2018.11.17
11月17日(土)に青森県立保健大学で青森県医療的ケア児支援シンポジウムが開催されました。会場の青森県立保健大学講堂です。
この会場はこれまでにも昨年9月に開催した「平成29年度周産期学習会~みんなで考えよう!青森県の小児在宅医療」でも使用させていただきましたが、とてもきれいな会場です。
当日は基調講演として、今年1月に見学させていただいた三重大学小児トータルケアセンターの岩本彰太郎先生から三重県における医療的ケア児への支援体制に関してご紹介していただき、続いて青森県内で既に行われている支援の実際に関して私も含めた5名のシンポジストが発表しました。
基調講演の岩本先生です。医療的ケア児への支援体制に関しては全国各地で様々な取り組みがなされていますが、都道府県単位レベルでしっかりした体制整備がなされているところは決して多くはありません。その中にあって、三重県は岩本先生を中心に県単位としてしっかりした体制整備がされているという点で、今後「真似」をしていくモデルとして今回お招きしました。
続いて、県内からの発表に続きます。まずは、昨年の青森県内のアンケート結果を中心に県内の現状と課題に関してお話ししました。スライドの最後にも書きましたが、最終的には三重県の「完コピ」ができれば素晴らしいと思っています。
続いて、2年前にはちのへ小児在宅医療フォーラムを主催されたはちのへファミリークリニックの小倉和也先生から八戸地域での取り組み関してご講演がありました。
続いて以前、ATV「わっち!!」で医療的ケア児特集でも取り上げられた十和田市の「小さな森こども園」の宮本園長先生からは気管切開をしているお子さん預かられたご経験に関して、
続いて、弘前の大清水学園の樽澤さんと、むつ市立第三田名部小学校の工藤教頭先生からも、現在までの医療的ケア児に関する取り組みの実際に関してご講演いただきました。
総合討論では会場からも数多くのご意見が寄せられました。
シンポジウム終了後に演者と県庁の皆さんとご一緒に。
シンポジウムも終わって外に出るとあたりはすっかり暗くなっていました。
今回のシンポジウムを機に、青森県内での医療的ケア児支援への関心が高まることを願っています。
(文責 成育科 網塚 貴介)