2019.02.10
この週末は昨年8月9月に県の新規事業として新たに開催された医療的ケア児コーディネーター養成研修会(正確には青森県医療的ケア児等支援者養成研修及び コーディネーター養成研修会)を受講された皆さんを対象としたフォローアップ研修会が当院内で開催されました。
会場こそ当院でしたが、昨年研修会を受講されたNPO法人「夢」の清水博己さん達が中心に、受講者へお声がけして実現しました。
研修会は、まず国立病院機構青森病院で児童発達支援がご担当の境谷さんから模擬事例のご紹介があり、事例に対して、提示された情報に足りないものは何か?、患者さんご本人とご家族のニーズ把握するためには何が必要か?資源として必要なものは何か?それはどのようにしたら得ることができるのか?等々に関して参加者がグループに分かれ、ホワイトボードの代わりのペーパーに書き込み議論を重ねていきます。それをグループごとで発表し・共有するということを行いました。続いて、グループをシャッフルして、今度は、相談支援専門員、訪問看護師、医師がそれぞれいるテーブルに参加者がバラバラに立ち寄り、普段疑問に思っていることなどを職種を超えて情報交換するような企画の二本立てで行われました。
今回のフォローアップ研修会の企画・立案・参集に関しては全て清水さんをはじめとした皆さんのご努力で実現しました。今回のフォローアップ研修会は、そもそもが県の事業で行われた研修会のフォローアップ研修会ですので、本来は県が主体的に行ってもいいぐらいの企画でしたが、もしこれを実現しようとすれば年度明けに予算取りして実現はさらにその次の年度ともなりかねないところでしたので、皆さんのご努力によって、青森県内の医療的ケア児に対する相談支援専門員さんによる支援は事実上2年近く早まったのではないかと思います。後追いにはなりますが、今後の安定的な開催には行政サイドからの支援も必要と感じました。
研修会終了後の懇親会では、早速次回以降の日程に関しても話し合われました。「鉄は熱いうちに打て」ですので、次回も年度明け早々にも、今度は弘前や八戸など、県内各地で持ち回りで開催するのもいいのでは?ということになりました。参加された皆さん、お疲れ様でした。
(文責 成育科 網塚 貴介)