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成育科ブログ

2018.11.27

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日本新生児成育学会その2から続きます。学会2日目の医療安全シンポジウムが終わった直後はお昼からのランチョンセミナーで、この日はいわき共立病院の本田義信先生と2人での発表となりました。
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まずこちらからは「PEEP再考」と題して、人工呼吸管理において基本的な設定ながら多くの先生方にとって悩みの種であるPEEPに関して解説してみました。この詳しい内容に関しては、また改めてまとめてアップしたいと思います。
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続いて、本田先生からはHFO+CMVを使った呼吸管理に関してのご発表でした。本田先生のご発表では「311を忘れてはならない」との思いから「Iwaki Never Dies」と書かれた灯台のスライドが必ず登場します。
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本田先生は以前からHFO+CMVの有用性を発表されており、今回はその集大成のご発表にも感じました。
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スライドでは「エビデンスがなくてごめんなさい」とありますが、それはこちらも同じで、お互い東北の地方病院のNICUで「編み出した」と言っても過言ではない臨床現場からの発信の場になったと感じた今回のランチョンセミナーでした。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.11.26

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日本新生児成育学会(その1)の続きです。第63回日本新生児成育医学会学術集会の学会2日目は朝からNICUにおける医療安全に関するシンポジウムと教育講演がありました。
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シンポジウムは私がトップバッターで、今回は「NICUにおけるインシデント分析~院内医療安全への参加のすゝめ」と題してお話ししました。
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NICUが他の医療分野と比べて特殊なことは論を待ちません。基本的に医療に関するあらゆる環境が成人向けにできているので、新生児医療はこうした限られた条件下で行っていく必要があります。
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中でも電子カルテに関する部分、特に指示出し・指示受けと言った基本業務に関わる部分に関して大手の電子カルテによる対応はまだまだです。当院のようにNICUの部門システムが導入されている施設であれば、以下のような様々な安全機能によってインシデントを未然に防ぐことも可能です。今回の発表を機に、過去5年間ほどのインシデント分析を行ってみましたが、やはり部門システムでカバー可能な部分に関してのインシデントは量的にも少なく、その「外側」にある部分の方がインシデントの割合が多い傾向が明確に示されました。

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NICUにおける様々な業務の中でも栄養に関する業務は複雑を極めます。単に「気をつけましょう」ではなく業務の単純化ができないものかと今回改めて思いました。しかし、その一方で、こうした細やかな管理こそがNICUケアの真骨頂でもあり、このように感じてしまう自分がむしろ「現場感覚」を失ってきているのかと言う気もしました。
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あれこれ過去のインシデント分析をしてみましたが、今回の分析はあくまでひとつの例に過ぎません。むしろ大事なことは、各施設においてNICU担当医師もしくはスタッフが院内全体のインシデント分析会議に出るようにするなど、自らのインシデント分析能力を向上させることにあるのではないかと考えています。医療安全の担当者からインシデントに関してあれこれ言われると「NICUのことも知らないのに」となりがちですが、そのように対立するのではなく、自らがインシデント分析会議に出ることで同じ土俵の上で議論できるようにしていくことが必要なのではないかということで発表を終えました。
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次に、神奈川県立こども医療センターの猪谷先生からは医療機器の添付文書に関してのご講演がありました。医療機器の添付文書は医薬品と比べると目にする機会のない施設が多いようですが、医療機関の添付文書は何の前触れも連絡もなく書き換えられていることが多く、企業のホームページの当該医療機器に関する添付文書をあえて読みに行こうとしなければ、知らない間に通常使っている患者さんへの使用が極端な場合にはいつの間にか禁忌になっていたりと言うことがあり得るのだそうです。具体的な事例をまじえて分かりやすく教えて下さいました。
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次に、同じく神奈川県立こども医療センターの臨床工学技士である松井さんからはNICUにおける電源に関してご講演いただきました。特に「アース」の意義について強調されており、また配電盤による電力量がかなり偏っている場合に関してなど、とにかく目から鱗のお話が満載でした。
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シンポジウム後の教育講演では藤田医科大学病院で医療の質・安全対策部の安田あゆ子先生から「医療を安全にするための問題の見方」と題してご講演いただきました。実は安田先生は、以前、当院の医療安全研修会でインシデント分析に関してご講演して下さったことがありました。その内容があまりにも素晴らしく感動していたところに、ちょうど今回の学会企画のお話があり、真っ先に教育講演の演者として推薦させていただき、今回のご講演となりました。
安田先生はASUISHIプロジェクトと言って、名古屋大学医学とTOYOTAが共同で行っている『明日の医療の質向上をリードする医師養成プログラム(あすいし ASUISHI)』の主要メンバーとしてもご活躍されています。
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シンポジウム終了後に演者の皆さんとご一緒に。皆さん、お疲れ様でした。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.11.25

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11月22日(木)~24日(土)の3日間、東京で第63回日本新生児成育医学会学術集会(会長:東邦大学医学部 与田仁志先生)が開催され参加してきました。今回は与田会長による会長招宴にもお招きいただきました。会場の赤坂プリンスクラシックハウスです。
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会長の与田先生からご挨拶です。
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これまで永らく日本新生児成育学会の理事長を務められていた楠田先生が今回で引退されると言うことで中村先生・和田先生からのサプライズがありました。
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米国から参加されたエクランドさんとも久しぶりに再会しました。
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さて、明けて会場の都市センターホテルへ。
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学会にはいつも企業展示があるのですが、今回は何十周年と言う企業が多く、アトムメディカルさんは80周年記念だったようです。我々が医者になった時点ですでに50年も経っていたとは改めて驚きました。
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こちらはコヴィディエンさんのブースで、我々世代には昔懐かしい「ネルコア」の歴代 SpO2モニターが博物館のように展示されていました。昔のSpO2モニターは体動に弱くて、赤ちゃんが少し動いただけでアラームが鳴るのが当たり前でしたが、今はすっかり高性能になっています。
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こちらはNeonatalCareでおなじみのメディカ出版社さんのブースです。NeonatalCareは来年1月号から「withNEO」と名前が変わるそうで、早速1月号に寄稿予定でもあって立ち寄らせていただきました。
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午後には北里大学産婦人科の海野先生による「医師の働き方改革と周産期医療」に関しての座長を務めさせていただきました。医師の過重労働が常態化している周産期医療現場に「働き方改革」の波が押し寄せてくるとどうなるのか?、その前に自分たちにできること・すべきことは何か?と言う点を詳しく解説して下さって非常に勉強になりました。
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学会2日目以降はその2に続きます。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.11.17

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11月17日(土)に青森県立保健大学で青森県医療的ケア児支援シンポジウムが開催されました。会場の青森県立保健大学講堂です。
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この会場はこれまでにも昨年9月に開催した「平成29年度周産期学習会~みんなで考えよう!青森県の小児在宅医療」でも使用させていただきましたが、とてもきれいな会場です。
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当日は基調講演として、今年1月に見学させていただいた三重大学小児トータルケアセンターの岩本彰太郎先生から三重県における医療的ケア児への支援体制に関してご紹介していただき、続いて青森県内で既に行われている支援の実際に関して私も含めた5名のシンポジストが発表しました。

基調講演の岩本先生です。医療的ケア児への支援体制に関しては全国各地で様々な取り組みがなされていますが、都道府県単位レベルでしっかりした体制整備がなされているところは決して多くはありません。その中にあって、三重県は岩本先生を中心に県単位としてしっかりした体制整備がされているという点で、今後「真似」をしていくモデルとして今回お招きしました。
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岩本先生スライド (Custom)
続いて、県内からの発表に続きます。まずは、昨年の青森県内のアンケート結果を中心に県内の現状と課題に関してお話ししました。スライドの最後にも書きましたが、最終的には三重県の「完コピ」ができれば素晴らしいと思っています。
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医療的ケア児に関する青森県のこれから (Custom)
続いて、2年前にはちのへ小児在宅医療フォーラムを主催されたはちのへファミリークリニックの小倉和也先生から八戸地域での取り組み関してご講演がありました。
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続いて以前、ATV「わっち!!」で医療的ケア児特集でも取り上げられた十和田市の「小さな森こども園」の宮本園長先生からは気管切開をしているお子さん預かられたご経験に関して、
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続いて、弘前の大清水学園の樽澤さんと、むつ市立第三田名部小学校の工藤教頭先生からも、現在までの医療的ケア児に関する取り組みの実際に関してご講演いただきました。
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総合討論では会場からも数多くのご意見が寄せられました。
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シンポジウム終了後に演者と県庁の皆さんとご一緒に。
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シンポジウムも終わって外に出るとあたりはすっかり暗くなっていました。
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今回のシンポジウムを機に、青森県内での医療的ケア児支援への関心が高まることを願っています。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.11.08

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9月末に東京で災害時小児周産期リエゾン研修に行ってきたことをご紹介しましたが、11月上旬に県庁で健康福祉部災害対策本部図上訓練が行われるとのお話しがあり、急きょ「災害時小児周産期リエゾン」として参加させていただけることになりました。集合時間よりもちょっと早く着いたらほぼ一番乗りで、部屋に入ったらすぐ目の前に「小児周産期リエゾン」と書かれた訓練着と座席が3人分用意されていました。
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今回、一緒に訓練に参加することになった尾崎先生と松倉先生です。
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訓練は実践を想定し、かなりの緊迫感を持って行われていました。何もかもが初めてでしたので勝手も分かりませんでしたが、逆に言えば、こうした経験なしに実際に災害が起こってしまっても実働的な活動をするのは難しいだろうとも感じました。
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この日に訓練があることを知ったのがかなり日程的に近かったので、午後外来を休診にできず、この日は午前中のみの参加となりました。今後も機会があればいろんな訓練の場を経験したいと思いました。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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