今年1-2月、当科スタッフ数名が大阪の総合周産期母子医療センターである高槻病院NICUを見学させていただきました。今日は夕方にその報告会が行われました。
当院のNICUでは赤ちゃん達のケア環境として、なかなか騒音がなくならないのが悩みの種です。そこでDevelopmental careの先端施設である大阪の高槻病院での見学を通して、当科の何が問題なのかを考えたいと言うのが当初の目的でした。
今日の報告を聞いていると、単に騒音の問題には留まらず、家族のケア参加を促していくFamily centered careなど、自施設と比べてみた時に多くの反省点が浮かび上がってきました。報告会はそのまま討論の場となり、今後の方向性に関してあれこれ話し合ったりしました。長年根付いた文化のようなものもありますが、他施設の見学を通して自施設をより客観的に眺めることのできる良い機会だったと思います。何とか今回の見学が今後の当科のケアのあり方を変化させるきっかけとなってくれればと思っています。見学させていただいた高槻病院の皆様に心より感謝申し上げます。