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成育科ブログ

2018.02.04

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先日ご紹介した 音楽療法セミナー’17 「子どもの笑顔を引き出すコミュニケーション~発達と感性」 が青森市内で開催され、午前部の講演と午後のシンポジウムでそれぞれお話ししてきました。

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当日はこの季節の青森市内としては珍しい晴天でした。
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会場入り口と配付資料です。
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今回の音楽療法セミナーを開催された青森音楽療法研究会の佐々木先生のご挨拶から始まります。
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午前中の講演は先日の 青森県立保健大学のペリネイタル講義(その2) 前段部分である、周産期医療とは?NICUとは?から始まって、家族を育てるNICUをドラマ「コウノドリ」の映像をたくさん交えながら解説してみました。そこでタイトルも「家族を育てるNICU」に加えて副題として「コウノドリ先生からの伝言」と、ちょっと大それたタイトルとしてみました。
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内容は、まずは神奈川県立こども医療センターの豊島先生のスライドを拝借させていただきました。この後も神奈川県立こどもの写真や豊島先生のスライドが度々登場します。
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こちらはドラマ「コウノドリ」での神奈川こどもでの撮影風景の写真です。
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今回参加された皆さんは小児の発達支援に関わる方達やこれから小児・周産期医療に関わることになるであろう学生さん達が中心でしたので、赤ちゃんがNICUに入院された時のご家族の気持ちをまずは少しでも知ってもらいたいと思いました。
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その材料として「コウノドリ」は非常に優れていますので、今回は「コウノドリ」の1stシーズンの第4話を中心にお話ししてみました。この第4話では在胎21週の妊婦さんが突然破水して受診するところから始まります。結婚して10年でようやく授かったお子さんで、なんとしても助けて欲しいとお父さんがコウノドリ先生にすがりつきます。しかも、人工妊娠中絶が認められているのは21週までなので、赤ちゃんを救命するか否かの結論を1両日中に出して欲しいとお伝えします。

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赤ちゃんを救命する方針で帝王切開で出生しますが、お父さんはそのあまりの小ささにほとんど言葉を失い、「お願いします」というのがやっとでした。
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NICUで今橋先生から赤ちゃんの今後のことに関してあれこれ説明がある中、お父さんの口から「この子にあれが何かしてやれることってないですか?」と問いかけます。この後、今橋先生はお父さんに保育器の中に手を入れて赤ちゃんに触ってみることを勧めます。このお父さんの言葉にこそファミリーセンタードケアの原点があると感じるシーンでもありました。
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ファミリーセンタードケアと言えばウプサラ大学NICUですので、ご家族をエンパワーするケアの考え方をウプサラ大学の動画を例にとってご紹介してみました。最後の方にスマホで見やすいようにQRコードも貼っておきました。
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こちらはコミックの「コウノドリ」でコウノドリ先生が「NICUは赤ちゃんの病気を治す場所ではありません」と話すシーンです。
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実はこの漫画のカットは以前東奥日報で連載していた 知って欲しい赤ちゃんのこと連載3回目「NICUは赤ちゃんが育つ場所」 で使わせていただいたカットでもあります。
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このカットはコミック「コウノドリ」のNICU編の最終回で、その最後に鴻鳥先生が「赤ちゃんと一緒に両親も成長させる場所なのかもしれませんね」と語るシーンなのですが、3回目の原稿はこの漫画が出版される前に締め切りでしたので、3回目の原稿の締めくくりと漫画の締めくくりが一致してしまったことに当時は驚いていました。「パクリ疑惑」を持たれそうですが、本当にこれは偶然のことなのです。

この場面はドラマでは今橋先生が取材に来た記者の方にお話しする場面で同じことを言っていました。
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この日の午前の講演では、NICUに入院した赤ちゃんのご家族が赤ちゃんと一緒に家族になっていく過程を中心にお話しさせていただきました。続いては、総合リハビリ美保野と子育て支援センター虹の澁屋先生からは言語聴覚士の視点からこどもが「わかる」と言うことに関してのお話しが、続いて音楽療法を専門とされている生野先生からは音楽療法の実際に関して、それぞれ午前の講演と午後のシンポジウムと続いてお話しして下さいました。詳細はまた次に続けたいと思います。

(文責 成育科 網塚 貴介)

(クリックすると東奥日報連載「知ってほしい赤ちゃんのこと」のバックナンバーへリンクします)

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