2015.06.30
昨日は平成27年度青森県周産期救急救命搬送講習会で県内の救急隊員の方達に新生児蘇生とお産の講習を行いました。
まず午前の部は新生児蘇生からでした。最初にNCPRを中心としたお話しをさせていただきましたが、救急隊の方達が実際に立ち会う自宅分娩等の現場では満足な物品も揃っていませんので、その辺を少々修正した形でお話しさせていただきました。
講義の後は実習です。講義1時間、実習1時間なので、とてもフルコースのNCPRはできませんが、それでもマスク&バッグと胸骨圧迫の手技までを各消防署から2名ずつのペアでやっていただきました。さすが救急隊の皆さん、かなり手慣れていらっしゃって驚きました。
午後からは産科の分娩に関する講義です。今回は健生病院の齋藤先生も講師として駆けつけて下さいました。
終了後の集合写真です。
当日はマスメディアの方達も取材にいらっしゃっていました。写真はABAの夕方のニュースです。
NCPRを手伝ってくれた越後谷先生もちょっとだけ映っていました。
こちらはデーリー東北の記事です。
以前は周産期医療と救急医療は厚生労働省の担当部署が異なっていたため、我々と救急隊の方達の連携はなかなか難しかった時代があったのですが、平成22年度から周産期医療も厚生労働省の医政局に組み込まれたことから、通常の救急医療と周産期医療を一体化して取り組むことが可能となりました。今後も救急隊の方達とより深い情報交換を進めていければと思っています。参加された皆さん、大変お疲れ様でした。