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成育科ブログ

2018.10.28

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またしばらくブログ更新が滞っていました。10月の出来事までさかのぼってみます。10月後半には川口市にあるメトラン社へ訪問させていただきました。メトラン社と言えば話達達からすると何と言っても世界的なHFOの草分けであり、ピストン式HFOへの信頼は揺るぎないものがあります。一方で、通常の人工呼吸器モードにはそれなりに改良の余地もあり、今後の開発に向けての意見交換としてお招きいただきました。

川口市にあるメトラン社の工場です。確か以前一度本社の方にはお邪魔したことがある気がしますが工場は初めてと思います。
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昔懐かしい初期の頃のHFO機が並んでいます。真ん中の機械は若い頃に埼玉医科大学総合医療センターで研修させていただいた頃以来の数十年ぶりの再会でした。
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新生児は人工呼吸管理中でもどうしても無呼吸になってしまいますので、その辺の対策が必要なのではと言うことを中心にお話ししてきました。
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創業者のフック会長も議論の場に肺って下さいました。
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あれこれ議論を重ねているとあっという間に5時間ほど経っており、気がつくとあたりはすっかり夜になっていました。体感としては2~3時間な感じでしたが、それだけ熱中していたのでしょう。ホテルに戻る帰り道、昔懐かしい大宮駅前です。
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新生児医療からは足を洗った身にもかかわらず、こうしてお声がけいただけることは非常にありがたいことだとしみじみ感じながらの夜となりました。皆さん、ありがとうございました。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2018.02.19

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信州フォーラム の3日目です。昨夜と言うより、少し前までのお酒も抜けきらないで朝を迎えます。
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発表は午前中の最後のセッションでしたので、その前に最初のセッション「ProCon どうしていますか?呼吸管理中の炭酸ガスモニタリング」で、昨年の信州フォーラムで発表した 一体型EtCO2アダプタ開発 に関して聖隷浜松病院の先生が取り上げて下さると言うのでご発表を聴いてきました。呼気炭酸ガスモニタの未来というところで、今後への期待として取り上げて下さいました。
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さて、今年の信州フォーラムも残すところ1セッションとなり、発表が近づいてきました。今回のセッションのタイトルは「あなたの頭に描けますか?赤ちゃんの呼吸管理!」と言うことで、今回は特にNICUにおける人工呼吸管理に対して臨床工学技師さんがどのように関わることができるか?という点に関してのセッションでした。
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会場も雪山が近いと言うこともあり、今回はNICUにおける臨床工学技師さんを雪山登山のガイドさんになぞらえてみました。
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雪山登山で道を一つ間違えると命取りですが、それはNICUにおける人工呼吸管理も同様です。
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臨床工学技師さんは医療機器のプロとして、医師や看護師が身とを外しそうになった時、的確に正しい道を示す存在になって欲しいとの願いを込めて発表させていただきました。
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続いては、さんにはこれまで何度も当院NICUへ nasalDPAPの勉強会 に来ていただいている埼玉医科大学総合医療センターの須賀さんのご発表です。須賀さんからは、臨床工学技師さん関連の制度の変化に関してと、実際の臨床現場におけるnasalCPAPとネーザルハイフロー(HFNC)の使い方に関してのお話しがありました。
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3番手は県立広島病院で臨床工学技師をされている卜部さんで、機種によるHFOのパワーの違いに関して、最後は今回のセッションのモデレータでもある愛育病院の松井さんから人工呼吸管理中の自発呼吸に関してお話しがありました。
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全体のディスカッションでは個別には色々な質問も出ましたが、今回のセッションの意図も考えると、NICUへ臨床工学技師さんにもっと関わってもらうには、臨床工学技師さん自身にもっとNICUへ関心を持ってもらうようにするだけではなく、新生児科医師の方も臨床工学技師さんに対してもっと働きかけたりして行く必要があるのかな?とも感じました。実は、前日の打ち合わせでは、そもそも松井さんや須賀さんがどうしてこれだけ実際の臨床現場に関われるようになったのかに関してうかがってみました。そうすると、やはりそこには「どんどんやってみたらいいよ!」と言ってくれた恩師とも言える医師の存在があったのだそうです。同じような環境をより多くの若手臨床工学技師さんにもあったらいいなと思った今回のセッションでした。
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信州フォーラムが終わり「今年こそフォーラム会場も見納めかも?」と思いながら帰路につきました。新青森に到着すると連日大雪だったようで車道脇の雪の山の高さもかなり高くなっていました。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.12.17

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この週末は第27回千葉県周産期新生児研究会にお招きいただき、「NICUにおける母子分離軽減~日本における問題点と可能性~」と題してお話しさせていただきました。
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今回は東京女子医科大学八千代医療センターが会場で、会場は大勢の関係者の方で一杯でした。
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当日の研究会は二つのシンポジウムが企画され、前半が産科関連の話題で前期破水、特に週数の早い段階での前期破水への対処をどうしたらよいかに関して、続いて後半は「母子アタッチメントのためにできること」に関してのシンポジウムでした。シンポジウムはいずれも各施設それぞれの取り組みや考え方を発表した上で、お互いの考え方に関して熱い議論がなされていました。千葉県の周産期医療の熱気を感じました。今回の講演ではシンポジウムに続いて当院における後期早産児への直母外出を中心とした取り組みと、昨年春にオランダで見学させていただいたOLVG病院のご紹介を中心にお話しさせていただきました。
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研究会が終わった後、佐藤雅彦先生にNICUをご案内していただきました。この渡り廊下はコードブルーの2ndシーズンで藍沢先生が走ったのだそうです。
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NICUの入り口です。患者さんのご家族が待機できる場所がありました。
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こちらがNICUでここだけで15床で、NICUとしてはもっとあるのだそうです。
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実は今回のお話しをいただく前から八千代医療センターのNICUは是非見学したいと思っていた施設でした。それは、この施設は近藤乾先生の時代から人工呼吸管理には非常に詳しい施設で、しかもその後を受け継いだ佐藤先生は今や若手新生児科医の中で人工呼吸管理に関しては国内で一二を競う先生だからです。そして、中でも気になっていたのがnasalCPAPの使い方でした。案の定!nasalDPAPの流量は10Lと高めなのに、どの患者さんも酸素濃度は21%!。この設定の患者さんが沢山並んでいる光景を当院以外で見ることはとても稀なのです。と、そもそも母子分離軽減の講演で来たのに呼吸管理の方で密かに盛り上がっておりました。
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NICUと産科病棟を見学させていただいている最中に講演を聴いて下さった助産師さんから、当院での成績との違いに関してあれこれお話しさせていただきました。NICU入院中の母子分離軽減は施設によって背景がかなり異なりますので、なかなかそのまま真似すると言うのは難しいのですが、少しでもご参考になればと思いました。むしろ施設背景を越えて一緒に考えて行くことで見えてくるものもあるのかも知れません。

日も沈み、懇親会へ向かいます。
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実は懇親会の一次会の写真は取り損なってしまったのですが、こちらは二次会の様子です。一次会は凄く大きな会場に100人ぐらいの参加者がいらっしゃいました。懇親会になってもまたお互いに熱く語り合っている姿が印象的でした。
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今回、お声がけいただいた佐藤先生とのツーショットです。
佐藤先生、千葉県の皆様、今回は本当にありがとうございました。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.11.28

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旅日記その2 から続きます。今回の学会の本会場であるASAN Medical Centerに到着しました。
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この病院もやはり2000床以上クラスの巨大施設で、病院と言うよりも「街」そのものと言った規模感です。
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病院の地下は都会の地下街としか思えません。白衣を着ている医師と点滴をしている患者さんがいなければきっとここが病院の地下だとは誰も思わないでしょう。
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病院は大きな川沿いに面していてとても素敵な眺めです。
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この病院のNICU部門の教授であるKim先生と、今回の座長を務めて下さる盟友のSon先生との1枚です。
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当日の資料と名札です。全てハングル文字なので全く読めませんが・・・。
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今回の学会ではランチョンセミナーを担当させていただきました。会場はこれまた病院内とは思えないほどの大きな会場がほぼ満席状態で埋まっていました。
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ランチョンセミナーに先立って座長のSon先生からご紹介いただきました。Son先生とはFacebookでもお友達なのですが、FBにアップした写真で次々と詳しくご紹介いただきました。Son先生の友情を感じました。
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この写真の右下の写真は3年前に Son先生が看護師さん達を連れて当院へ見学 に来て下さった時の写真です。
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こちらの写真は今年6月の NICUケアワークショップ2017 in Korea での写真ですね。
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その他にもFBの中から色んな写真を選んでご紹介して下さいました。
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この写真などはごく最近の 新生児蘇生法講習会にBluetoothイヤフォン を取り付けた話題まで取り上げて下さっています。よく講演の前に座長の先生からご紹介いただいたときに「過分なご紹介をありがとうございます」と言いますが、これこそがまさに「過分なご紹介」ですね。
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講演の後には会長のPark教授から感謝状の盾をいただきました。こんな立派な盾をいただいたのもこれまで記憶にありません。
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講演終了後に韓国の新生児科の先生達との集合写真です。
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こちらは今回のランチョンセミナーの後援をされた日本光電の皆さんとの写真です。
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講演の大役を務め終えて、夜はSon先生とご一緒させていただきました。緊張感から解放されてすっきりした顔をしています。
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こちらはホテルへの帰り道にヒュンダイデパートの前でSon先生との1枚。
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今回の訪韓では韓国の新生児科の先生達との親交も深めていただき、中でもSon先生との熱い友情をしみじみと感じた日々でもありました。Son先生をはじめ、この度お世話になった皆さんに心から御礼したいと思います。皆さん、ありがとうございました。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2017.11.27

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旅日記その1 からの続きです。釜山駅から新幹線に乗ってソウルへ向かいます。実際に降りるのはソウル市内の水西(スソ)駅です。新幹線車内には日本語の案内表示もありました。
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水西駅に到着です。ここからpre-meeting会場であるSAMSUNGメディカルセンターに向かいます。
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SAMSUNGメディカルセンターは2000床規模の韓国国内でも有数の巨大施設で、新生児科のPark教授には周産期センターだけでなく研究施設もご案内いただきました。こちらの写真はNICU入り口でBFHの認定証もありました。
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午後から韓国周産期学会のpre-meetingが始まります。
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最初のゲストスピーカーはフィリピンのMendoza教授でカンガルーマザーケア(KMC)に関するご講演がありました。
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KMCは明確なエビデンスを元にすでに全世界的に拡がっていますが、世界地図を見てみると日本、韓国、中国の東アジアで出遅れていることが分かります。
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続いては慶応義塾大学産婦人科の田中守教授からは羊水幹細胞を応用した医療の未来に関してのご講演がありました。
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田中先生は2020年に東京で開催される アジアオセアニア周産期学会 の会長でもあり、そのご紹介もされていました。
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どうしてこのようなご高名な先生に続いて発表するのか分からないまま自分のプレゼンの順番となります。
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講演には欠かせないのがねぶた祭りの写真です。今回もスライドの合間にたくさん入れ込みました。
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実は講演の最中に表示されているスライドとPC上の読み原稿表示がずれてしまうというアクシデントがあって冷や汗をかきました。英語で発表する機会などそうそうないものの非常に怖い思いをしました(^^;)。
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pre-meetingが終わると場所を移動して会長であるPark教授による会長招宴に参加させていただきました。かなり格調の高いところであることは一見して分かるほどです。
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あまりの豪華さもさることながら、会場の壁には習近平国家主席やローマ法王が訪問されたときの写真が飾られているのには驚いてしまいました。
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会長のPark教授を囲んでの集合写真です。
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あまりにも現実離れした一夜を振り返りながら翌日の本番の発表に備えます。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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