2013.11.08
今年の夏にスウェーデンのウプサラ大学NICUを見学してきたファミリーセンタードケア(家族中心のケア)の国内での普及を目指して積極的な活動をされている「こどもかぞくまんなか」チームの皆さんが青森まではるばる見学に来ていただきました。皆さん、勤務地は様々で、札幌・新潟・神奈川・北九州と北は北海道、南は九州から青森に集結して下さいました。
当院は以前から軽症の低出生体重児を産科病棟の母の元に直接母乳する「直母外出」を行っていますが、その実際を主に見学に来て下さいました。今日時点で直母外出中の患者さんはいなかったのですが、最近、直母外出を経験したお母さん達からどんな感じだったのかをインタビューしたり、当時の様子の写真や動画を見ていただきました。
午後から夕方過ぎまでびっちり色々お話しした後は、懇親会に行きました。
実は懇親会になって、考えてみると折角、ウプサラ大学を見学された人達がいるのですから、ウプサラ大学のケアの様子をスタッフに紹介していただける場を設ければ良かったのですが、見学に気を取られてしまいすっかり忘れてしまいました。そこで、懇親会の席で急遽、ウプサラ大学の報告会をしたいただきました。
でも、今日は理想のNICUケアのあり方をみんなで語り合うことができて、とても楽しいひとときでした。今日の話の中でほんの少しでも現実に近づけることができれば良いなと思った夜でした。