2017.04.17
先週末は東京で開催された 第120回日本小児科学会学術集会 に参加してきました。最近の東京出張は新幹線がかなり多くなりました。青森市は空港が近く、新幹線のどちらでも選べて実は交通の便は意外にいいのです。
会場に到着です。今回の会場は品川のグランドプリンスホテル新高輪でした。東京の桜はかなり散ってしまって見頃は過ぎてしまったようでした。
今回の小児科学会では「小児科医の将来像」に関するシンポジウム等の企画が目についたように思います。
少子化だけではなく、ワクチンの開発など様々な要因によって急性期疾患が減少する一方、メンタルヘルスや障害児の問題などがクローズアップされるなど小児医療が大きな過渡期を迎えようとしていることが、こうした学会のシンポジウムからも読む取ることができます。あたかも小児科学会あるいは小児科医が今後の自身のあり方で悩んでいるようにも感じました。
新生児医療から離れたことで会議もかなり減ったようです。今回の会議は日本新生児成育医学会の診療委員会だけでした。会議では神奈川県立こども医療センターの豊島先生ともご一緒し、会議の後は熊本大学の田仲先生とも合流しました。この日は熊本地震からちょうど1年にあたる日でもあり、当時の様子のことや、神奈川で短期研修中の矢本先生の近況など、あれこれお話しをうかがうことができました。やはり学会ではいつもいろんな刺激を受けることができます。皆さん、お疲れ様でした。
(文責 成育科 網塚 貴介)