今年のシーズン・日本シリーズを通じて大活躍だった巨人の村田修一選手が、今年も神奈川県立子ども医療センターのNICUを訪問されたと、一昨日のニュースZEROで紹介されていました。

村田選手と豊島先生のツーショット
村田選手は長男の閏哉くんが早産のため712グラムで生まれ神奈川県立子ども医療センターに入院したご経験から、「ささえるん打基金」プロジェクトとして1打点につき1万円の寄付やNICU卒業生を観戦に招待して下さるなど、新生児医療の支援活動を続けられています。
村田選手が書かれた「がんばれ!!小さき生命たちよ―村田修一選手と閏哉くんとの41ヵ月」は学生さんや研修医の先生方にいつも紹介しています。
豊島先生のブログでは村田選手を囲んだ集合写真で、村田選手のすぐ後ろに当科から神奈川県立子ども医療センターへ国内留学中の川村先生も写っていました。
(2013.04.13 神奈川こどもで川村先生が頑張っています!)
「がんばれ!!小さき生命たちよ―村田修一選手と閏哉くんとの41ヵ月」で村田選手も書かれていましたが、新生児医療は普通に生活しているとその存在すら全く意識することのない医療分野であると常々感じています。救急医療体制や夜間小児医療体制が危機的であるとメディアで報じられると心配になる人は多いと思いますが、新生児医療が危機的であると報じられて不安になる人は少ないのではないかと思います。赤ちゃんがNICUに入院することになったご家族は、お子さんがNICUに入院するとは夢にも思わなかった方がほとんどです。その意味で、村田選手のような著名人が継続的な支援活動をされていることは非常にありがたいと感じています。
ニュースZEROの最後で、来年は日本一を奪回してまた神奈川県立子ども医療センターに来たいと決意を語っていました。村田選手の来期のますますの活躍を祈っています。