ここから本文です

成育科ブログ

2014.05.16

このエントリーをはてなブックマークに追加
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark

当科にまた新たな人工呼吸器がやってきました。
Servo-iと言う機種で、この人工呼吸器自体は汎用機として広く使われている機種ですが、新たにNAVA(Neurally Adjusted Ventilatory Assist)と言う全く新たな呼吸モードを搭載しました。
DSC05386 (Custom)

このNAVAと言うのは、横隔膜の神経信号(横隔膜活動電位:Edi)を直接検知して換気補助を行う自発呼吸モードで、当科で頻用しているステファニーのPAV(proportional assist ventilation)が自発吸気フローに比例した補助を行うのと同じようにNAVAではEdiの強さに比例した大きさの換気補助を行います。従来の人工呼吸器は患者さんの吸気努力を口元のフローとして検知してから、それを人工呼吸器へフィードバックさせて換気補助を行っていましたが、NAVAは横隔膜活動電位自体を検知するので、より理想的な人工呼吸管理が期待されます。
NAVAスライド2 (Custom)

横隔膜活動電位の検知には食道内に栄養チューブを兼ねた専用のカテーテルを挿入し、そこで電位を検知させます。
NAVAスライド (Custom)

患者さんの自発呼吸がしっかりしている時にはEdiもしっかりしていますが、無呼吸になるとEdiは平坦になってしまいます。
NAVAスライド3 (Custom)

患者さんの自発呼吸の強さに比例した換気補助を行うと言う点ではPAVとかなりの共通点があります。今後、NAVAは新生児領域でも徐々に拡がっていくと期待されますが、従来式の従来式人工呼吸器とはかなり使い方が異なりますので、その点ではかなり以前からPAVを使いこなしてきた当科だからこそ、NAVAの導入に際しては他施設よりアドバンテージがあるのではないかと考えています。より赤ちゃん達に優しい人工呼吸管理が実現することを願っています。

ブログ更新情報

IMG_6176 (Custom)
2020.02.15
山口県新生児研究会で新生児医療の集約化に関して講演させていただきました
ffc4fc2634173dcf8dd503f457a95070_f508 (Custom)
2020.02.05
新生児のフォローアップと支援~日本新生児看護学会in鹿児島
(画像をクリックすると第45回ハイリスク児フォローアップ研究会のご案内ページにリンクします)
2020.01.27
第45回ハイリスク児フォローアップ研究会 in 青森 のご案内
テレビ診察室 (Custom)
2020.01.05
ATV『テレビ診察室』の放送予定
スライド76 (Custom)
2019.12.24
少子化対策に欠けていた視点とその処方箋~あおもり母乳の会
スライド11 (Custom)
2019.12.15
人生初山梨上陸!山梨周産期医療懇話会~Intact Survivalとは?
IMG_0211 (Custom)
2019.11.30
日本新生児成育医学会in鹿児島
DSC04485 (Custom)
2019.11.24
船戸先生による生命倫理のご講演
DSC04457-2 (Custom)
2019.11.23
災害時における医療的ケア児支援に関する講演会
2019.11.21
八戸市で医療的ケア児コーディネーターフォローアップ研修会
DSC04428 (Custom)
2019.10.20
令和元年度青森県医療的ケア児支援シンポジウム
(クリニックするとPDFが表示されます)
2019.10.18
あおもり母乳の会学習会&周産期医療学習会のお知らせ

カレンダー

2014年5月
« 4月 6月 »
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031