2013.07.16
7月14日(日)から7月16日(火)までの3日間、パシフィコ横浜で開催された日本周産期新生児学会に参加してきました。
初日は人工呼吸管理のシンポジウムがあり、「新生児人工呼吸器 今できること・できないこと・今後求められること2013」と題して(ちょっと長い)お話ししてきました。早産児の人工呼吸管理にはFRC(機能的残気量)の維持が自発呼吸維持につながり、これが結果的に酸素化にも肺損傷予防にも有利となること、またそれを実現するための実際の人工呼吸器と呼吸モードも紹介しました。
壇上でのシンポジウムではあまり質問は出ませんでしたが、当院で行っている呼吸管理法に関してはある程度のご理解を得ることはできたのではないかと思います。
初日の夜は懇親会から引き続き、毎年恒例の「新生児医療フォーラムオフミ&若手の会」に参加です。この会は新生児関連のメーリングリストである新生児医療フォーラムのオフミと全国の若手医師が集う飲み会で、もう何回目なのかも分からないぐらいの回数になっています。全国の先生方と色々お話しできる機会は若い先生方にとってとても良いことだと思います。若い頃からどんどん視野を拡げていって欲しいと思います。
毎回、施設紹介コーナーがあるので、今回も簡単に施設紹介させていただきました。今回のテーマは「ドクヘリ搬送始めました」と「ブログ始めました」です。冒頭に神奈川県立こども医療センターにこれまで何人も研修でお世話になっていて、そのお陰で当院の治療成績が大幅に向上したことをご紹介しました。
ホテルに戻ったら夜景のなんと綺麗なこと!横浜に来るといつも「街の灯りがとても綺麗ねヨコハマ・・・」とブルーライトヨコハマが頭の中を流れていきます。
2日目は朝の7時から新生児医療フォーラムの幹事会です。7時半から新生児医療連絡会の役員会があるので30分しか出られませんでしたが、ここではいつも色んなアイデアを出し合います。
2日目午後はポスター発表で房川先生の全国学会デビュー戦です。結構、質問も出ましたが、助け船を出すことなく全部答えてくれました。
その前にちょっと怪しい研究のポスターも2題ありましたが、それは後日ポスター丸ごと全部ご紹介します。
夜は新生児医療連絡会で、今回は厚労省医政局の田中剛先生をお招きしてご講演いただきました。写真は終了後の懇親会です。
連絡会の懇親会の後は神奈川県立こども医療センターの同窓会にお邪魔させていただきました。豊島先生とも久しぶりに語り合えて楽しいひとときでした。
こうして学会に来ると新生児医療の仲間達からいつも大きな力をもらうことができます。
皆さん、ありがとうございました。