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成育科ブログ

2016.06.13

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先週末は千葉県柏市の麗澤大学で開催された 日本人口学会第68回大会 に初めて参加してきました。
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今回の発表は「性と健康を考える女性専門家の会」の早乙女智子先生からのお声がけで実現しました。発表前夜のお食事処でのツーショットです。
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ここのお店に飾ってあった「本当は何がしたい?」と書かれた色紙が妙に印象的でした。
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会場の麗澤大学に到着です。
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企画セッション前に発表者と企画者・助言者の先生方の集合写真です。
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今回の演者にはなんと「 「子育て」という政治 少子化なのになぜ待機児童が生まれるのか? 」の著者である猪熊弘子先生もいらっしゃいました!この本は一昨年に出版されてすぐに読んだ本なので感激でした!この日のために本も持参し、猪熊先生にはサインしていただきました。
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また同じ発表者である吉田穂波先生はなんと!「 「時間がない」から、なんでもできる! 」の著者であることを当日知りました。この本も以前、読んだことがあり驚きでした。
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今回は初日の朝一番の企画セッション「地域特性や個別環境による出生率格差を考える」で、昨年の 第60回日本新生児成育医学会 少子化シンポジウム でも発表した「少子化の進行にともない低出生体重児出生数はどう変化するか?~人口動態統計による将来簡易推計の試み~」と題して発表させていただきました。
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吉田穂波先生:被災地女性の健康と出産環境
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猪熊弘子先生:子育て支援、保育環境における地域格差と出生率
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早乙女智子先生:生殖補助医療が出生率に果たした役割とその地域格差
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午後からは「人口政策の成り立ちを考える ~ Linking Past to Present ~」と題した公開シンポジウムでした。
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シンポジウムは
1) 近世日本の妊娠・出産管理-「いのち」をめぐるせめぎあい 沢山 美果子先生(岡山大学)
2) フランス家族政策の起源-19 世紀から第 2 次世界大戦まで- 大塩 まゆみ先生(龍谷大学)
3) 戦間期スウェーデンにおける人口減少の危機とミュルダール 藤田 菜々子先生(名古屋市立大学)
4) 戦間期日本における優生‐優境主義の形成と展開 杉田 菜穂先生(大阪市立大学)
といずれも興味深いものばかりでした。
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中でも特に藤田菜々子先生は「 ミュルダールの経済学―福祉国家から福祉世界へ 」の著者であり、この本に書かれている内容こそ、今の日本の少子化対策の根管となるべき内容と以前から思っておりましたので、今回はそのご本人のご講演を聴講することができて一人で勝手に興奮していました。
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この本も持って行って藤田先生にサインしてもらえたらと思っていましたが、大著なので重さに負けてしまいました。
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医学系ではなく人文系の学会への参加はこれが初めてでしたが、初めてとはとても思えないほど、どの演題も非常に興味深く、これからの日本の人口問題に欠かせない論点が満載の学会でした。また早乙女先生のおかげで多くの新たなご縁をいただくこともでき、とても充実した、また刺激的な2日間でした。早乙女智子先生ならびに参加された諸先生、ありがとうございました。

(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.06.08

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先月の札幌での小児科学会 で、横浜市の 能見台こどもクリニック の小林拓也先生が重症心身障害児の日中一時預かりをされているとのご発表があり、その場でご挨拶させていただきました。
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かれこれ17年も前から医療的ケアを要する重症心身障害児の日中一時預かりをされているそうで、是非一度見学させていただきたいとお話ししたところ快くお引き受けいただきました。
そこにちょうど昨日ご紹介した 第38回神奈川県新生児研究会で人工呼吸管理の講演 のお話しがあり、今回、さっそく見学の機会をいただくことができました。

能見台駅は横浜駅から電車で20分ちょっとのところにあり、クリニック兼 ケアハウス輝きの杜 は駅から歩いてすぐのところにありました。
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1階が小児科のクリニックで、2階がケアハウスとなっています。
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早速中を拝見すると、重症心身障害児病棟と同じ状態のお子さんがたくさんいて、スタッフの方達は忙しくケアをされていて、一見しただけではいわゆる重症心身障害児の入所施設の中でもむしろ重度のお子さんの病棟にしか見えず、まさかこれが日中一時預かりの施設とはとても思えないほどでした。
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お風呂はエアーで膨らむ構造になっていて、体幹の変形を伴うようなお子さんでも関節や骨に過剰な力がかからないような工夫が施されています。
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こちらも手作りのベッドで、ベッドの下部は収納スペースになっています。その他、至るところに様々な工夫が一杯でした。
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こちらは病室とつながっているバルコニーです。天気の良い日には日光浴できます。
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患者さんとご家族はこのエレベータで出入りします。
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ちょうど夕方の送り迎えのところも拝見できました。専任の運転手さんが看護師さんと一緒に送り迎えして下さいます。
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診療が終わったところで小林先生とツーショットです。
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実はここにご紹介したのはほんのうわべでしかありません。どのようにしてこの施設が立ち上がり、そして維持されているのか?そして、まだまだ問題も山積しているそうです。でも、重症心身障害児のお母さんでもお仕事を続けられる方のいる全国でも数少ない施設であることは間違いありません。「メディカルデイケア」のフロントランナーである小林先生の背中を追いかけていければと思ったこの週末でした。小林先生、スタッフの皆様、お忙しいところありがとうございました。

参考) 東奥日報連載32回目 医療的ケア児のお母さんからの投稿を巡って

2016.03.01 青森県の赤ちゃん死亡率、改善傾向 浮かぶ新たな課題

 2015.11.22「続・赤ちゃんを救え〜助けられるようになった小さな命」

(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.06.07

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米国で新生児のナースプラクティショナー(NP)としてご活躍中で、 2011年に青森市で開催したカンガルーケアミーティング の際にもお越しいただいたエクランド源稚子さんが、来週6月16日(木)にご講演のために青森市までお越しいただけることになりました。今回の来日では全国各地でのご講演を予定されているそうです。米国NICUでのハイフローセラピー事情に加えて、米国の看護と医療や新生児専門NPへの道などに関して幅広くお話しして下さる予定です。ちょっと急なご案内になってしまいましたが、ご興味のある方は是非ご参加いただければと思います。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.06.06

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先週末は 2月の神奈川県立こども医療センターでの講演 に続き、横浜市で開催された第38回神奈川県新生児研究会でも人工呼吸管理の講演でお招きいただきました。神奈川県立こどもの豊島先生から、前回でお話しさせていただいた内容を神奈川県内の先生方にも聞いて欲しいとおっしゃって下さいました。本当にありがたいことだと思います。
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新生児呼吸管理の基礎から応用まで~治療困難例への対応も含めて」と題してお話しさせていただきました。治療困難例は主に超低出生体重児の人工呼吸管理中に発生した持続性間質性肺気腫を人工呼吸管理でいかにして消失させるか?と言う点を中心にお話しました。
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写真は最初の方で当院NICUでいろんな人工呼吸器を使っているところの動画をご紹介しているところですね。
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研究会の後には懇親会を開いて下さいました。以前、NICUにおける電子カルテシステムのシンポジウムでご一緒させていただいた、聖マリアンナ医科大学西部病院の正木先生とも久しぶりにお会いできました。右隣は 2014年の信州フォーラムで大雪に遭って危うく遭難しかけた時 に一緒だった兼次先生です。当時は北海道大学でしたが、現在は神奈川県立こどもに国内留学中です。
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いろんなお話ができてとても楽しいひとときでした。
実は今回の研究会にお招きいただいたおかげでとても大きな収穫がありました。それは次にご紹介します。

(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.06.01

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今日は朝から市内にある青森県総合学校教育センターで平成28年度就学事務研究協議会が開催され、 昨年に引き続 お話しをさせていただきました。
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特別支援を含めた教育関係者や保育園関係の方達が県内各地から約150名も集まっていらっしゃいました。
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まず最初にNICUのご紹介と青森県の周産期医療事情をご紹介し、特に早産児のお子さん達のフォローアップの実際と在宅医療問題を中心にお話しさせていただきました。

早産児のお子さんで後遺症を持つ場合、その症状はとても多岐に渡っていて、そのお子さん一人一人にあった支援が必要です。そのためには医療・福祉・教育が互いに連携しながら支援していく必要があります。
医療福祉教育 (Custom)
また特に早産児の場合、定期的な発達検査は行いますが、特に生まれた月によってその年齢における検査の持つ意味が異なる場面があることもお話ししました。特に早生まれの超低出生体重児の場合、予定日で生まれた場合の1学年上になってしまいますので、就学準備も早生まれのお子さん用のスケジュールが必要となります。
発達検査施行時期 (Custom)

一方、東奥日報夕刊の明鏡欄に 医療的ケア児のお母さんからの投稿 があったことを取り上げ、小児在宅医療と言うよりも医療的ケア児の問題に関しても述べさせていただきました。以下にスライドの一部をご紹介します。
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機会費用 (Custom)
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女性が輝く社会 (Custom)

今回の講演で伝えたかったのは、例えば医療機関で働いている我々も、例えばこどもが入院すれば、病院の掲示に「当院では、患者さんの負担による付添看護は認めておりません」と表示してあっても、実際には付き添いしないとどうにもならない環境下で働かざるを得ない現実があります。

一方、教育関係の方達も、例えば医療的ケア児の場合に、ちょっとでも調子が悪くなるとお母さんが呼び出されたりすることも多々あるわけですが、それも学校側としては様々な制約の中でやっていかなければならない現実の中にあるからに他なりません。

ただ、どのようなお子さんであったとしても、「お母さんが働けない」こと自体が、今の時代では経済的リスクとなりかねない社会である以上、そして女性が働く真の意味からも、ひとりひとりは大きな力を持つことはできなくてもこうした現状に問題があると言うことだけは共通認識として是非持っていただきたいと言う願いからこのような内容となりました。

講演が終わって帰り際に記念写真を撮っていただきました。
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これからますます教育関係の方達とはより一層密な連携を取らせていただきたいと思っています。今日はこうした機会を頂戴してとてもありがたく感じました。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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