先週は院内研修会で 接客向上委員会&Peace 代表の 石坂秀己さん をお招きして「ディズニー流人材育成研修」と題した研修会があったので参加してきました。
講師の石坂さんは東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドで働かれていた方で、我々の誰もが知っているようなアトラクションの数々にも関わってこられた方だそうです。今回の研修会は講演と言うよりも、参加者が実際にいろいろ体験してみる中で様々な気づきが得られるような内容でした。
最初は参加者が隣の人以外と手をつないで、それを何とかしてほどいてみると言うのをやってみました。人数が少ないうちは比較的簡単なのですが、人数が増えてくると急に難しくなります。
上手くほどけるとみんなで最後はハイタッチです。
こうした難題を目の前に出された時、思わず「え~!」とか「無理無理~」とか、つい口を滑らせてしまいがちです。しかし、その発言がそのチームが与えられた課題に対して結果を出すことを目指したものなら良いけれども、自分の感情を優先させてしまったのであれば話は違いますよね?あなたはどちらの方でその発言をしましたか?と言うことが問われていたと分かり、なるほどと唸ってしまいました。
次は笑顔の練習です。モデルさん達は笑顔の訓練をされているそうで、笑顔のためには目が月を横にしたような形になり、歯は上の前歯だけが見えて、できるだけ口角に近い方まで前歯が見えているのが重要だそうで、その点では女優の山田 優さんの笑顔が満点なのだそうです。
そこで、さっそく今回の研修会に持参することになっていた鏡の出番です。自分の顔をみながらできるだけこの満点の笑顔を目指します。端で見ているときっと異様な光景だったと思いますが、実はみんな真剣です。この笑顔を1分間持続させますが、これがなかなか大変で、顔の筋肉がつりそうになります。
こちらは二人がペアになって一人が目隠しを、もう一人が歩く道のりを声で示すということをやってみているところです。前半は目隠しをして、後半は目隠しを取るのですが、これは指示を要する状態とそうではない状態とを実体験してみる練習です。これもなにを目的としているかはやっている間は全く分からないでいましたが、なるほどと思いました。
最後にウォルト・ディズニーの言葉を紹介して下さいました。両方ともディズニー好きならもちろん知っている言葉ですが、これを病院と言う組織におきかえることで、患者さんにも同じようにできるように今回の気づきを今後に活かさなければと感じました。
研修会の終了後に石坂さんがご執筆された「 ディズニーランドで語り継がれる魔法の言葉33 」にサインをしていただき、ツーショットの写真も撮らせていただきました。早速教えていただいた笑顔のつもりですがいかがでしょうか?
石坂さん、とてもためになるお話しをありがとうございました。
これからの職場作りに今回学んだことを少しでも還元できればと思います。
以下に石坂さんのご著書をご紹介しておきます。
(ちなみにこの33と言う数字は、3の数字を横にすると有名なキャラクターの頭文字になるのだそうですがお分かりになりますか?)
(文責 成育科 網塚 貴介)