2014.03.16
平成16年に当院に総合周産期母子医療センターが開設されてから、早いもので今年で10年になります。この10年を記念して10年誌を編集中です。過去のデータとかその他諸々を整理しているので、この機会にその一部を適宜アップしていきたいと思います。これまで新聞等のメディアで取り上げられたものを見返してみると、この10年の動きが分かるような気がします。まずは、これまでの新聞記事を古い順に追ってみたいと思います。
まずはこの記事から。平成11年に乳児・新生児・周産期死亡率が全国ワーストワンとなったことから、この後、急速に当院にNICUを設置する動きが加速しました。
この記事は2002年に2年連続 乳児・新生児死亡率が最下位となったこと受けてのものです。しかし、この後から総合周産期母子医療センター開設に至ることになります。
2003年には青森朝日放送(ABA)が「赤ちゃんを救え」と言う特集を組んで下さいました。
この特集では本県の新生児死亡率が全国最下位である現状に焦点をあて、県内の医療施設の不備や医師不足の問題などを浮き彫りにしたことが評価され、この特集を自ら制作された八木里美キャスターはこの年のギャラクシー賞報道活動部門を受賞されました。
2005年の元旦の東奥日報では「守ろう いのち」と題した第2特集が組まれ、その中で当院の総合周産期母子医療センターも大きく取り上げられました。
同じ年の春からは東奥日報で「あおもりの未来紡いで 生きる」の連載がスタートし、その中でも何度か当院の取り組みが紹介されています。
この頃は、まさに県内全体が全国一高い死亡率をなんとか良くしようと一致団結した空気がみなぎっていました。当院の今があるのも、こうした県内関係者の皆さんの励ましがあってこそと思います。今後もその後に続く記事をアップしていきたいとお思います。