2014.06.22
先週火曜日から始まった朝日新聞の連載「 患者を生きる 小さく生まれて 」が今日で予定の6回目を終えました。先日ご紹介しましたように、この連載を書かれた記者の武田さんは、2008年の朝日新聞「ルポにっぽん」 で当院の医師不足を取材して下さった方です。今回の連載では、6年前には踏み込めなかった「NICUで助かった命のその後」がテーマとされていると感じました。
この連載中に紹介されている方達もそうですが、NICUに入院されている赤ちゃんのご家族で、妊娠初期から赤ちゃんがNICUに入院するかも知れないと思われている方はほとんどいらっしゃいません。小さな赤ちゃんや障がいを持った赤ちゃんが生まれること、元気に生まれても生まれてきた赤ちゃんが後になってから障がいが発生すること、は誰にでも起きうることです。こうした記事によって一人でも多くの方に「人ごとではない」と感じて下さることを願っています。