超低出生体重児の急性期に尿カテを用いての尿測をしている施設は多いかと思いますが尿測はどのようにしているでしょうか?当院ではこれまでシリンジを布テープやマグネットクリップを使って保育器背面に貼り付けていましたが、どうも今ひとつの感が否めませんでした。そこでこんなものを作ってみました。
材料は、百均の洗濯ばさみ(3個入りで105円)、最強と言われるネオジム磁石4子入りで105円と、ホームセンターで売っている電源コンセントのカバー(1個168円)とコード留め具(10個入りで150円前後)です。これらを写真のように瞬間接着剤で取り付ければあっという間に完成です。コンセントのカバーの裏には金属の板が取り付けてあって、これ自体が磁石と引き合うので接着はさらに容易です。
完成するとこのような形になります。
これですと保育器背面がテープで汚れることもありませんし、接着力はこの4つのネオジム磁石のお陰で申し分ありません。
本当は閉鎖式のシステムが欲しいところですが、尿量の少ない超低出生体重児には良いものがなかなか見つかりません。もしご存じの方がいらっしゃいましたら情報をいただければと思います。