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成育科ブログ

2017.06.27

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聖隷浜松病院NICUと言えば、日本有数のNICUとして有名ですが、最近新しく建て変わったばかりで、しかもNICUを4床ごとの半個室化することによってご両親の面会時間が増えたと言うファミリーセンタードケアの観点からも注目されているNICUです。浜松まで来たからには是非見学したかったのですが、なかなか時間もなく、なんとかご無理を言って早朝にお時間をいただきご案内していただくことができました。

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ご案内は杉浦先生にしていただきました。
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こちらがNICUの1ユニットです。患者さんそれぞれのスペースがカーテンで仕切られプライバシーが確保される構造になっていました。個々のスペースには安楽椅子も最初から設置されていて、確かにこれならご家族もゆっくりできるだろうなと感じました。
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こちらはGCUです。GCUはワンフロアのようですが、やはりカーテンで仕切られるようになっています。
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こちらは授乳室です。ここもそれぞれ仕切りがあります。
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こちらはファミリールームです。部屋の中にバス・トイレが設置されており、ホテルのようにご家族が部屋の中で過ごすことができるような設計になっていました。
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こちらは主に看取りのためのお部屋のようです。
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NICUの入り口近くには子ども達が遊ぶためのスペースが確保されていました。NICUに入院するお子さん達は当然第一子ばかりではありませんので、ご両親が面会に来るときにはご兄弟も一緒に病院に来ることも多いのは当然のことです。しかし、こうして面会時に上のお子さん達が遊んだりするスペースがないために面会時間が短くなってしまうことはよくあります。何気ないことですが、こうしたスペースをしっかり確保することも病院として患者さんとそのご家族を想う一つの姿勢の現れのように感じました。
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NICU内の廊下には至る所にヘルメットが。やはり防災意識もかなり高いと感じました。
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こちらはスタッフ用の仮眠場所のようです。昔の寝台列車を彷彿とさせるような作りです。
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こちらは聖隷浜松病院の新生児用救急車です。年間もの凄い回数の搬送を行っているとは聞いていましたが、中の装備もかなりの充実ぶりでした。
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研究会の当日のお忙しいところ、早朝からご対応下さった大木先生、杉浦先生、ありがとうございました。こうした施設としての哲学をしっかり形にできるNICUがもっと増えてくれたらと思います。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.06.26

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ブログ更新がしばらく滞っていました。6月の出来事から少しずつアップして行きたいと思います。
6月24日(土)~25日(日)は聖隷浜松病院の大木茂先生が会頭でハイリスクフォローアップ研究会が行われました。
浜松までどうやって行こうか迷いましたが、新青森から新幹線で真っ直ぐ向かうことにしました。新幹線の車窓から富士山が見えないだろうかと期待していましたが、昨年の 静岡県立こども病院で呼吸管理講演会 に続き曇天で、今回は富士山の上の方がちょっとだけ姿を表してくれました。
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浜松駅に到着しました。今回はスケジュールの関係で初日のスキルアップセミナーには参加できず、2日目だけの参加でした。
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初日のスキルアップセミナーと役員会の後の懇親会で大木先生のご挨拶です。
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さて、2日目の朝です。会場は聖隷浜松病院内の大会議室で、300名ほど入りそうな大きな会場でした。
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今回のハイリスクフォローアップ研究会のテーマは「ハイリスク児の教育現場」です。抄録集の大木先生による会頭挨拶にもありましたが、NICUから退院されていったお子さん達にとって就学はとても大きな問題です。NICUの診療やフォローアップに関わる医療従事者にとって、お子さん達が教育の場でどのような時間を過ごしているか、そして教育の現場からみて我々に求められていることを知ることはとても大切なことです。
一般演題に続いて、午後は特別講演会「ハイリスク児の終焉就学就業までのライフステージ別の教育現場を知ろう」と題して、以下の3人の先生にご講演いただきました。
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中でも和久田先生のお話の中で「障害受容・慢性型悲観モデル」として、「障害受容は段階を踏んで『適応』という最終段階はなく、落ち込みと立ち直りを繰り返す。」と言う点は、私自身も大学の講義でもいつも学生さん達にお話ししていた点でもあり、とても共感しました。
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病院内、NICU内だけで診療だけしていたのでは決して知ることのできない教育現場での問題点を知る上でとても素晴らしい、さすが大木先生!というプログラムでした。大木先生、参加された皆様、お疲れ様でした。今回学んだことをこれからの診療にも活かしていければと思った1日でした。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.06.07

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NICUケアワークショップ2017 in Korea その1 
NICUケアワークショップ2017 in Korea その2 
NICUケアワークショップ2017 in Korea その3
と、韓国でのワークショップの様子をご報告してきました。今回のワークショップとSon先生のNICUを見学してひとつ大きく感じたことは、人工呼吸器モードとしての「PAVはまだ死んでいない!」ということです。

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以前、 悲運の人工呼吸器~ステファニー物語 として、日本においてステファニーの定期メンテナンスが切れたことをご紹介しました。ステファニーは日本で唯一、PAV(proportional assist ventilation)が可能な人工呼吸器でした。しかし、日本での販売もメンテナンスも今は終了してしまっています。

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しかし、広い世界の中で、たまたま不運に遭ってしまった日本一国での出来事でしかないのもまた事実です。現にお隣の韓国では新型のステファニーが活躍し、さらに先日のように人工呼吸器のワークショップでPAVに関しての活発な議論もされているのです。

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日本国内では、すでにNAVAを導入する施設も増えて来ており、あたかもPAVは時代遅れのように捉えられている感がありますが(実際、学会の演台でもPAVの発表は当院を除けばほとんどありません)、特殊なセンサーを要するわけでもなく、ランニングコスト的にもNAVAより優れた点は多々あります(本当はもっとたくさんの利点がありますがここでは割愛します)。

それよりも、これからの人工呼吸器の方向性として、恐らくは様々なメーカーからPAVを搭載した機種が登場してくると考えた方が現実的なのではないかと言う気さえします。そして、グローバルでは、これからどんどん改良されたモデルも登場するのでしょう。現に、今や主力の人工呼吸器となっているBabylogVN500にもPAVと似たPPSと言うモードが搭載されています。

こんなことをなぜ突然書き出すのかと言えば、これからしばらくして日本国内でPAVの搭載された新型の人工呼吸器が登場したらどうなるのだろう?とふと思ったからです。今や日本国内のNICUでPAVを主力の呼吸器モードとして使っているのは当院ぐらいでしょう。新型の人工呼吸器にPAVが搭載されたからと、そこで慌ててPAVの勉強を一から始めて上手く使いこなせるのかとても心配です。とはいえ、当院ではまだまだ現役のステファニーも、いくら大事に使っていてもいずれ使えなくなるときが来るかも知れません。日本国内でPAVの臨床経験を積むことができるのもあとわずかなのかも知れません。このPAVに関する経験知がこのまま青森の地で埋もれてしまうのはとても勿体ない気がしています。そんなことを、今回の韓国でのワークショップに参加していて感じました。

と言うことで、当院では新生児科医師を常時募集していますので、ちょっとご興味があるだけも結構ですので、お気軽にご連絡いただければと思います。下のバナーをクリックすると当院のリクルートサイトに移動します。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.06.06

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ワークショップの後、Son先生のNICUを見学させていただきました。
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こちらがNICUの入り口です。
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フラットパネルのX線写真撮影装置もありました。
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NICUの中には、日本では日の目を見ることのなかったステファニーの後継機がたくさん活躍していました。
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NICUの端の方にあるこの机がSon先生の仕事場なのだそうです。
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器材庫には日本ではもはや幻の人工呼吸器となってしまったステファニーが沢山待機していました。この写真だけ見ると当院の器材庫を彷彿させられます。
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NICUの書棚には日本の新生児関連書籍がずらっと!このほとんどをSon先生は韓国語に翻訳されているのだそうです。
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Son先生を囲んで集合写真です。
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Son先生のご施設は大学病院と言うよりも、街全体が病院群になっていて、建物ごとに病院としての機能も異なるのだそうです。日本ではなかなか考えられないスケール感でした。
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Son先生はこれまで当院も含めて、日本国内の数多くのNICUを見学されてきました。「ここは○○病院のNICUと、ここは△△大学のNICUと同じです」と、これまで数多くの日本国内のNICUを見学されてきたSon先生だからこそ実現できたNICUと感じました。ある意味、Son先生のご施設こそ「オールジャパン」が集結したNICUなのかも知れません。そんなSon先生の思いや熱意をもの凄く感じたワークショップでした。Son先生、ならびにご参加された韓国の皆様、ありがとうございました。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.06.05

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今回のワークショップの冊子です。とても分厚いのですが、それもそのはず。全ての演者のスライド内容と口演原稿も!全て韓国語と日本語の二本建てになっていました。おそらくは全てSon先生が翻訳されたものと思いますが、その熱意とご努力には本当に頭の下がる思いです。
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こうして自分のスライドと原稿が韓国語に翻訳されているのを見ると感慨深いものがあります。
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演台もこのようになっていて、スライド横のキャプション通りにお話ししていきます。このキャプションの韓国版が冊子にも載っています。
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冊子の各セッション冒頭には演者の写真入りで紹介されています。まずは、PAVバトルから。PAVバトルのお相手はSoonchunhyang University Cheonan HospitalのSong先生です。最初にこちらからはPAVの理論的なところを中心にお話しして、Song先生からは臨床での実際を中心にお話しされました。
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続いて、HFOバトルのお相手は主催者のSon先生です。HFOでは逆に、Son先生がHFOの理論的なところを中心に解説され、こちらからは実際の治療困難例の治療戦略を中心にお話しさせていただきました。
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質疑では、韓国ではあまり使われていないSLEシリーズの仕組みの中でもリストリクターの役割を、ピストン式HFOにおけるインピーダンスバルブの役割との関連でご説明させていただきました。
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発表が終わってホッとひと息での集合写真です。以前、当院にも見学に来て下さったことのあるカトリック大学ソウル聖母病院のヨム先生は今回は質疑の通訳担当でした。
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発表後に会場の病院前で。すっかりプレッシャーから解放された顔をしています。
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こちらはワークショップ終了後の懇親会です。
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PAVバトルでご一緒したSong先生と。
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大木先生、豊島先生と。
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最後にSon先生のご挨拶です。 その3 へ続きます。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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