昨日、平成26年度厚生労働科学特別研究事業「持続可能な周産期医療体制の構築のための研究」の第2回公開研究会が東京で開催されたので参加してきました。これまでは地域産科医療体制の確保を中心テーマとして検討されて来たそうですが、今回は専門領域間、職種間の「連携」をテーマとし、新生児医療連絡会との共催で開催されました。
特にトップバッターである関西医科大学小児科の金子一成先生のご発表後の質疑では、全国各地からの新生児科の先生方が次々に発言され、座長の海野先生のご高配もあって予定時間を大幅にオーバーする過熱ぶりでした。
かく言う自分もその一人で、一つは今後少子化の進行により低出生体重児の減少も必至であること、さらにその減少は地方で先行するので、周産期学会や小児科学会の重鎮の先生方は大都会の先生が多いので、恐らくそのことにはなかなか気がつかないのではないか?、そしてそのことが地方と都会での問題意識の乖離を産むのではないかと言う懸念をのべさせていただきました。
もう一つは、議論の途中で当直回数の話になったので、恐らく今回の参加者の中で最も回数をこなしているであろう立場から、なぜ50代半ばにもなって4-5日ごとの当直そしているのか?それは若者を国内留学させるためであることを述べました。ここで、本当はこの十数年で当直回数が1000回に達したこと、今年中に1095回、すなわち当直回数だけで丸3年になろうとしていることを言おうと思っていましたが、言い忘れてしまいました。まあこれはご愛敬です。
公開研究会の終了後、ちょっと時間があったので神奈川県立こども医療センターの豊島先生と東京駅の居酒屋で久しぶりにゆっくりとお話しすることができました。2年間お世話になった川村先生のこと、春からお世話になる伊藤先生のことはもちろん、その他、色んなお話しをさせていただき、とても楽しいひとときでした。
豊島先生をはじめ、参加された諸先生、お疲れ様でした。