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成育科ブログ

2019.03.18

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前日の八戸市小児科医会に引き続きこの日は八戸地域の医療的ケア児支援体制検討会議があって、また八戸市にやってきました。会場は八戸駅隣のユートリーです。
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季節柄というか、同じ日には予備校の説明会も。
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医療的ケア児支援体制検討部会は昨年8月に第1回目の会議が組織され、その後、本部会の方も検討を続けてきましたが、年度末の3月には八戸地域と弘前地域での検討会議も組織されています。週明けの月曜日には弘前市内で弘前地域の検討会議も開催されました。
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両地域とも検討会議としては発足したばかりですが、それぞれすでに活発に活動されている施設や事業所も多く、また委員でも参加して下さっています。その中のお一人であるNPO法人ありんこの一戸さんが医療的ケア児受け入れのため准看護師資格を取得されたとの記事が載っていました。医療的ケア児への支援体制が一足飛びで良くなることはなかなか難しいですが、こうして支援に関わる方達の思いがひとつひとつ実っていくことが前に進めていく原動力になるのだと思います。

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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2019.03.16

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3月上旬の周産期学習会で神奈川県立こども医療センターで認定遺伝カウンセラーをされている西川智子先生から染色体異常を持つお子さんとのかかわりに関してのご講演をお聞きしたのに続き、先日は八戸市小児科医会でダウン症候群の治療と療育に関して、札幌市の天使病院小児科の外木秀文先生のご講演があると言うことで八戸まで行ってきました。
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最初に、昨年春から八戸市民病院へ移動された伊藤先生からRSウイルスの流行状況に関してのお話がありました。伊藤先生が八戸市民病院へ移動してまだ1年も経たないのにしっかり地域に根ざしてご活躍されています。
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続いて外木先生のお話です。
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外木先生は、これは後の懇親会でお話をうかがったのですが、歴史が好きだそうで、今回のお話でも世界史上における障害児者やダウン症候群児者の扱われ方が、その時々・地域で大きく異なることをご紹介されました。例えば、スパルタ教育に例えられる古代スパルタでは勇者を育てるため子ども達をふるいにかけるように選別した社会だったかと思えば、下の写真はシュメール人で、この社会では障害児者は神の意志に基づいて養護されるべき存在として扱われていたのだそうで、非常に興味深く拝聴しました。
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この日は伊藤先生と外木先生の間に青森県における医療的ケア児支援体制構築の現状に関して少しだけお話しする機会もいただきました。この次の日には八戸地域の医療的ケア児支援体制会議が予定されており、今後のことに関して八戸市小児科医会の先生ともお話しする機会ともなりました。外木先生、諸先生、ありがとうございました。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2019.03.10

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昨年の今頃、新生児科医として大先輩の先生方がNICUの一線を退かれた後、全国の赤ちゃん達とそのご家族を支えるために結成した赤ちゃん成育ネットワークにお招きいただき「『成育科』開設から2年~見えてきた課題と展望」と題してお話しさせていただいた内容が赤ちゃん成育ネットワークの会報に掲載されました。

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今回の会報には、NICU便りとして当院の池田先生の方からも当院NICUでの取り組みが紹介されました。

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文字が小さいので読みにくいかも知れませんが、それぞれの画像をクリックすると拡大表示されますのでご覧いただければと思います。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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2019.03.03

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今月初めに当院へ神奈川県立こども医療センターで認定遺伝カウンセラーをされている西川智子先生をお招きして、染色体異常を持つお子さんとのかかわりに関してのご講演をいただきました。
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皆さん、興味のあるお話と言うことで、県内各地から大勢の方が参加されました。
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最初に、当院の方から21トリソミーのお子さんの状況などにかんして、新生児科からは日向先生が、産科の方からは助産師の千代谷さんから発表がありました。
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ここから西川先生のご講演です。まず冒頭に遺伝カウンセラーを目指すことになった経緯をご紹介いただきました。
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お話の中では、コウノドリでも紹介された「オランダへようこそ」の詩も紹介されました。この詩はコウノドリでとても有名になりましたが、一方で、例えばダウン症候群と診断されたお子さんのご家族に紹介するには抵抗を感じる場合もあるとのお話もありました。確かにその通りと感じるお話で、やはりそれぞれのご家族によって個別に対応は考えなければならないのだと思います。
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ご講演の最後では書籍のご紹介もされました。
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ダウン症候群やその他の染色体異常症に限らず、様々な障害のあるお子さんのご家族との日々の関わりの中で、自分自身が考えてきたこと・心がけてきたことの、ある意味「答え合わせ」のような気持ちで拝聴していました。
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学習会を終えて懇親会には新生児科や産科のスタッフが大勢集まって、懇親会でもご講演の「続編」もお聞きすることができました。西川先生、遠路青森までお越しいただきありがとうございました。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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2019.02.17

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先週末は毎年長野県大町市で開催される新生児呼吸療法モニタリングフォーラム(通称:信州フォーラム)に参加するため長野県大町市に行ってきました。信州フォーラムと言えば、5年前の帰り道で遭難しかけたことを以前ご紹介したことがあります。
2014/2/14 信州フォーラム旅日記 番外編
ちょうど平昌オリンピックで金メダルを取った小平選手の出身地である茅野市を過ぎたあたりが4年前に遭難しかけたところでした。

昨年のこのブログでも「昨年が最後」と言いながら今年も参加と書いているように、NICUには関わっていないので「毎年、今年が最後」と言いながらも今年もまた6時間かけていつもの会場にやってきました。完全に「もう行かない詐欺」みたいになってます。
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今年は青森市内も比較的雪の少ない冬でしたが、長野の方はもっと少なくてびっくりしました。毎年恒例の雪だるまも心なしか力ない感じです。雪が少ないので作るのは大半だったのではないかと思います。
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会場に到着してすぐに、昨年度まで当院で初期研修をされていた森川先生にも久しぶりにお会いできました。
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今回の信州フォーラムでは初日の最終セッションで「HFO再考」と題したセッションのモデレーターを仰せつかってやってきました。
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最初の演者はピストン式HFOの開発社・発明者であり、メトラン社の創業者であるフック会長から、HFOの開発の歴史に関してお話ししていただきました。我々世代はHFO開発の歴史秘話を先輩世代の先生方から直接聞いていましたが、NICUで働き始めた最初の頃からHFOがあった若い世代の方達、つまり「HFOnative世代」の方達にとってはあまり知られていないお話のようにも思います。それこそ紆余曲折の末に今の形に辿り着いたのですが、そこに至るまでの過程はそれこそ今の朝ドラ「まんぷく」の萬平さんを彷彿とさせるものでした。
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次の演者は一昨年の夏に見学させていただいた埼玉県立小児医療センター新生児科の小林早織先生で、HFO下における「経肺圧」を中心としたお話をしていただきました。今回のご発表は確か一昨年の日本新生児成育学会のポスター発表でHFOにおける経肺圧の意義に関しての考察が非常に興味深かったので演者としてお願いしました。一言で言えば、HFOに限らず人工呼吸管理中には、肺にかかっている圧は人工呼吸器からの陽圧だけではなく、胸腔内圧との差である「経肺圧」がかかっているのですが、それは例えば自発呼吸下であれば自発の吸気・呼気それぞれで圧が変動し、なおかつそれが極端な場合にはコンプライアンスにも影響があると言うお話でした。もっと具体的には、例えばHFOで人工呼吸管理しているのに強い自発呼吸が出ているようなお子さんの場合、肺にかかっている圧は本来のMAPよりも低かったり高かったりすると言うものです。
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3番目には、こちらも一昨年の冬に見学させていただいた東京女子医科大学八千代医療センター新生児科の佐藤雅彦先生から、HFVにおける肺容量と換気量に関してご講演いただきました。佐藤先生は、今や全国の新生児科医師の中でおそらく最も人工呼吸管理に関しての造詣の深い先生で、このご講演の内容も目からうろこというか、とにかく圧巻の一言でした。例えば最初のフック会長のご発表で、昔、HFOの波形を吸気:呼気の比率を1:1ではなく1:2とかいろいろ変えてみたことがあったが、それでは実際に肺にかかる圧が下降してしまい、そこで現在の1:1に辿り着いたとのお話がありましたが、佐藤先生のご発表の中で、この比率が1:2では吸気フローが呼気フローよりも多いため圧力降下が生じる原理を数式を使って見事に説明して下さいました。
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3人のご発表後の会場とのディスカッションもかなり盛り上がりました。
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発表を全部終えての集合写真です。いいセッションになったと自画自賛して終えました。
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さて信州フォーラムと言えば、宿は温泉旅館ですので、毎年「部屋飲み」があちこちで行われます。今年は初日の夜は同年代で仲良しの先生達と一緒に夜中まで語らいあいました。
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2日目の懇親パーティの後もまたさらに大勢が集まりこんな感じに。埼玉医科大学総合医療センターの須賀さんが持ってきてくれた美味しい日本酒もあっという間でした。
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「今年で最後」と言いながらも、なんかこの先もしばらく毎年参加するのかも?と思いながらの3日間でした。
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(文責 成育科 網塚 貴介)

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