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成育科ブログ

2016.07.17

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この週末はこの時期毎年恒例の日本周産期・新生児学会で富山市に行ってきました。富山市と言えば、その昔、当時の富山医科薬科大学時代に受験に行って以来(当然、不合格でした)、数十年ぶりでとても懐かしく駅周辺を眺めていました。
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今回の学会は「周産期魂~母体、胎児、新生児を救うのは私たちの使命です~」と会長の齋藤滋先生の強い思いを感じるテーマでした。富山大学産婦人科と言えば、昨年10月の青森県周産期講演会でご講演いただいた富山大学産婦人科の米田 哲先生が所属されていますので、今回は学会のご準備で大変だったのではないかと思います( 2015年10月12日 富山大学産婦人科の女性医師キャリア形成と「最後の授業」 )。
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今回の学会には新生児科から2演題、成育科から1演題を出しており、最終日にはランチョンセミナーも仰せつかっていました。この辺の詳細は追ってご紹介させていただきます。

学会前日は特に予定もなかったので、会場周辺を適当に散策してきました。会場の目の前には富山城があり、場内にはきれいに整備された庭園もありました。初めて見たので受験の時には行かなかったのでしょう。
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学会会期中は雨予報でしたが、たいした雨も降らずに助かりました。それでも小雨がぱらついていたためか、学会場のホテルに綺麗な虹がかかっていました。左下に「AMAZING TOYAMA」と書かれたモニュメントがありましたが、まさにAMAZINGな虹でした。
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夕暮れになると富山城が夕陽の中に綺麗に浮かび上がります。
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この日の夜はあおもり母乳の会でもお招きしたことのある岩手県立二戸病院産婦人科の秋元 義弘先生とご一緒させていただき、富山の海の幸とお酒に舌鼓を打ちながら翌日からの学会に備えていました。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.07.11

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週末の日曜日は、 はちのへファミリークリニック の主催で 「 はちのへ小児在宅医療フォーラム 」 が八戸市で開催され参加してきました。
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最初のご講演は、人工呼吸器を装着しながら仙台市内の小中学校・高校を卒業され、さらに東北福祉大学に進まれて福祉の勉強をされた宮川智達さんが、これまで普通学級に通い続けていて感じたことに関してお話しして下さいました。このスライドにもありますが、大学進学を希望された時、受け入れてくれたのは東北福祉大学だけだったそうです。大学では「障がい学生サポートチーム」という学生ボランティアが支援方法をともに考えて下さっていたそうです。

さらに宮川さんは、障害者が普通学級に通う意義として、障害者とのふれあいが増えることが障害者に対する社会の認知の促進につながる点を強調され、将来的には障害者自身によって選ぶことのできる社会になっていくことを願っていると語って下さいました。
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次のご講演は、声楽家を目指していた矢先、原因不明の神経難病を発症し、救命のため気管切開を余儀なくされながらも、歌手を諦めずに「気管切開をした声楽家」として活動されている青野浩美さんが、これまでのご経験を関西人らしいユーモアたっぷりにお話ししながら、何曲かの歌をご披露して下さいました。
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青野さんの歌声の動画を見つけたので下にリンク先を貼っておきます。スピーチカニューレとはいえ、気管切開をされている方の歌声とはとても信じられないと言うよりも、そうした先入観抜きに素晴らしい歌声を聴かせて下さいました。中でも最後の方で歌って下さった『BELIEVE』は、青野さんご自身としても思い入れの深い曲だそうで、その歌詞の中にある「悲しみや 苦しみが いつの日か 喜びに変わるだろう」の一節が、まるで青野さんご自身の人生を見て作られたのではないかとさえ感じられたそうです。
青野浩美さん~『BELIEVE』 (クリックするとYouTubeへリンクします)

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青野さんは、今回の特別講演のタイトルと同じ「わたし“前例”をつくります」と言う本も書かれており、さっそく購入しました。

(画像をクリックするとAmazonのページにリンクします)

(画像をクリックするとAmazonのページにリンクします)

お二人のご講演の後には「地域で安心して暮らしていくために」と言うシンポジウムが行われました。
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八戸市民病院の小児看護専門看護師である奥寺さおりさんが、医療的ケアを有するお子さんの問題を的確にまとめられていましたのでご紹介します。

小児在宅医療では介護保険のケアマネージャーに相当する存在がいないためご家族自身がその役割を担わなければならない現状があります。また療養型施設は小児を対象とする施設が少なく、レスパイトもままならない状況です。
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気管切開や経管栄養を要するお子さんの中でも運動面に問題がないお子さんの場合や、さらには糖尿病で自己注射を要するお子さんが就学した際、特別支援学校(養護学校)以外には看護師さんの配置がないため、ご家族が付き添わなければならないケースが多々ある実態をご紹介して下さいました。特に矛盾を感じるのは、まだ入学して間もない小学生でも「自立」と称して、自分自身で自己注射や気管吸引ができるようになれば親がいなくてもよくなりますが、小学生ができることを大の大人が制度が理由で何もできないと言うのは制度の矛盾にも程があるように思います。この点は東奥日報夕刊の連載で5月に 医療的ケア児のお母さんからの投稿を巡って~医療的ケアの本質的矛盾 として書いてきた矛盾点とも共通する点でもあります。
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しかし、私たちもまたそれぞれの組織の中にあって、様々な制約の中で仕事をせざるを得ない現状があり、それは学校現場でも同じことなのだと思います。だた、制度は制度として、子供に関わるあらゆる職種の人達が自分自身にできることを一緒に考えてみませんか?と言う問いかけには、6月に 青森県総合学校教育センターで開催された平成28年度就学事務研究協議会でお話しさせていただいた時の思いと重なり、深く共感しました。
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非常に内容の濃い、また多くの出会いもいただくことのできた一日になりました。参加された皆様とこのような素晴らしい会を企画されたはちのへファミリークリニック の小倉和也先生に心より感謝いたします。

関連リンク:
東奥日報夕刊連載「知ってほしい 赤ちゃんのこと」

(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.07.10

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先週末は主に当院総合周産期母子医療センタースタッフを対象にした新生児蘇生法講習会を院内で開催しました。

今回は4階南の産科病棟で行いましたが、しばらく見ないうちに増床工事で様変わりしていました。まだあちこち工事中のようでした。
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これまで最初の講義を担当していましたが、今回は新生児蘇生法が2010バージョンから2015バージョンに変更になったこともあり、青森県ではもうすっかり新生児蘇生法講習会の中心的存在となったNICUの伊藤先生に講義をお願いしました。
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講義の後は実技です。今回はインストラクターの補助として、これまでにAコース(専門コース)の受講を終えた当院のスタッフにも参加してもらいました。Aコース受講者はこうした講習会の補助の実績を積むことで、今後のインストラクター講習会の受講資格を得ることができます。
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講習会終了後の集合写真です。
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今回は今年の5月から神奈川県の 湘南鎌倉総合病院 産婦人科から3ヶ月間、NICUの研修に来て下さっている相原先生と、さらにちょうど一昨年、同じく研修に来て下さっていた渡辺零美先生も、今回の新生児蘇生法講習会に駆けつけて下さいました。湘南鎌倉総合病院のお二人のツーショットです。
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講習会終了後にはポストテストがあって、それに晴れて合格できれば認定証がもらえます。なんとか全員合格して欲しいところです。まずは皆さん、お疲れ様でした!

(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.07.08

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この度、「 みやぎ母乳育児をすすめる会 」から「 初乳から卒乳まで~みんなが安心して母乳育児をすすめるために~ 」という小冊子が刊行されました。
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この冊子刊行に際しては東北母乳の会のメンバーが分担執筆し「早産児・低出生体重児と母乳育児」の章を担当させていただきました。
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ちなみに、この章の冒頭にある写真は、日本医師会と読売新聞社が主催の 第17回「生命(いのち)を見つめる」フォトコンテスト で審査員特別賞を受賞された「 ゆびきりげんまん 」(山田英樹さん撮影)と言う作品で、山田さんのお子さんが当院NICUに入院されていた当時に撮影されたお写真です。

一般のお母さん向けに書かれてはいますが、内容的にはかなり充実した一冊となっています。お値段もかなりお手頃ですので、是非、ご覧いただければと思います。ご注文は みやぎ母乳育児をすすめる会 までお問い合わせいただければ注文可能とのことです。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.07.02

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青森県内で療育関連のお仕事をされている方が年に1回、一堂に会する「ビールの会」と言う集まりがあって、昨日、参加させていただきました。今回は 一昨年のこの会 以来の参加でした。「ビールの会」は、かれこれ20年近く前から続いているそうで、幹事はやまぶき園、おおぞら学園、青森市保健所健康づくり推進課の皆さんが持ち回りでされています。

参加施設はこれ以上あって、学校関連では各種の特別支援学校の方や、放課後デイサービスの方、幼稚園・保育園の方、その他の子育て支援に関するNPO法人や、様々な施設・職種の方が大勢参加されていました。
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様々な施設の方といろんなお話しをすることができ、話題はやはり 東奥日報夕刊の連載
でもご紹介している 東奥日報明鏡欄に掲載された障がい児のお母さんの就労問題 が多かったように思います。

保育所の方ともお話しすることができましたが、やはり障害児保育をされているご施設でも医療的ケア児となると、看護師さんがいないので難しいとのお話しでした。この問題は民間施設の自助努力でどうなるものではないことは明らかで、何らかの行政からの支援などが必要なのでしょう。この辺のことは今月の東奥日報夕刊の連載でも詳しく述べる予定です。

会の後半では 青森県視覚障害者情報センター の工藤所長さんから、このセンターのサービスに関してのアナウンスがありました。視覚障害のある方のために、各地域の図書館経由で「録音図書」貸し出しサービスがあることなどをご紹介されていました。
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療育関連、もしくは子育てに関わる施設・サービスは本当に多岐に渡っていて、こうして一堂に会する機会でもなければお互いに何ができるのかが分からないままになりがちです。いまだにまだ全貌を把握できているわけではありませんが、こうした顔の見えるつながりを通して、お子さん達への支援が少しでも円滑に進んでいけばと思います。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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