先月末は院内感染対策研修会でICT(Infection Control Team)として感染対策の基本中の基本である手洗いとマスクに関してお話しさせていただきました。この日は仕事が終わった頃にあわせて1回30分の2部構成としました。
会場となった会議室は立ち見が出るほどの超満員でした。普段もあちこちでお話はさせていただいていますが、普段一緒に働きなれている方達の前でお話しするのはこれはこれれ違った緊張感があります。
まずは手指衛生に関しての基本中の基本から。
速乾性手指消毒薬での手洗いでは最後まで押し切って適量を撮ることが重要で、このポイントは日常のICTラウンドでもいつも注意しているポイントです。
今回は手洗いに加えて防護具である手袋に関しても一緒に取り上げました。手袋は1処置ごとに取り替えるのが大原則です。
院内各所をICTでラウンドしていますが、当院で最もしっかり手洗いできているのは何と言ってもNICUです。その徹底ぶりをこの機に院内でも紹介しようと実際の処置の様子を動画で紹介してみました(画像は加工してあります)。
院内感染対策はこれは実際に関わってみるとなかなか奥が深いものがあります。感染症の専門家でもありませんが、これからも地道に勉強を重ねて行きたいと思っているところです。
(文責 成育科 網塚 貴介)