2018.03.12
当院で使っているNCPR(新生児蘇生法)の人形は、もうかれこれ15年近く前に総合周産期母子医療センターが整備された際の予算で購入した人形をいまだに使っているのですが、さすがに15歳にもなると鼻もつぶれて、マスク&バッグで加圧しても空気が漏れてしまうことも少なくありませんでした。そこで昨年ようやく蘇生用の人形の予算が付き、さらに今回はシュミレーション機能付きの人形も登場しました。
この蘇生実習用人形には胸のあたりにスピーカーが埋め込まれていて、聴診器で聞くとちゃんと心音と呼吸音が聞こえるようにできていて、さらに元気になるとちゃんと啼泣したり、呻吟をしたりとすごい高性能で驚いてしまいました。使い方も非常にシンプルです。
先日のNCPRのNewsLetter でもご紹介したように、最近は Bluetoothイヤフォン内蔵の聴診器 でリアリティのあるシミュレーションを目指してやってきましたが、これがあればもうBluetooth内蔵の聴診器もいらないなとちょっと寂しく感じたりもしていました。
蘇生人形の三男と四男並んで。見た目は似てますが、四男の方がかなり高性能です。これからのNCPR講習会でその威力を発揮してくれることと期待しています。
(文責 成育科 網塚 貴介)