少し先の話になりますが、今年の10月23日(金)から25日(日)に盛岡市で第60回日本新生児成育医学会・学術集会が開催されます。この学会はこれまで 日本未熟児新生児学会 として活動してきましたが、今年から日本新生児成育医学会として再スタートを切ることになります。今年の学術集会は元宮城県立こども病院副院長の堺武男会長を中心に、私たち東北地方の新生児科医も「The Team TOHOKU」として学術集会の立案等に関わっています。一般演題の募集は、学術集会の開催時期が例年よりも早いため5月12日から6月30日までとなる予定です。日本未熟児新生児学会として60回目、そして日本新生児成育医学会として第1回目となる記念すべき学術集会が充実したものになることを願っています。

ポスターのPDFは以下をクリックして下さい。
第60回日本新生児成育医学会・学術集会ポスター

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新年あけましておめでとうございます。
昨年は1年間で出生体重1000g未満の超低出生体重児が27名、1500g未満の極低出生体重児としては52名の入院がありました。24週未満では23週双胎1組を含む5名が入院しています。
一昨年(2013年)以降の超低出生体重児の死亡例は2年続けてゼロで、脳室内出血も2013年以降で数名の上衣下出血を除けばこちらも2年連続でゼロが続いています(注)。
NICUは昨年春から15床へ増床されたのでベッド繰りも楽にはなりましたが、医師の人手不足は相変わらずです。ただ、人材育成は順調ですので、近い将来、真に充実した体制になることを心待ちにしています。
もうしばらくの辛抱ですので、何とか現在の診療成績を維持しながら気持ちも新たにこの1年に向かっていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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注)ただしまだ入院中のお子さんもいらっしゃいますので、短期予後としては確定していません。