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成育科ブログ

2016.08.28

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この週末は青森県医師会が主催の新生児蘇生法(NCPR)講習会が当院内で開催され、今回は16名の方が受講されました。

まず最初の講義はいつもどおりに伊藤先生にお願いしました。
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次に実技とシナリオに進みます。実技の方は周産期センター内の特別分娩室で行います。
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今回はインストラクターの補助として、国立病院機構弘前病院の佐藤工先生とむつ総合病院の太田先生が駆けつけてくれました。
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今回の講習会ではNCPR2015になって、最初の処置から始まって人工呼吸が必要な場合に60秒以内に人工呼吸を開始することと変更されたことに伴って、講習会のシナリオの方も、これまで以上に時間を厳密に守りながら行ってみました。分娩では通常、赤ちゃんが娩出されてからすぐに処置台に来るわけではなく、最初の口腔内吸引や臍帯処置のためにある程度の時間のロスが生じてしまうことから、今回はシナリオでも分娩から約20秒ほどロスしたと仮定して、それでも迅速に児に対する初期処置と評価を行って60秒以内に人工呼吸を開始できるかを念入りにやってみました。実際にはなかなかこの通りに行うのは難しいとは思いますが、例え講習会とは言ってもより実戦に即したものにブラッシュアップして行く機会になった気がしました。

講習会終了後の集合写真です。皆さん、お疲れ様でした。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.08.20

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この週末には青森市内にある児童発達支援施設をいくつか見学させていただきました。これまで発達外来から発達支援施設にお子さん達をお願いしながら、こうした施設でどのような取り組みがされているかを実際に自分自身の目で見る機会がなかなかなく、施設見学をしたいなと考えていたところ、今回実現しました。

この日はまず青森市の雲谷方面にある こども発達支援施設やまぶき園 を見学させていただきました。
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この施設は発達に何らかの問題のあるお子さんを対象に発達の支援を行う施設で、親子での通園とお子さんだけの通園の二通りの通園に加えて、集団指導と個別指導もそれぞれに組み合わされて、それぞれのお子さんにあった支援をされています。

こちらの写真は指導室の一つで、下の写真は同じ部屋をマジックミラーで眺めたところです。個別指導されているお子さんを親御さんが見守れるような工夫もされています。この日もたくさんのお子さん達とお母さんと一緒のお子さん達もいらっしゃっていました。
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見学後に工藤先生と一緒に写真を撮らせていただきました。
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続いてお邪魔したのが、このやまぶき園のすぐ近くにあるおおぞら学園です。おおぞら学園は家庭的に何らかの問題があったり、お子さんに精神的な問題があるなど、治療に加えて様々な支援を要するお子さん達のための 児童心理治療施設 です。ここには最大30名の入所児童が生活することができます。
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今回、一緒に見学させていただいた当院心理士の齋藤先生、総合周産期母子医療センター専属保健師の吉田さんと、おおぞら学園園長の鳴海先生と見学後の一枚です。
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この日はさらに青森市中心部にある ライフサポートあおば さんにもお邪魔させていただきました。こちらの施設は発達障害のあるお子さんの発達支援として、主に未就学児の児童発達支援と放課後等デイサービスをされています。
あおば (Custom)
主に自閉症のお子さんが多いようで、絵カードなど、視覚を中心として訓練の流れが分かりやすくなるように様々な工夫をされていました。
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こちらは、訓練の項目が次に何をするかを実際のモノを提示することで分かりやすくされていて、一つの項目が終わると箱の中に棒を入れていくと言うやりかたをされていました。
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こちらも似てはいますが、予定が変更になった時のカードです。斜線で消された隣にクレヨンのカードが提示されています。
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写真をお願いしたら、スタッフの皆さんと一緒に窓から顔を出したところを撮らせていただきました。
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発達外来でお子さん達をみていく中で何らかの療育が必要と感じても、実際にどこの施設でどのような発達支援が行われているのか、これまで見たことがありませんでした。青森市内にはこの他にも様々な施設があり、今回のように実際の発達支援の様子や施設での支援方針などをうかがうことで、それぞれのお子さんに適した療育施設をご紹介できるようにできればと思っており、今後も同じようにあちこち見学させていただきたいと思っています。それぞれの施設の皆さん、お忙しいところお時間を取っていただきありがとうございました。

(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.08.18

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東奥日報夕刊の連載 「知ってほしい赤ちゃんのこと」 は今週月曜日が35回目でした。今回は先月の「 『一人飲み』アンケート2015~日本周産期・新生児学会in富山 その5 」でもご紹介した、GCUにおける赤ちゃんの「一人飲み」をいよいよ取り上げてみました。この「一人飲み」に関しては以前から、と言うよりもこの連載をお引き受けした時からいずれ取り上げたいと心に決めていたトピックです。今回はまずこうした現実があることをご紹介した上で、来月の36回目には、その背景に関して何が問題なのかを解説したいと思っています。

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以下、本文です。

突然ですが、写真の赤ちゃんは何をしているところか分かりますか? ベッドに寝ている赤ちゃんが、立てかけられた哺乳瓶を「ひとり」でくわえていますよね? これは「一人飲み」と言って、NICU(新生児集中治療室)の中でも回復期病床にいる、集中治療が一段落した比較的軽症の赤ちゃんが哺乳しているところです。
このような「一人飲み」が実際の新生児医療現場で行われているとしたら、そして、ご自身のお子さんやお孫さんがNICUに入院していて、このような授乳をされているのを目撃したら、どのように思われるでしょうか?
この「一人飲み」に関しては、全国の新生児医療施設を対象とした調査が今から10年前の2006年に行われ、昨年2回目の調査も行われました。
06年には全国の施設のなんと過半数で、昨年の調査でも半数近くの施設で、特に多忙時に行われていることが明らかとなっています。幸い、本県で「一人飲み」を行っていると回答した施設はありませんでした。
NICUは大きく二つのセクションから構成されます。一つは急性期の重症患者を治療する狭い意味でのNICUで、ここでは看護師1人あたりの受け持ち患者が3人までと定められています。
もう一つは、先ほどご紹介した回復期病床で、こちらは赤ちゃんだからと言って特に看護師の配置が厳密に定められているわけではなく、成人と同じ一般病床の扱いとなっています。このため、特に夜勤帯に人手不足となる施設が多く、10年前の調査では、全国平均で一人の夜勤看護師が9~10人の赤ちゃんを担当していました。
昨年の調査では、平均で6・5人程度までに改善してきてはいますが、それでもかなり多忙です。また、近年のNICU不足のため、回復期病床の赤ちゃんの重症度が相対的に上がっているという背景もあります。調査でも、「一人飲み」をしなければならない理由として最も多かったのが、「回復期病床における看護師1人の受け持つ患者数が多すぎるから」でした。
急性期を過ぎ、全身状態が落ち着いているとは言っても、まだ入院が必要な赤ちゃんですから、こんなことをして大丈夫なのかと思われるでしょう。まさにその通りで、「一人飲み」を行っている施設の約4分の1でトラブルを経験しています。中には「チアノーゼ(低酸素血症のために顔色が悪くなること)になった」「哺乳瓶が外れていた」などの事例も報告されています。
一方、看護師さんたちも平気で「一人飲み」を行っているわけではありません。調査では「できることならこんなことはしたくない」「抱っこして飲ませてあげたい」「赤ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱい」という声が多数ありました。
あまりにも多忙で、看護師の配置を増やしてほしいと泣きながら病院に訴えても、診療報酬に直接結びつかない看護師の配置強化など全く取り合ってもらえず、結果的に看護師さんのモチベーションが下がって離職に至るような事例もあります。看護師の側にも、大きな心の傷を残しているようです。
こうした現状を目の当たりにして憤りを感じながらも、どうにもできないもどかしさが調査回答ににじみ出ていました。まさに現場の「悲鳴」と言えるでしょう。
「一人飲み」の最大の理由は、看護師さんの人員配置の不備にあります。それがなぜ解消されないのでしょうか? その理由は次回述べたいと思います。

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(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.08.07

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青森ねぶた祭りも最終日となりました。ねぶたの魅力は、見る角度によってその表情が変わるところにあるような気がしており、以前もワラッセでのねぶたをご紹介したことがあります( 2013.08.24 ねぶたの家 ワ・ラッセに行ってきました その弐 )。今回もいくつかのねぶたで角度を変えながらご紹介してみたいと思います。

こちらは マルハニチロ侫武多会:海神と山幸彦(作: 手塚 茂樹)のねぶたです。特に、むかって左側にいる山幸彦の乗った鰐鮫(わにざめ)は見る角度によって口の開き方が大きく異なります。本番のねぶたでも、他のねぶたと比べて左右を向く回数が多かったような気がしました。おそらくこのねぶたの特徴を意識してなのかな?と感じました。
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ちょっとボケていますが、口を大きく開けている鰐鮫の真正面からだとこんなに大きく開いて見えます。実は手前の小さな魚も他の魚と向きの違う魚がいますね。
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こちらは 県庁ねぶた実行委員会:大物之浦(作: 大白 我鴻) のねぶたのアップです。これも、顔の向きで顔の表情が微妙に異なります。
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こちらのねぶたは に組・東芝:纏と唐獅子牡丹(作: 北村 隆)です。こちらも角度が変わることで表情がより険しくなっていきますね。
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こんなところにも注意してみると、またさらにねぶたの魅力が増すのではないかと思います。やっぱりねぶたは奥が深いですね。

過去のねぶた記事はこちらをクリックして下さい。
カテゴリー:☆ねぶた

(文責 成育科 網塚 貴介)

2016.08.06

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昨日に引き続き 青森ねぶた祭り のその2です。 青森ねぶた祭り2016 その1 で紹介しきれなかったねぶたをご紹介していきます。

青森菱友会:箭根森八幡(作: 竹浪 比呂央)
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ねぶた愛好会:素戔嗚尊八岐大蛇退治(作: 諏訪 慎)
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県庁ねぶた実行委員会:大物之浦(作: 大白 我鴻)
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日本通運ねぶた実行委員会:茨木童子と渡辺綱(作: 千葉 作龍)
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マルハニチロ侫武多会:海神と山幸彦(作: 手塚 茂樹)
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また、最近のねぶた祭りには高級豪華客船を目にすることも多くなりました。今回も飛鳥Ⅱやダイヤモンド・プリンセス号がやってきました。

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こうして今年の青森の夏も過ぎていきます。

過去のねぶた記事はこちらをクリックして下さい。
カテゴリー:☆ねぶた

(文責 成育科 網塚 貴介)

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