10月最初の週末は札幌市内で開催された日本小児神経学会主催の医療的ケア研修セミナーに参加してきました。
久しぶりに千歳空港に降り立つと目に飛び込んできたのがこの広告。「そう言われてもなぁ~」と心の中でつぶやきつつ札幌駅に向かいます。
札幌市内に到着し、早速、翌朝からの研修セミナーの会場のある北大構内を下見に行ってきました。かなり久しぶりの北大正門前です。
この辺は、大昔に浪人時代に北海道大学図書館に勉強しに来てた頃によく歩いていました。そんなことだから何浪もするんですが・・・。
有名なクラーク像です。
やっぱり北大構内はただただ広いです。
会場となる学術交流会館の会場を確認しました。札幌駅から歩いてすぐのところなので、駅周辺に宿泊していれば徒歩圏の非常に便利な場所でした。
前日の下見が終わって当日の朝、会場に到着しました。
今回の研修セミナーの会長は国立病院機構八雲病院小児科の石川悠加先生です。石川先生は札幌医大の先輩ですが、実は高校が同期で高校時代は隣のクラスでした。おそらく理数系の科目の時には同じ教室で授業を受けていたはずです。
当日の研修セミナーでは、午前の部では、呼吸補助を要するお子さんへの支援に関して、胃瘻の管理と注意点、作業療法士の先生からは呼吸・嚥下・消化管運動に配慮した学習環境の設定に関して、午後からは主に教育現場における学校看護師が話題の中心で、内容の濃いセミナーでとても勉強になりました。
研修セミナーが終わって石川先生とご一緒に。
今回のセミナーで、札幌市内の特別支援学校で、学校看護師さんが8名も配置されているとお聞きしてびっくりしていました。青森県内ですと、最も医療的ケア児の多い特別支援学校でも3名がやっとの状況です。実は、全国の特別支援学校で、どの程度の看護師配置が適正なのかに関して、さらにはどこの都道府県でどの程度の配置がされているかに関してまとまった情報がないことも、今回のセミナーで分かったのは大きな収穫でした。
石川先生、参加された皆さん、お疲れ様でした。
(文責 成育科 網塚 貴介)