今日は先月の 「小さく生まれた赤ちゃんとご家族のつどい(4歳以上)」 に引き続き、4歳未満のお子さんを対象としたつどいを開催しました。今回も県内全域から20組以上のご家族に参加していただきました。
今回も保育士連合会の佐藤さんによるアイスブレーキングから始まります。この後、ご両親達は別室で情報交換会に移ります。
今回は先日見学もさせていただいた( 5月30日 青森県立盲学校を見学させていただきました )青森盲学校の甲田先生をお迎えして「乳幼児期の視機能の発達と家庭でのかかわり方」と題して情報提供していただきました。こどもの視機能・視覚認知機能はおおよそ4-5歳までに完成するそうで、そうなると就学前までの時期がとても大切です。未熟児網膜症に限らず超低出生体重児は早期から眼鏡を必要とする屈折異常のお子さんも多いですので、お子さん達の「見えにくさ」は早期発見しなければ訓練も間に合わないと考えています。そうした背景から、当科では3歳時点の発達検査で視覚認知や空間認知機能に苦手さを感じているお子さんには眼科受診を勧めるとともに、青森盲学校さんへのご相談もお勧めしています。今回は盲学校でお子さん達に対してどのような訓練をしているかとか、ご家庭でどのような練習ができるのかにかんして詳しく教えていただきました。
この後、グループに分かれての情報交換会を行いました。今回の情報交換会では、仕事をしているお母さんから育児と仕事の両立をどのようにされているかに関してのご質問がありました。すでに保育園に預けて職場復帰されているお母さんも多く、皆さんが様々なご苦労をされていることを伺うことができました。やはり、職場の理解がとても重要で、それなしでは仕事を続けることは難しかっただろうと言うご意見が大半でした。
恒例の集合写真です。
閉会の前に「kamekai」をあらため 「あおもりNっ子くらぶ」 を立ち上げられた石田さんから新しい集まりのご紹介がありました。
ご家族が帰られた後には反省会です。全課員お4歳以上のお子さん達と比べると、やはりまだ幼いお子さんも多いので、情報交換会の最中にお子さん達を預かる面での問題が出されました。それでも保育士さん達に加えて、当院のスタッフも加わってみんなで頑張って下さいました。
でも、こうした毎回、回を重ねるごとに様々な問題が出てきては解決しながら、この「つどい」も少しずつシンポして行っている気がしています。参加された皆さん、お疲れ様でした。