2016.08.07
青森ねぶた祭りも最終日となりました。ねぶたの魅力は、見る角度によってその表情が変わるところにあるような気がしており、以前もワラッセでのねぶたをご紹介したことがあります( 2013.08.24 ねぶたの家 ワ・ラッセに行ってきました その弐 )。今回もいくつかのねぶたで角度を変えながらご紹介してみたいと思います。
こちらは マルハニチロ侫武多会:海神と山幸彦(作: 手塚 茂樹)のねぶたです。特に、むかって左側にいる山幸彦の乗った鰐鮫(わにざめ)は見る角度によって口の開き方が大きく異なります。本番のねぶたでも、他のねぶたと比べて左右を向く回数が多かったような気がしました。おそらくこのねぶたの特徴を意識してなのかな?と感じました。
ちょっとボケていますが、口を大きく開けている鰐鮫の真正面からだとこんなに大きく開いて見えます。実は手前の小さな魚も他の魚と向きの違う魚がいますね。
こちらは 県庁ねぶた実行委員会:大物之浦(作: 大白 我鴻) のねぶたのアップです。これも、顔の向きで顔の表情が微妙に異なります。
こちらのねぶたは に組・東芝:纏と唐獅子牡丹(作: 北村 隆)です。こちらも角度が変わることで表情がより険しくなっていきますね。
こんなところにも注意してみると、またさらにねぶたの魅力が増すのではないかと思います。やっぱりねぶたは奥が深いですね。
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カテゴリー:☆ねぶた
(文責 成育科 網塚 貴介)