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成育科ブログ

2016.04.24

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この週末は静岡こども病院主催の「新生児・小児における肺にやさしい呼吸管理セミナー」にお招きいただき、人工呼吸管理に関してお話しさせていたただきました。
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静岡駅に到着です。青森からは新幹線で東京で乗り継いで5時間ちょっとで着いてしまいます。意外に近いです。
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この日はやや曇り気味で、本来ならこの位置から富士山を眺めることができるはず?でしたが残念でした。
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こども病院らしいエントランスですね。
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こども病院内も見学させていただきました。NICUだけで18床と言う大きなNICUでした。広さは決して余裕があるわけではありませんが、保育器周りはコンパクトにまとめられていました。
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これはCT撮影が可能な搬送用の保育器です。かつて北海道のこども病院に勤務していたころに非常に重宝していましたが、今は生産されていないどころか修理さえできない貴重品です。
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いよいよ講演会が始まります。
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まずは、中澤先生から静岡こども病院における人工呼吸管理の現状に関してお話しがありました。
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続いて講演させていただきましたが、当初は1時間ほどの予定だったのが、結局、1時間半ぐらいかかってしまいました。さらに、その後の質疑では若手の先生から矢継ぎ早に質問が相次ぎ、人工呼吸管理に対する熱意がひしひしと伝わってきました。
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懇親会での集合写真です。人工呼吸管理のことはこの時間だけでも語り足りないほどで、懇親会が終わった後もしばらくお話しし続けていました。すでにNICUの現場からは離れてしまいましたので、今回話しさせておいただいた内容も時間とともに古くなって行くのだと思います。それでもこうして話しさせていただいた内容おいただく機会を頂戴できたことはとてもありがたく思います。お招きいただきました静岡こども病院の中澤先生、中野先生、大変お世話になりありがとうございました。
集合写真 (Custom)

(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.04.21

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東奥日報夕刊の連載 「知ってほしい赤ちゃんのこと」 は今週月曜日が31回目でした。
今回は先月に続き新型出生前検査」に関して述べてみました。

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以下、本文です。

今回は新型出生前検査の問題点に関して述べてみたいと思います。この検査の導入で最も懸念されるのは「命の選別につながるのではないか?」という点かと思います。確かにこうした懸念を裏付けるように、この検査で陽性と判定された妊婦さんの多くが結果として中絶を選択されているという事実があります。
出生前検査に対する考え方は個々人によってかなり異なり、きわめて倫理的な問題なので限られた字数内で述べるのは難しいのですが、考え落としてはいけないのが、こうした技術はすでに開発されてしまっているという点です。この検査法の是非を巡る議論はこの事実を踏まえた上で行わなければなりません。
この検査は妊婦さんの血液だけで検査が可能ですので、仮に日本でこの検査を禁止したとしても、検査を行っている海外の企業へ妊婦さんが直接血液を郵送してしまえば防ぎようがありません。出生前診断には、妊婦さんに対して正確な医学情報の提供と、心理的・社会的支援を行うための遺伝カウンセリングが不可欠です。検査法に対する知識が十分でない状態で妊婦さんが検査を受ければ、結果を冷静に判断できない可能性が高くなります。つまりこの検査を一律に禁止することは、結果的にこうした支援を受けられない妊婦さんを発生させる危険性があります。それであれば、国内で一定のルールを作り、それに沿ったサポート体制のある施設に限定して進めるというのが現実的ではないか―というのが現在の考え方です。見方を変えれば、あらゆる出生前診断は遺伝カウンセリングのできない施設で行われるべきではないとも言えます。ただし、そうした体制が整っている施設数が少ないことも課題の一つとなっています。
また、この検査の守備範囲を知っておく必要もあります。検査対象はあくまで21、18、13トリソミーの三つの染色体異常のみです。三つを合わせても全染色体異常発生率の半分強というところですので、当然ながら全ての染色体異常の発生が分かるものではありません。染色体異常を伴わない先天性の症候群も数多く存在します。
高齢妊娠出産では早産その他の合併症の発生率も高くなりますし、生まれてくる赤ちゃんに障がいが発生する要因はほかにも山ほどあります。つまり、この検査で陰性となったからといっても、それは生まれてきた赤ちゃんの障がいの原因となるごくごく一部が否定(正確には可能性がきわめて低いと)されたにすぎないということは知っておく必要があると思います。
ただ、一方で検査を受ける方たちの心情を理解できる部分もあります。これまでも述べてきたように健常な赤ちゃんを持ったお母さんたちでさえ、経済的理由や仕事との両立で子育てが困難な今のこの日本社会です。もし、生まれてきた赤ちゃんに何か障がいがあったらどうなってしまうのだろう?という漠然とした不安を感じたとしても何の不思議もありません。
今の世の中は子育てをしていくという点において「余裕」が全くなくなっているのだと感じます。そもそも赤ちゃんが生まれるということは、何らかの障がいがある可能性も一緒に引き受けることにほかなりません。しかし、この余裕のなさが「可能性」を「リスク」と感じさせるのでしょう。
倫理的問題というのは、実は社会的あるいは経済的背景と切り離せないものだと思います。こうした出生前検査が結果的に中絶の増加につながっているのだとしたら、問題の根源はこの検査法が開発されたこと自体より、今の社会が「倫理的」にも問題のある段階にまで陥っていることを鏡のように映し出しているだけのような気がしてなりません。この新たな検査法の是非を問うのであれば、背景にある子育てを取り巻く社会のあり方も一緒に議論する必要があるのではないでしょうか?

(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.04.20

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先日、東奥日報夕刊の明鏡欄に、医療的ケアを要するお子さんを持つお母さんからの投稿が掲載されていました。

 「医療的ケア児」を知っていますか?
病気や障害のため、たん吸引や人工呼吸器などが必要な子どものことです。
このような子供は保育園や幼稚園に入園することがほぼできません。
「命に関わるから」
「看護師が足りないから」
「前例がないから」
と断られます。
わが子もその一人です。

◇ 多くの子供が保育園や幼稚園に入園し、音楽やお友達とふれあい、心を育てます。
また親は就労が可能になります。
しかし、わが子には保育園や幼稚園という選択肢すらありません。
年齢にあった教育や刺激を受けられぬままの日々。
唯一通園できそうな保育園は母子同伴が条件。
仕事をすることは不可能になり、経済的に苦しくなります。

◇ 医学は進歩しているのに、福祉や制度は見直されず古いまま。
その負担は全て家族が背負う現状です。
実際にどれだけの医療的ケア児がいるのか、県や市は把握していますか?
育てるどころか、将来を絶望視している家族もいることを知っていますか?
共働きで子育てをしたいです。
いつまで泣き寝入りをすればいいのでしょう・

◇ 医療的ケア児を付き添いなしで預けられる保育園や幼稚園が、一つでもできないものでしょうか?
どうか取り組んでいただけませんか?
それともすでに取り組んでいただいていますか?
どこに相談したらいいのでしょう?
関係機関からの具体的な回答をいただければ幸いです。

(青森市・医療的ケア児の母)

医療的ケアのお母さん (Custom)

この現実は、このブログでも何度か取り上げてきました。

昨年3月には東奥日報で「医療措置必要な我が子 どう育てていけば・・・」「受け入れ施設なく 母苦悩」と題して医療的ケアを要するお子さんのお母さんが同様の問題を抱えていることが紹介されました。
2015.03.06 障がい児を持つ母親が子育てしながら働ける社会を

Kamekai記事 (Custom)

この他にも
今年のデーリー東北や、
2016.03.01 青森県の赤ちゃん死亡率、改善傾向 浮かぶ新たな課題

昨年11月の青森朝日放送でも
2015.11.22「続・赤ちゃんを救え〜助けられるようになった小さな命」

同様の問題が取り上げられています。

このお母さんの投稿にもあるように
医学は進歩しているのに、福祉や制度は見直されず古いまま。
その負担は全て家族が背負う現状です。

この現状の責任はお子さん達を助けてきた私たちにもあると日々感じています。

この現実をもっともっと多くの方に知ってもらうことで、ギリギリで頑張っているお母さん達が少しでも希望が持てるような施策が早期実現されることを心から望みます。

(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.04.16

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ブログのアップが遅れ遅れになっているので、少しずつさかのぼってアップしていきます。

韓国のソウル聖母病院(Seoul St.Mary’s Hospital)からヨム先生が4月1日から2週間、当院NICUへ短期留学に来て下さいました。ソウル聖母病院はとても大きな病院で、NICU入院例数も当院の倍ぐらいの規模の施設です。ネットで探してみましたがてても立派な病院ですね!

(画像をクリックするとSeoul St.Mary’s HospitalのHPへリンクします)

(画像をクリックするとSeoul St.Mary’s HospitalのHPへリンクします)

ヨム先生は日本で言うと、卒後8年目ぐらいの先生で、神奈川県立こども病院の豊島先生からのご紹介で、「人工呼吸管理を勉強するなら青森県立中央病院が良いよ」言っていただいたそうで、そうした経緯で青森に来て下さいました。
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見学の最終日には、神奈川県立こどもで研修を終えた伊藤先生、川村先生と一緒にささやかながらの送別会をさせていただきました。ヨム先生は小学校時代に日本で暮らしていたことがあるそうで、日本語はとてもお上手と言うよりも普通にお話しでき、日本と韓国の医療だけではなく文化などに関しても色々とお話しをお聞きすることができました。
この翌日には神奈川県立こどもへさらに2週間の見学だそうです。今度はこちらからも一度見学に伺いたいと思いました。ヨム先生、2週間お疲れ様でした。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.04.01

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ブログの更新がかなり遅れ遅れになっています。
いまさらですが4月1日の新年度の話題までさかのぼります。

昨年4月から1年間、当院から神奈川県立こども病院新生児科で研修してきた伊藤先生と、3年前に倉敷中央病院へ研修に行っていた松尾先生のお二人が戻って来られました。
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平成28年度は当院NICUにとっては大きな節目の年となります。先日もご紹介したように網塚は「成育科」として新生児科から離れることになり、新生児科部長には新たに池田先生が就任されました。当院新生児科の新チーム初の集合写真です。早速、池田新部長の下、今後の方針やチーム分けに関してのミーティングが行われました。
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こちらは病棟入り口にあるスタッフ一覧です。こちらも早速、新バージョンです。
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かつて医師不足に喘ぎ、「日本一新生児専任医師の少ない総合周産期母子医療センターのNICU」として全国的にも有名だった当院ですが、医師数こそ6名とそれほど多いわけではありませんが、今や15床のNICUに対して国内留学帰りが4名と言うのは同規模の施設としてはむしろ充実している部類に入るのではないかと思います。その意味で、今年度はこれまで目指してきた一つの大きな到達点と言っても過言ではないでしょう。新体制の下で当院NICUが更なる飛躍を遂げ、本県でこれから生まれてくる赤ちゃん達とそのご家族のために、その役割をこれまで以上の高水準でしっかり果たすことを願っています。

(文責 成育科 網塚 貴介)

ブログ更新情報

母子分離軽減 (Custom)
2017.12.07
母子分離軽減のポリシーを英語ページにアップしました
(クリックするとポスターがpdfで表示されます)
2017.12.05
あおもり母乳の会と周産期講演会のお知らせ
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2017.12.04
院内感染対策三病院合同ラウンド
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2017.12.01
NICU小笠原さん送別会
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2017.11.28
韓国周産期学会旅日記その3~ランチョンセミナー本番!
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2017.11.27
韓国周産期学会旅日記その2~pre-meetingと会長招宴
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2017.11.26
韓国周産期学会旅日記その1~釜山大学Yangsan病院
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2017.11.20
新生児蘇生法講習会用Bluetooth聴診器セットの作り方
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2017.11.19
新生児蘇生法講習会Sコース~Bluetooth聴診器セットデビュー戦
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2017.10.29
釧路で人工呼吸管理の講演をさせていただきました
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2017.10.22
平成29年度周産期学習会~みんなで考えよう!青森県の小児在宅医療
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2017.10.16
日本新生児成育医学会in大宮~旅日記

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