昨日は福島県NICU情報交換会にお招きいただき、人工呼吸管理に関してお話しさせていただきました。新青森から新幹線で郡山駅でおりました。福島市には何度か行ったことがありましたが、郡山ははじめてです。
会場は氏家先生が院長を務められている国立福島病院でした。情報会の前に病院をご案内していただきました。福島病院では母乳育児にとても力を入れられており、様々な掲示物に加えて「おっぱい子育て川柳通り」と言って、母乳育児に関する愉快な川柳がたくさん貼ってありました。産科病棟は個室化され母児同室でそれは当院と一緒なのですが、当院と違って新生児室がありませんでした。本当に母児同室にするにはここまでやらなければならないのだろうなと感じました。
産科病棟の次にNICUを案内していただきました。福島病院のNICUでは当院で開発したNICU部門システムが導入されています。非常に使いやすくて、これがないと診療にならないとまで言っていただきました。実際に稼働しているのを目の当たりにして感無量でした。
情報交換会は19時過ぎから始まりました。この会は年3回開催されているそうで、福島県内の若手の新生児科医志望の先生方を中心に20名以上も参加されていました。青森県内で同じ会を開催してもこんな人数はとうてい集められませんのでとても羨ましかったです。講演の終了は午後9時半頃で、それまでずっと活発なディスカッションも交わされ、福島県の新生児医療のアクティビティの高さと将来性を感じました。
情報交換会が終わり、22時近くなってから懇親会を開いていただきました。若い先生方からは呼吸管理だけではなく、当院の神奈川方式の循環管理に関しても質問攻めにあってしまいました。若い先生方の好奇心の旺盛さにも本当に驚かされました。同じ東北地方で新生児医療に携わる者同士、今後も切磋琢磨して行ければと思いました。福島県の諸先生方ありがとうございました。