2018.02.01
1月末の週末は東京で小児在宅医療関連の会議が2つあったので参加してきました。一つ目は勇美記念財団による「 小児在宅医療推進のための会 」で、この会には昨年の秋から加えさせていただいてます。この会には大阪の分科会というのがあって、今回は合同での開催でした。
会場は東京駅の日本橋口を出てすぐの巨大なタワービル内です。この日は大雪の影響で新幹線のダイヤに乱れが生じてしまい、少々遅れての到着となりました。
今回は日本医師会や厚生労働省の障害福祉と医政局のそれぞれのご担当の方からの情報があり、また埼玉医科大学総合医療センターの田村先生からもこれまでの検討状況に関してのご報告がありました。特にこの春からは診療報酬改定も迫っており、まだ全てが明らかになっている訳ではありませんが、全体の方向性に関しては非常に勉強になりました。
明けて翌日は午前中から、こちらは厚生労働省科学研究でやはり小児在宅医療に関する班研究がありました。
まず毎回恒例なのが委員の皆さんの近況報告なのですが、これがいつもなかなかのボリュームがあります。近況とは言っても、それぞれの地域でどんな取り組みをしているのか、そしてどんなことで困っているのかをそれぞれお話しするのですが、そこに質問や意見などが委員から相次いでなかなか先に進みません。
結局、近況報告が終わらないままに昼食に移行しますが、昼食中も委員の皆さん同士で午前中の話題であれこれ話が尽きません。
先週も東京で開催された 医療的ケア児等相談支援スーパーバイザー育成プログラム評価会議に参加してきたばかりで、このところ小児在宅医療に関して集中講座を聴いているような感じになってきていることもあって、だいぶ色んな知識が入ってきた気がしています。小児在宅医療は何しろ制度が複雑すぎて、もしこの全体像をすらすら答えることができる人がいたら、それはこうした全国レベルの会議で即戦力になるぐらいの知識を持った方と言えると思います。まだまだ全体像を把握するにはほど遠い状況ではありますが、逆にこれだけの情報を聞いてきたことの責任も日増しに感じる先月末となりました。
そんな思いで青森に戻ってくると あおもり雪灯りまつり の直前だったためか?ベイブリッジ方面にたくさん並んだ雪だるまに癒やされつつ家路につきました。
(文責 成育科 網塚 貴介)