から離れない状態で診療報酬改訂のシンポジウムを聞きました。最後の討論のところでの議論では、小児科は基本的に少子化なので全般的な「売り上げ」としては右肩下がりにならざるを得ない、ここで今後いくら小児科の診療報酬を増やしたところで、すでにその枠組みで問題解決可能な時期は過ぎてしまっているのではないか?すでに新たな時代に入ってきてしまっていると言う論調だったように思います。それはまさにその通りで、これからはむしろ患者さんを何人診たから何点と言うような診療報酬の枠組みから離脱するしかないのでは?そしてその活路こそ是松先生の取り組みの中にあるのではと感じました。ただ、急性期中心の小児医療からコミュニティ小児医療へ大きく舵を切ることが今後の小児医療のあり方なのだろうなと言うことを感じる一方で、そのこととこれまで行ってきた小児科医師の集約化の方向性との両立をどうしていくのかが今後の鍵になるのかな?と思いながらの学会となりました。
総合シンポジウム3

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.04.22

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今年の日本小児科学会学術集会は福岡市で開催されました。前日入りしてちょっと時間があったので以前、約2年半前に福岡都市圏新生児医療連絡会FMNNジョイントカンファレンスの人工呼吸管理の講演でお招きいただいた時に行った太宰府天満宮まで今回も参拝に行ってきました。
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太宰府は博多駅から地下鉄・私鉄を乗り換えておおよそ30分ほどのところにあります。この日はとても天気に恵まれ青空がとてもきれいでした。
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本殿でしっかりお参りしてきました。
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ゆっくりしていたら博多駅に戻ってきた頃には暗くなっていました。
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翌朝学会場に到着です。今回の学会場は博多港近くの福岡国際会議場でした。
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会場のすぐ近くにマリンメッセ福岡があり、この日はNEWSのコンサートがあったようです。
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学会の様子はその2に続きます。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.03.20

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この週末の赤ちゃん成育ネットワーク研修フォーラムでは「『成育科』開設から2年~見えてきた課題と展望」と題してお話しさせていただきました。以下に簡単にですが当日の発表内容をご紹介します。

まず最初に、これまでの青森県は高かった乳児死亡率をどうにかしようとしてきたのですが、現在はNICUから退院したお子さん達の問題に直面しているという現状を紹介するために、2015年11月にABAで放送された「続・赤ちゃんを救え〜助けられるようになった小さな命」の番組冒頭部分からお話ししました。
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続いてまずは青森県の周産期医療の背景に関してご紹介しました。青森県は歴史的にも乳児死亡率の高い県でしたが、これが平成16年の総合周産期母子医療センター開設と集約化を進めることで次第に状況が改善していきました。
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その過程では新生児科医の人材育成が不可欠で、その柱となったのが神奈川県立こども医療センター新生児科への国内留学でした。これまでに計7名の医師が研修を受けたことが当院の現在の医療水準を支えてくれています。
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一方、メディアでもこうして結果が伴うようになったことをしっかりご紹介して下さいました。
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今から4年ほど前、高知県周産期医療人材育成プログラム実績報告会にお招きいただいた時、「『自動積立型』人材育成のすすめ」と題して講演させていただきました。
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この時に言いたかったことは、人材育成するならまずは優先順位を入れ替えることが必要で、これは貯金と一緒で、「あとで余裕ができたら貯金しよう」と思っていたらいつまで経ってもお金が貯まらないのと同じで、優先順位を入れ替えない限り人材育成もその最初の一歩を踏み出さないと何年何十年経っても何も変わらないということでした。
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そして、それは「米百俵」の考え方とも重なるところで、全てに最優先されるべきは組織としての進化なのではないかと述べました。また、こうした人材育成の考え方を突き詰めていくと、究極の人材育成とは自らを不要とすることであるということとなり、その結果として、NICUでの仕事はもう終わってしまったので、次の課題である「成育科」に移ることになった経緯をご紹介しました。
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続いて昨年青森県で行った医療的ケア児に関するアンケート調査結果から分かってきたことなど、現在の青森県における問題点をいくつかご紹介しました。

これまでの青森県の周産期医療・小児医療では、しっかりしたデータを示すことができれば、そこには必ず県としても対応して下さっていたと感じているこの20年近くでした。
スライド104 (Custom)これからの課題としては、まずは昨年のアンケート調査をさらに進化させたような調査をしっかり行うこと、その「地域診断」によってどんな施策が本県に必要なのかをあきらかにしていくことがこれから必要になるのだと思います。
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最後に「成育科とは何か?」というあたりをあらためて考えてみました。
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2016年11月に院内誌「ふれあい」で成育科のご紹介をしましたが、その時にも成育医療研究センターや日本小児科学会で提唱されている、「コミュニティ」「アウトリーチ」「アドボカシー」をキーワードにした考え方が中心となるのではないかとのべました。
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そして、このアドボカシーの考え方は、実は恩師である故小川雄之亮先生が平成14年に亡くなられる前に病床でUrological nursingと言う雑誌に寄稿されたエッセイ「声なき声を聞くために」の最後で「患者さんが訴えたことを聞くことは簡単なことです。しかし多くの場合、患者さんの声は弱いものです。訴えようがないのかも知れません。訴える術を知らないのかもしれません。声なき声を聞き取るのが私ども医療従事者の努めでありましょう。」と記されたことにそっくりそのまま当てはまることを今更ながら気づかされたこともお話ししました。

またこの「声なき声を聞くために」はちょうど1年前に終了した東奥日報連載「知ってほしい赤ちゃんのこと」最終回のタイトルでもありました。
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当院の成育科は総合周産期センター内に併設されているということも今後の方向性を考えて行く上でもう少し突き詰めて行かなければならない点ではないかとも考えています。まだまだ答えは出ませんが、全国の総合周産期センターには成育科の設置が不可欠と言われるぐらいに、その役割をしっかりさせなければならないと考えています。
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以上を「成育医療」の大先輩を前でお話しするのはかなりはばかられるとは思いましたが、今後のあり方に関してさまざまなヒントもいただいたように思いました。これからはこの赤ちゃん成育ネットワークの一員としても活動して行ければと思いました。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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