今日は 国立病院機構青森病院 (以下、青森病院)を見学させていただきました。
青森病院は神経筋疾患や重症心身障害の患者さんを主に診療されており、以前から見学させていただきたいと思っていたので今回念願が叶いました。
青森病院は青森市内の浪岡に位置し、眼前に岩木山・八甲田山を望む小高い丘の上に立っています。
こちらは小児科の藤田先生から頂戴した入院経路の資料です。青森病院の重症心身障害病棟は3階にわたっており、最重症の方が入院している病棟は40名で、平均年齢は約30歳。発症は0歳ないし1歳までが最多だそうで、でも大学病院や当院のNICUからの入院は12人ほどだそうです。3病棟合計で約120名の患者さんが入院中で、このうち人工呼吸管理中の患者さんは18名、気管切開の患者さんは32名もいるそうです。県内でも最も重度の患者さんが数多く入院されており、かなり大変そうでした。
病棟内は比較的最近建て替えられたこともあってとてもきれいでした。
こちらはリハビリ室です。
こちらは浴室です。ミストシャワーの機械が導入されています。
こちらは患者さんのバギーです。皆さん、それぞれの体格・体型に応じて作られていますので、患者さんの人数分だけあるそうです。
こちらは養護学校との連絡通路です。
先月も青森市内の療育施設をいくつか見学させていただきましたが( 8月20日 児童発達支援施設の見学DAY )、療育に関わる施設や医療機関で実際にどのようなことをされているのかを実際に拝見することは今後の施設間連携を考える上で非常に勉強になります。これからも徐々に範囲を拡げながら青森県内の様々な施設をお邪魔できればと思っています。
青森病院の皆様、本日はご多忙のところありがとうございました。
(文責 成育科 網塚 貴介)