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成育科ブログ

2018.05.27

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毎年この時期には弘前大学医学部で医学生を対象に新生児の講義を毎年2コマ担当しています。今年も先日、弘前大学へ講義に行ってきました。例年は車で行くのですが、今回はJRで向かってみました。
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講義の対象は3年生で、まだ基礎医学も平行して習っている時期なのではないかと思います。新生児の講義とは言っても、何しろ新生児の全範囲となると内科小児科と同じく呼吸循環にとどまらず血液内分泌代謝等々多岐に渡ります。これを2コマで講義するのはとても無理なので、まずは出生前後の呼吸循環の外界への適応過程を中心にお話ししています。医学生の皆さんは将来的にはいろんな診療科に進まれますので、医学部の授業では特にどの診療科に進んでも必要となる知識も重視しています。その一つは新生児蘇生法であり、もう一つは母乳育児に関してです。中でも母乳と薬剤に関しては、母乳育児中のお母さんには簡単に「薬を飲んでいる間は母乳をやめるように」と簡単に言われてしまいがちですので、特にこの点に関して授業の最後に強調しています。

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中でも最も強調したいのがこのスライドです。母乳育児中のお母さんに対して処方をする際には、「薬剤を投与したから母乳を中止する」のではなく、「どうしたら母乳を続けながら治療ができるか?」を考える責任が全ての医師にあることを強調しています。そして、少なくとも将来進んだ分野で頻繁に処方する薬剤に関してぐらいはしっかりした知識を持って欲しいと思っています。ここのところでは、医学生の皆さんもかなり関心を持ってくれたようで、おのおのメモを取っているようでした。
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また母乳と薬剤に関しては、例えば国立成育医療研究センターのホームページでも代表的な薬剤に関しての母乳育児の是非が示されています。今の時代ですからこうした情報にも簡単にアクセスできてしまいます。せめてこのぐらいは知っておいて欲しいところです。
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ついでに講義後にスマホでもすぐにこのページが見られるようにQRコードも貼っておきました。
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これから弘前大学医学部を卒業される医師は全員、母乳育児中のお母さんへの薬剤投与に関して正しい知識で離床現場に臨んでほしいと願っています。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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