先日もご案内しましたが、米国で新生児のナースプラクティショナー(NP)としてご活躍中で、 2011年に青森市で開催したカンガルーケアミーティング の際にもお越しいただいたエクランド源稚子さんが、この度、ご講演のために青森市までお越し下さいました。
今回のご講演では米国の看護と医療や新生児専門NPへの道と米国NICUでのハイフローセラピー(High-flow nasal cannula (HFNC)therapy)事情に関して幅広くお話しして下さいました。
米国における新生児NP(NNP)が確立されるに至る過程を歴史的背景からお話しして下さいました。研修医は数ヶ月毎に移動するけれども新生児ナースは異動がないので、NNPへの動きは必然だったようです。医療の質を追求したからこそ、その必然としてNNPが誕生したのですね。
しかし、そのNNPも平均年齢が50歳に近づいており、上の年齢層の方達がリタイアするのを補うだけの若手NNPはなかなか育ってきていない悩みもあるそうです。
医療ニーズも変化しており、若い看護師さんにも広い視野と勇気を持って新しい世界にチャレンジして欲しいと言う思いが伝わってきます。エクランドさんならではのお言葉ですね。
このスライドの写真は、前回、カンガルーケアミーティングで青森市に来ていただいた時に、エクランドさんご自身が浅虫温泉の夕陽を撮影されたものです。このスライドをいつもご講演の最後に今でも使われているそうです。
懇親会を終えての集合写真です。
今回は若手の看護師さんも大勢参加していたので、一人でもそうした思いを引き継いで欲しいと感じました。 エクランドさん、ありがとうございました。
(文責 成育科 網塚 貴介)