今週の月曜日は市内にある青森県総合学校教育センターで平成27年度就学事務研究協議会が開催され、「障がいを持つお子さんへの支援の現状と課題~特に周産期医療の観点から~」と題してお話しさせていただきました。
内容は先日の青森県重症心身障害児(者)を守る会研修会でのお話しとほとんど一緒なのですが、今回は県内の特別支援の先生方がたくさんいらっしゃっると言うことで、普段、低出生体重児で生まれたお子さんのフォローアップで悩んでいることなども盛り込んでお話しさせていただきました。
特に今回、お話ししたかったのは下の図です。極低出生体重児の場合、新版K式発達検査は1歳半~2歳頃から始まります。3歳からは修正をしないで満年齢での評価となります。ここで、先日も東奥日報の連載で 「早産で早生まれの「飛び級」」 として取り上げたように、就学前まで毎年発達検査・知能検査を行っていくわけですが、早生まれのお子さん達は満6歳の検査をする頃には就学先が既に決まってしまっています。なので、就学をどうして行くかに関しての相談はその前の年までに考えておく必要があります。そのお子さんによっても状況は変わりますが、若干発達が遅れ気味のお子さんの場合、就学に際しての準備は就学の前々年あたりから始めることをお勧めしています。
細かいことを書き出すときりがないのですが、こうしたことを医療機関だけで悩まず、できれば教育関係機関との連携の道を今後探って行ければと考えています。青森県教育庁の皆様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。