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成育科ブログ

2014.02.28

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カンガルーケアはどこのNICUでもルーチンで行われていますが、使われている椅子を施設見学とかで見てみると施設によって結構異なるようです。カンガルーケア専用のスペースと椅子を用意している施設もあれば、当科のようにNICU内の保育器横で行っている施設も数多く見かけます。カンガルーケアを保育器横で行う場合、椅子は大きすぎては邪魔になりますし、重くては移動に難渋します。また片付ける際にも折りたためた方が保管時には便利です。当然、その前の前提条件としてお母さんがカンガルーケアを快適に行えなけば意味がありません。そんな条件を満たす椅子があるのか?もうかれこれ5年以上前になりますが、そんな椅子を探し求めた私たちが辿り着いた椅子をご紹介します。

まず、カンガルーケアを始めて間もない頃に使っていた椅子です。近くのホームセンターで買ってきた安い椅子でしたが、すわりごごちはまずまず、ただし折りたためないのが難点でした。

次に東邦大学佐倉病院の沢田先生からご紹介いただいたのがニーチェアです。これは今でもあちこちのNICUで見かけますので、結構使われているのではないでしょうか?これは二つに折りたためますので収納にも便利です。ただ、ちょっとだけ重さがあります。

ニーチェアよりももっと少し軽くて小さな椅子はないか?と探したところ、スノーピークの Take!チェアロングと言う椅子が目にとまりました。これは軽くて折りたたむとほとんど場所を取りません。ただ、この椅子はカンガルーケアには弱点がありました。座面から膝下にかけて傾斜しているため長時間座っていると、特に小柄なお母さんの場合に膝裏が痛くなってしまうのだそうです。

この椅子での失敗から、カンガルーケア用の椅子は座面が低く、なおかつ足(大腿)をなるべく水平に近く投げ出すように伸ばすことのできるような形状が必要だと学びました。そこで見つけたのがアウトドア用品を扱うコールマン社のコンフォートキャンバスチェアと言う椅子です。

実際にカンガルーケア中の写真を撮らせていただきました。

収納時にはこんなに小さくなって場所も取りません。

他のアウトドア用の椅子と比較したブログもありますが、他の椅子よりも座面が低いのが分かります。

現在、このモデル自体が販売されているかは定かではありませんが、現在使っているモデルの座面高が35cmなので、同じ高さの椅子を探すことは可能なのかも知れません。特に当科のように狭いNICUにはお勧めの椅子だと思います。

2014.02.18

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毎年6月上旬に前年の人口動態統計が公表されますが、そう言えばこれまで毎年更新してきていた各都道府県別乳児死亡率等5年平均値の順位表の更新を忘れていました。この表は上の方が死亡率が低く、下の方が死亡率が高い都道府県となっています。青森県は一頃に比べると若干改善傾向ではありますが上位には遠く及びません。まだまだ改善の余地は多そうです。各地域でもご活用いただければと思います。ますは今更ではありますがアップさせていただきます。
(各死亡率の表はクリックすると拡大表示されます)

2014.02.17

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信州フォーラム3日目です。前日から降り続いた大雪で甲信越地方の交通が完全に麻痺状態となりました。新幹線・在来線・高速道路は全て止まっています。確かにホテルの外も大雪です。

そこで、小林先生・寺田先生のレンタカーに北海道大学の兼次先生と一緒に乗せていただき、一般道で東京を目指すことにしました。今から考えればあり得ない選択でしたが、この時点ではまだ、特に山梨方面の雪害の惨状は全く分かりませんでした。

安曇野、松本、諏訪ともの凄い悪路の中進みましたが、茅野市を過ぎたあたりから通行止めに会い、迂回して原村へ(上の地図で緑の線が途切れたところから上のあたりです)。ところが、同じく東京を目指す車が次々に雪にはまって立ち往生してしまい、みんなで車を押したリタイヤを掘り出したり助け合いながら脱出しましたが、このあたりで既に夕刻を過ぎていました。

富士見駅を過ぎたあたりで、その先の状況を警察官の方に聞くと、この先は行けたとしても小淵沢の道の駅止まりとのことで、そこで寝泊まりするしかないとのこと。あたりには行き先を失った乗用車の列が連なり、コンビニの駐車場も一杯になっていました。近くの公民館が避難所として開放されるとの情報も入ってきました。

この写真は上の地図でガソリンスタンドとセブンイレブンが向かい合っているあたりで撮ったものです。

ここのコンビニで当面の食料と、非常時に備えて色んなものを買いそろえ、万一の場合には車中泊を覚悟で宿が確保できそうな諏訪湖を、元来た道を頼りに目指すことにしました。20時頃には諏訪湖畔まで辿り着くことができて、これで何とか一安心です。

翌朝はすっかり天候も回復し、部屋からは綺麗な諏訪湖を眺めることができました。

宿の朝食でみんな揃って。

ここから先、どうやって帰るかを考えました。どう考えても中央道や中央線が回復する見込みはなさそうで、可能性があるとすれば長野まで移動して新幹線再開を待つかと言うところですが、位置的に完全に離れてしまっています。ところが、幸いにも松本空港から千歳空港への便に空きがあることが分かりました。ここで、北海道組と行動をともにするか、松本で別れるかの決断を迫られましたが、飛行機が現時点で最良の選択と判断し、千歳空港経由で青森へ戻ることを決めました。松本空港に着くと駐車場には樹氷にのようになった車が山ほどありました。

なぜ自分が北海道にいるのか実感できないまま、すぐに青森便に乗り継ぐことでき夕方には自宅へ帰ることができました。これまでの状況を考えるとほとんど奇跡としか言いようがありません。小林先生、兼次先生、寺田先生、ありがとうございました。そして、本当にお疲れ様でした。

今になって情報があれこれ入ってきてから考えると色んな反省点が思い当たります。そこで今回、いったいどのような判断が最も適切だったのかをもう一度考え直してみました。今回のフォーラムでは血液ガス分析のガイドライン作りが話題となっていましたが、静岡済生会病院の杉浦先生のスライドを参考に「CQ:信州フォーラムからの帰路で大雪の交通障害に遭遇してしまった場合のガイドライン(案)」をスライド化してみました。

何より、情報が乏しい中での車での移動はやはり最もリスクが高い選択だったようです。私たちは道中、埋まった車の手助けで時間が取られたことが逆に幸いしたようで、もし順調に進んでいたら、そしてもし長野の雪がもう少し少なかったら今頃はまだ甲府の手前で足止めだった可能性があります。まだ足止めされている方もいらっしゃるかと思いますが、一日も早く帰路につけますことを祈っています。
また、今回の信州フォーラムは大変なことになってしまいましたが、でも素晴らしい会ですのでこれに懲りずに来年も是非参加したいと思っています。

2014.02.16

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先週、2月13日(木)から2月15日(土)まで、毎年長野県大町市で開催される新生児呼吸療法モニタリングフォーラム(信州フォーラム)に参加してきました。このフォーラムは医師だけでなく看護師さんや臨床工学技士さん、また企業の方々も大勢参加される新生児医療関連の研究会です。長野県は青森からは遠いのですが、それでも内容は毎回盛り沢山なので毎年欠かさず参加しています。

出発の日の青森は好天でした。長野へは新青森から新幹線で大宮乗り換えし、長野新幹線に乗り換えます。会場の大町市までは更に長野駅からバスで80分ほどのところにあります。移動時間は正味で6時間、それでも八戸乗り換えの頃よりは楽になりました。

会場に到着、毎年、雪だるまがお出迎えしてくれます。

初日は「最新のNICUをデザインする~ファミリーセンタードケアを考える」と題して、赤ちゃんとご家族が過ごしやすいNICUを目指した取り組みを各施設から発表されました。4床室にしてご家族が過ごしやすくした聖隷浜松病院や個室化に取り組む高槻病院の取り組みが紹介された後、「光で世界一のNICUを作る」のコンセプトで設計された名古屋第二赤十字病院の田中太平先生が発表されました。

詳細は語りきれませんが、ちょうど同じ頃にNICUの改築設計をしていた施設としては、田中先生の高い志にただただ感服しました。 田中先生の取り組みは既に多くで取り上げられていますので以下にリンクだけご紹介しておきます。

光あれ・・・新生児集中治療室は今・・・。
光のソムリエ プルミエール

2日目の最初は新しい人工呼吸モードであるNAVA(neurally adjusted ventilatory assist)のセッションでした。

NAVAは当科でも間もなく導入予定なので呼吸管理好きとしては興味津々で聞き入りました。従来の人工呼吸器とはセッティングも全く異なりまだまだ勉強が必要ですが、これまでも他院ではあまり使われていないPAV(proportional assist ventilation)を積極的に使ってきた当科ですので、比較的導入はしやすいのではないかと考えています。実際に使用されている実例をお聞きしたのと、懇親会でも演者の高橋先生とあれこれお話しできてとても勉強になりました。

2日目の夜は懇親会です。この会は毎年1000名近くの参加があり、懇親会ももの凄い人数です。

こちらは毎年恒例の和太鼓です。生の太鼓はもの凄い迫力です。

懇親会の後は、以前、青森でも一緒に働いていて、現在、札幌医大NICUの小林先生や、苫小牧市立の寺田先生に加えて、長先生をはじめとした北海道大学の皆さんや長野こどもの先生達との二次会で盛り上がりました。

こうして2日目の夜も過ぎていきましたが、この間にも外ではしんしんと雪が降り積もっていました。そして大変な翌朝を迎えることになります。(続く)

2014.02.10

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先日のBabylogVN500(基礎編)に引き続きBabylogVN500(応用編)の英語版が完成しました。NeonatalCareの連載の翻訳は現在はここまでです。あとはステファニーとハミングXが残っていますので、今後はこれらの翻訳を何とかしたいと思っています。

Figure 7 Principle of ATC™

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