今年も 昨年に続いて アクセスランキングを出してみました。今年も英語版ページも含めてのランキングにしてみました。まず総アクセスビュー数ですが、2017年は90,392件と2016年の112,342件に比べて減少傾向でした。記事のアップ数が少なくなっている影響もあるのかも知れません。それでは以下に10位までのアクセスランキングをお示しします。
1位
2017年7月に「あいだクリニック」開院予定! (2017年4月18日、3,263件)

(クリックするとクリニックのホームページへリンクします)
今年の1位は当院小児科に勤務されていた會田久美子先生が、今年7月に青森市内で気管支喘息・食物アレルギーなどの「アレルギー」と「こどもの発達、こころ」について専門に診療する 「あいだクリニック」 のご開業を紹介した記事でした。10位にも「あいだクリニック」 関連の記事がランクインしています。
2位
SiPAP(英語版) (2014年1月30日、2,950件)

今年の2位は昨年1位だったインファントフローSiPAPの英語版が年間を通して安定したアクセスを記録しました。
3位
Babylog VN500 (Basic) (2,301件、2014年2月8日)
3位は2位に続いて英語版ページ にあるBabylogVN500(Basic)でした。これらは以前、NeonatalCareで連載していた「クセとコツをらくらくマスター 人工呼吸器フル活用マニュアル」の内容をそのまま英訳したものです。4年経った現在でも世界中からそれなりの件数のアクセスがあるようで、アクセス数自体は昨年よりも若干ですが上回っています。
4位
早産児の人工呼吸管理Part2 (1,880件、2014年5月14日)
4位は昨年も同じく4位だった早産児の人工呼吸管理Part2 が入ってきました。アクセス数も昨年よりも延ばしています。この後にも続きますが、早産児の人工呼吸管理シリーズは引き続き多くの方に読んでいただけたようです。

以下に早産児の人工呼吸管理シリーズをまとめておきます。タイトルをクリックするとリンク先へ飛びます。
早産児の人工呼吸管理Part1
皆さんに質問です その1 ~大人だと息を止めてもSpO2は急には下がらないのにどうして早産児の無呼吸では急激にSpO2が下がるのでしょうか?
早産児の人工呼吸管理Part2
皆さんに質問です その2 ~どうして早産児の無呼吸発作にただ圧をかけるだけのnasalCPAPが効くのでしょうか?
早産児の人工呼吸管理Part3
ところで「肺にやさしい呼吸管理」ってどうすればいいの?
早産児の人工呼吸管理Part4
それでは適切なPEEPはどのように設定すれば良いのでしょうか?~鍵は酸素の使い方にあります!
早産児の人工呼吸管理Part5
早産児の呼吸管理におけるFRC維持と自発呼吸の関係~適切な肺リクルートメントとバックアップ換気は?
早産児の人工呼吸管理Part6
VGとNAVA・PAVとの関係は?
5位
早産児の人工呼吸管理Part3(1,631件、2014年5月20日)

6位
新型人工呼吸器登場!NAVA(1,625件、2014年5月16日)
6位にはNAVA(Neurally Adjusted Ventilatory Assist)の記事が入ってきました。

7位
早産児の人工呼吸管理Part6(1,225件、2014年5月23日)

8位
早産児の人工呼吸管理Part5 (1,164件、2014年5月22日)

9位
Babylog VN500(Advance)(926件、2014年2月8日)
10位
「あいだクリニック」を見学させていただきました!
(794件、2017年8月14日)

以上、今年のアクセスランキングをまとめてみましたが、今年の特徴としては、まずは今年の大ニュースである 「あいだクリニック」 に関する記事が上位に入ってきました。発達障害のお子さんを数多く診療されている會田先生のクリニックには多くの方が関心を持たれていることがうかがえます。続いては2014年頃にまとめた 人工呼吸器の英語版ページ と 人工呼吸管理関連記事 に年間を通じてコンスタントなアクセスがあり上位に入っているのは昨年と同様の傾向でした。
来年も身近な話題をご紹介させていただきたいと思います。
新年まであとわずかですが、皆様、よいお年をお迎えください。
(文責 成育科 網塚 貴介)

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先週末の八千代医療センターでの講演 と同じ頃、横浜では 第4回新生児医療MMカンファレンス で新生児科の池田先生が12月16日(土)、17日(日)の両日、講演されました。以下、神奈川県立こども医療センター新生児科の豊島先生のブログ がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ からお写真を拝借してご紹介します。




初日は<内大脳静脈の揺らぎ波形>を早産児の脳室内出血の予防にどのように役立てていくかについての意見交換のシンポジウムがあり、池田先生は青森での揺らぎを活用して脳室内出血を撲滅したことを講演されてきました。


MMカンファレンス2日目 の17日には若手医師向けに人工呼吸管理に関しての講演と、それに続いて臨床工学技師の矢本さんと一緒に4台の様々な種類の人工呼吸器を実際に用いたハンズオンセミナーも行いました。この日は2時間半ほど話し続けたようです。



豊島先生のブログにもありましたが、この日は千葉県からの参加者もたくさんいらっしゃったのだそうです。千葉県の先生方は県内にいても横浜に来ても青森の取り組みを勉強にきて下さったことになります。同じ日に首都圏の別々の箇所で講演を依頼されるような日が来るとは本当に感慨深いものがあります。当院での様々な取り組みがこうしてさらに拡がって行ってくれればと思います。
(文責 成育科 網塚 貴介)

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この週末は第27回千葉県周産期新生児研究会にお招きいただき、「NICUにおける母子分離軽減~日本における問題点と可能性~」と題してお話しさせていただきました。

今回は東京女子医科大学八千代医療センターが会場で、会場は大勢の関係者の方で一杯でした。

当日の研究会は二つのシンポジウムが企画され、前半が産科関連の話題で前期破水、特に週数の早い段階での前期破水への対処をどうしたらよいかに関して、続いて後半は「母子アタッチメントのためにできること」に関してのシンポジウムでした。シンポジウムはいずれも各施設それぞれの取り組みや考え方を発表した上で、お互いの考え方に関して熱い議論がなされていました。千葉県の周産期医療の熱気を感じました。今回の講演ではシンポジウムに続いて当院における後期早産児への直母外出を中心とした取り組みと、昨年春にオランダで見学させていただいたOLVG病院のご紹介を中心にお話しさせていただきました。

研究会が終わった後、佐藤雅彦先生にNICUをご案内していただきました。この渡り廊下はコードブルーの2ndシーズンで藍沢先生が走ったのだそうです。

NICUの入り口です。患者さんのご家族が待機できる場所がありました。

こちらがNICUでここだけで15床で、NICUとしてはもっとあるのだそうです。

実は今回のお話しをいただく前から八千代医療センターのNICUは是非見学したいと思っていた施設でした。それは、この施設は近藤乾先生の時代から人工呼吸管理には非常に詳しい施設で、しかもその後を受け継いだ佐藤先生は今や若手新生児科医の中で人工呼吸管理に関しては国内で一二を競う先生だからです。そして、中でも気になっていたのがnasalCPAPの使い方でした。案の定!nasalDPAPの流量は10Lと高めなのに、どの患者さんも酸素濃度は21%!。この設定の患者さんが沢山並んでいる光景を当院以外で見ることはとても稀なのです。と、そもそも母子分離軽減の講演で来たのに呼吸管理の方で密かに盛り上がっておりました。

NICUと産科病棟を見学させていただいている最中に講演を聴いて下さった助産師さんから、当院での成績との違いに関してあれこれお話しさせていただきました。NICU入院中の母子分離軽減は施設によって背景がかなり異なりますので、なかなかそのまま真似すると言うのは難しいのですが、少しでもご参考になればと思いました。むしろ施設背景を越えて一緒に考えて行くことで見えてくるものもあるのかも知れません。
日も沈み、懇親会へ向かいます。

実は懇親会の一次会の写真は取り損なってしまったのですが、こちらは二次会の様子です。一次会は凄く大きな会場に100人ぐらいの参加者がいらっしゃいました。懇親会になってもまたお互いに熱く語り合っている姿が印象的でした。

今回、お声がけいただいた佐藤先生とのツーショットです。
佐藤先生、千葉県の皆様、今回は本当にありがとうございました。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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この週末は新生児科の池田先生が神奈川県立こども医療センターが主催の第4回MMカンファレンスに、私は第27回千葉県周産期新生児研究会にお招きいただき、それぞれ講演させていただく予定となっています。
池田先生は、MMカンファレンス初日に内大脳静脈の揺らぎに関して、2日目の日曜日には人工呼吸器Q&Aでもお話しの予定で、神奈川県立こども医療センターの豊島先生のブログ「 がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ 」でもご案内されています。



こちらの方は、今回の千葉県周産期新生児研究会は八千代市で開催予定で、「NICUにおける母子分離軽減~日本における問題点と可能性~」と題してお話しさせていただく予定です。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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あおもり母乳の会学習会 に続いて、夕方からは青森県周産期講演会が始まります。今回はまず尾崎先生の方から青森県における周産期医療のこれまでの経緯と現状に関してのお話しがありました。

続いて室月先生のご講演が始まります。今回は青森県から室月先生の宮城県立こども病院へ紹介された胎児治療例に関して話して下さいました。

ご講演の冒頭には、以前、当院産科で研修され、その後、室月先生のところで研究をされた室本先生のご紹介をされました。室月先生は今、東京の国立成育医療研究センターでご活躍されているそうです。

今回は 4年前の同じ青森県周産期講演会 に続いてのご講演でもあり、その時のこのブログ記事もご紹介下さいました。

今回のご講演では、双胎間輸血症候群に対するレーザー治療など、様々な患者さんの治療経験をご紹介して下さいました。室月先生はちょうど今、放送中の コウノドリ の監修もされており、表題スライドの随所にコウノドリを中心とした写真などを見せて下さいました。






講演会終了後の懇親会です。室月先生を介して仙台と青森の連携を感じた1日でもありました。

こちらは室月先生をホテルにお送りした後の三次会です。産科の先生方とお話しするのも久しぶりではありましたが、それにしてもみんなできあがっていますね。
室月先生、皆さん、大変お疲れ様でした。

(文責 成育科 網塚 貴介)

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