2014.10.12
今週、10月10日から11日の2日間、韓国の仁川(インチョン)にあるGachon University Gil Medical Center NICUの孫教授が当院NICUへ見学にきて下さいました。今回はフェローの先生や看護師さん達も加わって総勢5名でお越し下さいました。
ところが、特に2泊目となる10月11日の土曜日は青森市内で何かの集まりがあるのかホテルがどこも満室で、急きょ当院近くにある待機宿泊施設の「 ファミリーハウスあおもり 」に宿泊していただくことになりました。
初日、NICUと総合周産期母子医療センター全体をご案内した後、この日の深夜から2名の看護師さんが交代で見学されていきました。
一人目の看護師さんが23時から、二人目の看護師さんが朝の6時からで、孫教授はその都度「ファミリーハウスあおもり」から一緒に案内されていました。写真は早朝に二人目の看護師さんを連れてきて下さったところです。
この日はこの後、午前中の見学前に「ファミリーハウスあおもり」近くのフラワー温泉で温泉に入ってこられてきたそうで、こちらは当直明けの無精髭隠しでマスク中です。
この後、早産児の呼吸・循環管理に関して時間を忘れての延々と議論となりました。孫教授は本当に好奇心が旺盛な方で、当院での循環管理、特に神奈川こども方式と自称している当科の管理に関してかなり詳しいところまで興味を示して下さいました。
まだまだ時間が惜しいほどでしたが、こちらが当直明けと言うことで遠慮されてかお昼過ぎに一旦戻られ、その後、夜の部となります。午後は青森駅近くにある「 ねぶたの家 ワ・ラッセ 」をお勧めしたところ、早速行ってこられたそうで、とても喜ばれていました。
飲み会でも、また互いに時間を惜しむかのように延々と両施設での看護や医師の体制、ケアの仕方など話題は尽きません。そして何よりも人工呼吸管理ではステファニーを愛する二人ですので、その思いには国境はありません。ただ、惜しむらくは英語・日本語ともに堪能な孫教授に対して、こちらはかなりいい加減な英語での応対でしたので、何よりもその点が申し訳なかったところです。もっと英語でのコミュニケーション能力を高めないと行けないなとも痛感した2日間でもありました。
いつか孫教授のNICUを見学させていただきたいと思っています。
青森までお越し下さりありがとうございました。